2005年(平成17年) 11月14日 月曜日
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伊志嶺氏が初代市長に/下地氏に413票差
宮古島市長選
市町村合併に伴う宮古島市長選挙の投票が十三日行われ、即日開票の結果、革新系無所属で旧平良市長の伊志嶺亮氏(72)=社民、社大、共産、民主、自由連合推薦=が、保守系無所属で旧城辺町助役の下地敏彦氏(59)=自民、公明推薦=を退け、宮古島市の初代市長に当選。伊志嶺氏は平良市長を合わせると四回目の当選となった。来年十一月の県知事選挙の前哨戦第一弾と位置付けられた今回の選挙だったが、県政奪還を目指す「反自公」勢力が増幅した形で、稲嶺県政が支持する下地氏を小差で退けた。当日有権者数は四万二千百五十七人で、投票者数は三万六千百九十五票、投票率は八五・八六%だった。
今回の選挙は平良、城辺、伊良部、下地、上野の五市町村の合併に伴うもので、この中で唯一の革新首長だった伊志嶺氏は六月に出馬を表明。運動を先行させた。下地氏は保守系の選考作業が手間取ったこともあり、出馬表明は八月中旬にずれ込んだ。
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新議員28人決まる/宮古島市議選
市町村合併に伴う宮古島市議会議員選挙(定数二十八)は十三日、市長選挙と同時実施となり、即日開票され、新しい議員の顔ぶれが次々と決まった。市長選挙で当選を決めた伊志嶺亮氏を支持することを表明している当選者は十一人で、過半数に届いていない。これまで中立的な姿勢を取ってきた当選者が二人いるが、現状では伊志嶺市政は少数与党となり、厳しい議会運営を迫られそうだ。 |
☆ 投票率は85・86%/市長・市議選
五市町村合併後初の宮古島市長選・同市議会議員選の投票率は八五・八六%を記録した。新市のかじ取り役の市長や市議の同時選挙とあってか、市民の高い関心が示された結果となった。 今回の選挙は、選挙区と有権者数の拡大、さらに初の同時選で立候補予定者や支持者らも手探り状態に。市民と候補者が遠い存在となることで、関心が薄まり投票率の低下も懸念されていた。 七日から十二日まで行われた期日前投票では、有権者の約三割となる一万二千五百八十二票が入った。 このうち、上野地区は期日前投票が有権者の五割を超え、伊良部地区も過半数に近い数字になるなど、郡部二地区での関心の高さや活発な集票活動が数字となって表れた。 本紙が八日に実施した世論調査では八五・四%が「関心がある」と答えていた。 |
☆ 追い風受け、伊志嶺氏当選/保革の枠組み流動化へ
■解説 |
☆ 防災フェアーに大勢の親子連れ/市消防本部
☆ あふれる熱気と笑顔/演目多彩な宮工体育祭
「ミドゥンもビキドゥンも団結だ 走れ 跳べ 果てしなく」をスローガンに、県立宮古工業高校(兼島信雄校長)は十二日、同校グラウンドで第十四回体育祭を行った。この日のために練習した華やかな踊りや趣向を凝らした演目を披露し、応援に訪れた家族らを喜ばせた。 |