200平成17  1113曜日

きょう投開票最大動員で運動打ち上げ

宮古島市長選

伊志嶺 亮氏(72)
社民、社大、共産、民主、自由連合推薦
下地 敏彦氏(59)
 自民、公明推薦
 

 市町村合併に伴う宮古島市長選挙は十三日、投票が行われ、即日開票される。立候補しているのは革新系無所属で前平良市長の伊志嶺亮氏(72)=社民、社大、共産、民主、自由連合推薦=と、保守系無所属で前城辺町助役の下地敏彦氏(59)=自民、公明推薦=の二人。両候補は十二日夕、支持者を最大動員して打ち上げ式を行い、七日間の運動を締めくくった。投票は午前七時から市内二十二カ所の投票所で行われ午後六時(大神島は午後四時、宮古南静園は午後五時)で締め切られる。開票は午後八時ごろから宮古島市中央公民館で行われ、午後十時前後には当落が判明する見通し。市選管がまとめた有権者数は今月十二日現在で四万二千四百三十四人。

 今回は平良、城辺、伊良部、下地、上野の旧五市町村が合併して初めての市長選挙で、新市・宮古島市のリーダーを選ぶ大きな節目。また来年秋の県知事選に向けた前哨戦の第一弾と位置付けられている。
 選挙運動最終日の十二日、両候補は支持者を伴って島内をくまなく回り、支持拡大に奔走。夕方には支持者を最大動員して打ち上げ式を行い運動を締めくくった。
 伊志嶺氏はこの日、池間島を皮切りに城辺、上野、下地、市街地の順に遊説を行い、午後五時からは市内下里の選対事務所前での打ち上げ式に臨んだ。打ち上げ式では、県内革新政党の代表や下地幹郎衆院議員、連合沖縄の狩俣吉正会長、伊波洋一宜野湾市長らが登壇、伊志嶺氏への支持や反自公勢力の結集などを訴えた。
 伊志嶺氏は「今回の選挙は、五市町村が合併した宮古島市の出発点。市民のためにどういう宮古島市をつくっていくか大事な時期だ。しっかりと皆さんの声を聞き、素晴らしい宮古島市づくりに取り組んでいきたい。未来の子供たちのためにも平和で豊かな宮古島市をつくりたい」と訴えた。
 下地氏は西銘恒三郎衆院議員、山際大志郎衆院議員を伴って、島内全域を回った。午後六時すぎから市内下里公設市場前で行われた打ち上げ式では、仲村正治衆院議員、公明党県本部の糸洲朝則代表、嘉数昇明副知事らがマイクを握り、集まった支持者や道行くドライバーらに下地氏への支持を訴えた。
 下地氏は「今選挙の争点は経済を活性化するか、平和を取るかの選択だ。県政に反対している相手陣営はどうやって自立への事業を導入するのか。若い人たちの働く場所をつくるためには国、県と太いパイプで結ばれていなければならない。一日も早く不況を脱出させる」と訴えた。

  伊志嶺 亮(いしみね・あきら)1933(昭和8)年1月19日生まれ。伊良部字佐和田出身。57年岡山大学医学部卒。琉球政府立南静園長、宮古保健所長、宮古病院長などを経て、64年に伊志嶺医院開業。94年に第16代平良市長に就任し、3期務める。

 下地 敏彦(しもじ・としひこ)1945(昭和20)年12月10日生まれ。平良字下里出身。68年琉球大学理工学部生物学科卒。同年農林局水産部漁政課漁政係に採用され、農林水産部次長、県宮古支庁長などを経て02年に退職、同年10月城辺町助役に就任(05年8月退職)した。

 

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28議席めぐり激戦/市議選もきょう投開票

 

  市長選挙と同時実施となった宮古島市議会議員選挙は十三日、投票が行われ、即日開票される。市議選も五市町村の合併に伴うもので、定数二十八に対して四十八人が立候補し激しい集票合戦を繰り広げてきた。
 立候補しているのは届け出順に富永元順(52)、池間雅昭(55)、砂川明寛(45)、新城啓世(58)、富浜浩(61)、川満俊夫(61)、真榮城徳彦(56)、上地博通(55)、下里茂博(63)、下地博盛(55)、下地明(63)、友利雅巳(45)、与那覇昭雄(60)、与那覇タズ子(68)、宮城英文(63)、福井亮(32)、池間豊(54)、松原信勝(66)、棚原芳樹(42)、亀浜玲子(51)、垣花健志(55)、古波蔵小夜子(53)、與那嶺誓雄(55)、友利盛良(48)、平良隆(55)、仲間明典(52)、下地智(47)、新里聡(53)、洌鎌敏一(41)、池間健榮(50)、豊見山恵栄(55)、友利恵一(67)、佐久本洋介(58)、下地秀一(55)、上里樹(47)、山里雅彦(44)、前川尚誼(52)、松川寿雄(54)、砂川盛栄(54)、友利光徳(55)、東風平恭子(33)、宮国博(60)、新城元吉(64)、嘉手納学(40)、友利隆雄(52)、中村靖(31)、友利武雄(71)、大里進(54)の四十八氏となっている。
 候補者の内訳は、旧五市町村の前職は平良が十八人。城辺が七人、伊良部が四人、下地が二人、上野は三人となっている。そのほか、元職は三人。新人は十一人となっている。
 所属別では、無所属が最も多く四十人で自民党が二人、公明党二人、民主党二人、社大党一人、共産党一人となっている。



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1万2千人が投票済ませる/市長・市議選/有権者の29.65%

 きょう十三日に投開票される宮古島市長選挙と同市議会議員選挙の期日前投票は、最終日の十二日までに一万二千五百八十二人の投票があった。同日現在の有権者四万二千四百三十四人のうち29.65%が投票を済ませたことになる。きょう十三日の投票所は同市各支所など二十二カ所。投票時間は午前七時から午後六時(大神島は午後四時、宮古南靜園は午後五時)まで。開票作業は午後八時から同市中央公民館で行われる。
 同市選挙管理委員会によると、各地区の投票状況の内訳は▽平良本庁舎=五千八百九十人▽城辺支所=二千百十一人▽伊良部総合支所=二千三百八十六人▽下地支所=八百九十九人▽上野支所=千二百九十六人―となっている。

写真説明= 期日前投票を行う有権者=12日、宮古島市役所

 

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大勢の市民で活気/まちなかフェスタ

  「見て楽しむg参加して楽しむgまちなかフェスタ05j宮古島市誕生祭歩行者天国」(主催・同フェスタ実行委員会、共催・西里大通り商店街振興組合)が十二日、同市平良の西里通りで行われた。大勢の市民が訪れ、活気にあふれた。子供から大人までが趣向を凝らした多彩なイベントを心ゆくまで満喫した。
 同フェスタは、活気ある街中を再生し、市民のシンボルとすることを目的とした国土交通省の社会実験「にぎわいといやしのまちなかストリート活用事業」で実施された。今回は宮古島市誕生を記念して開催。
 この日の午後五時、車両は通行止め。歩行者天国の幕開けと同時に、宮古高校吹奏部が美しい音楽を演奏しながらパレード。花園保育園の園児たちがハロウィーンの仮装で続いた。沿道には大勢の親子連れが陣取り、壮観なパレードに大きな拍手を送って盛り上げた。
 「スポーツ」や「道いっぱいクレヨン落書き」「ちびっこのど自慢」「歌・三味線」などのコーナーは、子供たちが主役。各コーナーとも大勢の人だかりでにぎわい、歓声と笑顔に包まれていた。

写真説明=子供から大人まで楽しんだまちなかフェスタ=12日、平良の西里通り

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宮古代表が合同練習/県民体育大会男子バレー

 第五十七回県民体育大会男子バレーボール競技に出場する宮古代表チームの合同練習が十二日、宮古島市上野体育館で行われ、今月二十六日に行われる同大会に向け、コンビネーションなどを確認した。初の試みとして今回、宮古バレーボール協会が伊良部高校、宮古高校の男子バレーボール部も招きゲーム形式で対戦するなど、熱のこもった練習となった。宮古代表は国体県代表として九州ブロック大会に出場した五人を含む十二人で構成され、好成績が期待される。十一日から合同練習に入りきょう十三日まで、チーム戦術などをチェックする。
 十二日の練習では、春の高校バレー全国大会に出場した伊良部高校の三年生、OBで構成するチームと宮古代表が対戦し、白熱の試合を展開した。
 宮古代表チームの下地淳市主将は「ゲームを重ねるごとにチームがまとまってきた。本番では一試合ずつ自分たちのバレーをすれば上位を狙える」と意気込みを示した。
 下地昌鉄監督は「まだ六分ぐらいの出来。各選手のポジションを確認しながら、仕上げていきたい」と意欲を見せた。初の試みとなった高校生との対戦については「代表チームにも高校生にも良い刺激になる。また、彼らにも将来の宮古代表チームを担ってもらいたい」と話した。
 宮古バレーボール協会の本村博昭会長は「去年は三位だったので、それ以上を目標に頑張ってほしい」と期待を込めた。
 バレー男子の宮古代表は次の通り。(敬称略)
 【監督】下地昌鉄【コーチ】上地堅司【選手】▽下地淳市(主将)▽浜川雄▽平良憲亮▽佐和田貴希▽川満和也▽諸身謝尚▽久貝健悟▽米田恵一郎▽久貝智昭▽下地将一郎▽漢那正太▽砂川晃也


写真説明=高校生との練習試合など熱のこもった練習をこなした宮古代表チーム=12日、宮古島市上野体育館

 

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