2005年(平成17年) 11月11日 金曜日
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宮古島市長・市議選/各候補一斉に追い込み
ポイント演説で支持訴え 投開票まであと2日
十一月十三日投開票の宮古島市長選挙と同市議会議員選挙まで残り三日となった十日、両選挙の各候補者は三日攻防のスタートを切った。市長選に立候補している伊志嶺亮氏(72)=社民、社大、共産、民主、自由連合推薦=と下地敏彦氏(59)=自民、公明推薦=は市街地を中心とするポイント演説で自らの政策を強調しながら支持を訴えた。今回の市長選は、今後の県内政局に影響を与えるとあって街頭には国会、県議会議員らが応援演説に立つなど日増しに盛り上がりを見せている。二十八議席をめぐる市議選も有権者の関心を集めており、投開票日に向けてさらに熾烈な攻防戦が展開されそうだ。 市長選に立候補している伊志嶺氏は十日、當間盛夫県議や狩俣信子県議らとともにポイント演説を行った。市内スーパー前の演説で伊志嶺氏は「相手候補は県や国との太いパイプを強調しているが、今は状況が違う。地方が立案して計画を立て、市民との対話でしっかりとしたものを築き上げ、国や県に上げていく自立型の行政が新しい自治体の姿」と自立型の経済を強調。その上で「行政と市民が共に汗を流していくことが大切だと思う。島や人、文化、モノのブランドづくりを進めたい」と述べ政策実現に意欲を示した。
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☆ 宮古島市長選・候補者インタビュー
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☆ 水納島との連絡船整備要望/県宮古支庁との行政連絡会議
【多良間】二〇〇五年度県宮古支庁・多良間村行政連絡会議が九日開かれ、多良間村発展に向けた県の主要事業説明と互いの意見交換を行い、県は村の要望内容について県の方針を説明した。多良間島と水納島を結ぶ連絡船の整備について県は理解を示した上で、「連携を密に調整を図っていきたい」と回答した。 現在、多良間島と水納島は個人所有の漁船タイプの五dの船が不定期で運航している。村側は水納島の肉用牛の生産基盤が進んでいる上、島全体が観光地であることを挙げ連絡船の就航を要望した。 また、一九八一、八二、八三年に建設した三棟(十二戸)の村営住宅が老朽化のため、県営団地の建設を訴えた。 県側は、水納島との連絡船就航について船の大型化も含め検討する姿勢を示した。県営団地建設については「現在、用地取得済みや建て替えを除き、新規の団地建設を行わない方針」と答え、理解を求めた。 同会議は、多良間村の自立発展に向け、県宮古支庁と多良間村の二〇〇六年度以降の事業内容を説明し合うとともに、多良間村からの要望事項について意見交換を行い、地域の発展を目指すため開かれた。 多良間村の要望は次の通り。 ▽海岸漂着ごみ対策▽多良間島と水納島との交通体系の整備▽前泊港のバース整備▽前泊港の貨物一時保管庫の整備▽普天間港と前泊港の港口の拡張▽公営住宅の建設▽土地改良ほ場整備事業▽農業用貯水池の整備▽国営土地改良事業▽農業集落排水事業▽道路整備▽畜産環境保全施設整備事業の実施▽畜産担い手事業宮古第三地区(仮称)の実施▽サトウキビ生産機械化一貫体制の確立▽中層魚礁の設置▽多良間漁港の航路拡張▽多良間漁港沖防波堤の設置▽自動車リサイクル法施工前の廃自動車再資源化のための支援 |
☆ 郵政公社が弁済へ/自治会も総会で受け取り承認
☆ 福里保育所園児が防火パレード/秋季火災予防運動
☆ 伝統工芸など学ぶ/63人が29事業所で「社会人」体験
県立伊良部高校(下地義雄校長)の二年生を対象とした二〇〇五年度職場体験実習が、九日から三日間の日程で始まった。六十三人が病院や保育園、書籍販売店など二十九事業所で社会人としてのマナーや仕事内容などを学び、卒業後の進路に役立てる。 |