2005年(平成17年) 11月3日 木曜日
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下地島空港の軍事利用・回答者全員が反対/
市議選立候補予定者アンケート調査(本紙)
☆ 直売所を通年開催へ/ファーマーズマーケット
十二月下旬にオープンするJAおきなわ直営の農産物直売所「ファーマーズマーケット」が当初の土、日、祝祭日開店から通年開催(週一休)になる見通しだ。二日、JAおきなわ宮古地区事業本部農民研修センターで開かれた生産者対象の説明会で、宮古地区営農センターの川上政彦センター長が報告。「土、日曜日だけの販売では生産者が販売しづらい」などと説明した。説明会には約百二十人が参加し、地元生産、地元販売の魅力に高い関心を示した。同店は農民研修センターを中心に開店、年間の販売額は三億円を目指す。 島の生産者が島で収穫した農産物を納品し、価格も自分で決めるファーマーズマーケットは地元生産による「新鮮さ」と生産者の顔が見える「安心感」、「安さ」が売りだ。JA拠点の主な直売所は全国で約二十店舗あるが、県内では糸満市の「ファーマーズいとまん」だけ。同店の売り上げは年間五億円にも上る。 説明会ではJA直営のファーマーズマーケット開店にかかわっている地域社会計画センターの鹿島直昭さんが同マーケットについて説明。鹿島さんは「地元の消費者で成り立つマーケットでなければならない。観光客を当て込むようなやり方では成り立たない」と指摘。その上で▽消費者が求めているものを作る▽他力本願の意識を変え、自己責任で作目、作付面積、売値を決める▽売れる時間帯を考えて出荷する▽消費者が商品を選ぶ基準を考え工夫する―などと出荷の心構えを促した。 質疑応答では「離島で直売所運営をやっていけるのか。宮古島は消費者も少ない」との疑問の声も。これに対し、鹿島さんは「十分にやっていける。赤字は出ない」と答えていた。 説明会後、出荷希望生産者の受け付けがあり、この日は約三十人の生産者が申し込みを済ませた。 直売所に出荷を希望する生産者(原則としてJA組合員)はJAと契約しなければならない。契約した生産者は農産物を納品し価格も自分で決める(下限は調整)。直売所への手数料は売り上げの一五%で、売れ残った品物は生産者自らが引き取る。納品された農産物は直売所が販売を行い、注文があれば島内だけでなく沖縄本島や県外にも発送する。詳しくはJAおきなわ宮古地区営農センター(電話72・4588)まで。 写真説明・約120人の農産物出荷希望者が参加し関心の高さをうかがわせた説明会=2日、JAおきなわ宮古地区事業本部農民研修センター |
☆ ミヤコオカチグサガイ/宮古島固有種が絶滅
☆ 黄色い花咲く/ヒメノアズキ
☆ 宮古関係2人晴れ晴れ/05年 秋の叙勲
【那覇支局】政府は三日付、二〇〇五年秋の叙勲受章者を発表した。県内からは四十三人、このうち宮古関係では二人が受章した。功労概要は地方自治功労、教育研究功労となっている。受章した二人はそれぞれ受章を喜び、地域や関係者に感謝の意を表した。
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☆ 宮里久男さん(城辺)が受賞報告/社会教育委連