200平成17  1023曜日

銀座で宮古島フェア/宮古島市誕生記念でわしたショップ

 【東京で菊地優子記者】市町村合併で今月一日に新市・宮古島市の誕生を記念して、宮古島の特産品を広くPRする「宮古島市誕生記念宮古島フェア」が二十二日から東京都中央区銀座の銀座わしたショップで始まった。三十一日まで。初日は、生鮮食品を含む加工品など合わせて二百の商品が店頭に並び、雨天にもかかわらずたくさんの人が宮古島の商品を買い求めた。
 「宮古島を味わいにんみゃーち」をテーマに旬の特産物としてパパイアや海ブドウ、パーラーでは雪塩アイス、ドラゴンフルーツシャーベット、削りたてのかつお節販売など多岐にわたって宮古島がPRされた。
 同ショップの前幸地祐司主任は「地域を特定してここまでやったのは初めて。九割近くが今まで東京で販売したことのない商品。どんどんPRしてリピーターを増やして宮古の商品を定番化させたい」と意気込みを語った。奥原鰹節店の奥原初枝さんは「試食をしたり手に取ったらすぐに買い求めていく。良い物は分かるはず」と自信あふれる様子。江東区から来た五十代の主婦は「妹が宮古に住んでいたのでそのころよく送ってきてくれたものがある。懐かしい味」となまり節などを買い求めた。二十代のカップルは「沖縄県のショップがあると聞いてのぞいてみた。旅行気分で楽しい。宮古島の商品を見るのは初めて」と興味深げに手に取っていた。
 同ショップでは随時宮古島から直送の野菜など新鮮な商品を店頭に並べる予定。
 同ショップの所在地は東京都中央区銀座一の三の九 実業之日本社銀座ビル一階。問い合わせは(電話03・3535・6991)まで。

 写真説明(上)・初日から多くの買い物客でにぎわった=22日、東京都銀座のわしたショップ

 写真説明(下)・太鼓や民謡で宮古島フェアをPRした

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若い力が躍動、11競技で熱戦/地区高校新人体育大会

 二〇〇五年度宮古地区高等学校新人体育大会(主催・宮古地区高等学校体育連盟)が二十二日、宮古地区の各高校などで行われ、一、二年生の新戦力が十一競技で熱戦を展開した。
 同日行われたのは、バレーボール、バスケットボール、ハンドボール、バドミントン、柔道、剣道、テニス、卓球、ソフトテニス、ゴルフ、水泳の十一競技。今大会は三年生が競技を終え、一、二年生のフレッシュな顔ぶれが主体となって出場する最初の大会とあって、選手たちは真剣な表情で練習の成果を披露した。各会場とも応援の生徒や父母らが訪れ、プレーに一喜一憂する姿が見られた。

 写真説明・テニス競技で、強烈なサーブを放つ選手=22日、市営テニスコート
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10月の降雨、平年の2割/キビに立ち枯れも

 宮古島は今月に入ってから、雨の少ない日が続いている。十月一―二十一日までの宮古島市平良の降雨量は、平年値一七四・二_と比べ約一八%の三一・五_しか観測されていない。スプリンクラーの未整備のサトウキビ畑は深刻な状況で、宮古島市上野字新里のキビ畑では立ち枯れ現象が二十二日、確認された。宮古島地方気象台では「向こう一週間は、まとまった雨は望めない」と予測している。
 同気象台によると、今月一―二十一日までの降雨量は、▽平良三一_、▽城辺一六_、▽伊良部二七_、▽多良間村八一_―。
 少雨傾向が続く中、スプリンクラーが整備されているキビ畑では、朝夕計二回稼働させている。スプリンクラーがフル稼働のキビ畑では、キビは青々と成育。
 一方、スプリンクラーが未整備のキビ畑では、生産農家らはかんがい用水の確保に追われている。軽トラックに積んだ水タンクを満タンにし、ホースを使ってキビへ撒水している。
 キビ生産農家の伊志嶺喜徳さん(70=野字名加山=は「私のキビ畑にはスプリンクラーは無い。雨が少ないのでキビの成育が心配だ」と話し「恵みの雨がほしい」と、空を仰いでいた。
 沖縄気象台は、沖縄本島や久米島、大東島などに少雨情報を出している。今後、宮古で少雨傾向が続いた場合は、同情報が発表される可能性がある。

 写真説明・小雨傾向でキビの立ち枯れ現象が確認された=22日、上野字新里

 

多良間村長選は有効/前村長側申し立て棄却・県選管

 【那覇支局】県選挙管理委員会(阿波連本伸委員長)は二十一日、六月十九日に行われた多良間村長選挙で敗れた兼濱朝徳前村長後援会が選挙の無効を訴えていた審査の申し立てを棄却した。
 申立人らは、▽開票した投票数が投票者の人数より一票多く、有権者以外の物が投票したかあるいは二重投票の疑いがある▽村委員会は不在者投票者に対し、朱書きされた内封筒に投票用紙を入れて送付したが、開票された内封筒に朱書きではなくコピーされたと思われる黒色で印字された内封筒が存在した―などの理由で七月十九日、これを不服として県選管委に対し本選挙を無効とする裁決を求め審査の申し立てをした。
 県選管は、▽本選挙における六月十六日分の期日前投票者数が百五十八人ではなく、一人多い百五十九人であったことが投票所入場券で確認され、本件選挙の投票者数と開票結果は完全に一致する▽黒文字がある内封筒については、村選管が用意した赤文字の一般用と黒印字の郵送用のうち、郵送用が誤って有権者に渡ったもの―として同後援会の申し立てを棄却した。

 

光の村養護学校、恒例のトライスタート/きょうはバイクに挑戦

 高知県と埼玉県から来島している光の村養護学校のトライアスロンが二十二日からスタートした。初日は下地地区の前浜ビーチでスイムに挑戦。十二人の生徒たちが三`や二`などそれぞれの体力に合わせたコースを泳ぎ切った。
 会場では同校の教諭や父母らが競技を見守り、生徒たちに声援を送った。
 きょう二十三日にはバイク(一五五`)、あす二十四日には、ラン(四二・一九五`)を行い、これまでの練習の成果を発揮し完走を目指す。
 スイム競技は午前九時半にスタート。風が強くやや曇りの天気となったが、生徒たちはこれまでの練習で身に付けた泳力を確かめるようにコースに沿って泳ぎ、ゴールを目指した。折り返し地点などコースの各所では教諭らが生徒の安全のために待機し、一人ひとりに声を掛け背中を後押しした。
 冨原一馬君は力強いフォームで三`を泳ぎ切り一位でゴール。「風が強くて疲れたけど上手に泳げた。次は自転車を頑張りたい」と意気込みを見せた。
 バイク競技は一五五`と一三五`のグループに分かれ、宮古島東急リゾート駐車場をスタート、宮古島市総合体育館をゴールとした宮古島を一周するコースで行う。午前六時半スタート。

 写真説明・これまでの練習の成果を確かめるように泳ぐ生徒たち=22日、下地地区前浜ビーチ


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