2005年(平成17年) 10月16日 日曜日
☆ 当選ラインは650―700票か/「地縁血縁票」流動的に
過去のデータで市議選展望
宮古島市の市議選(定数二十八)は十一月十三日に市長選と同日に実施される。十五日現在で四十六人が立候補を予定し、各陣営とも合併により拡大した選挙区と増大した有権者への対応に苦慮している。各予定候補者とも当選ラインの票読みに躍起だが、ここにきて上位当選者がある程度の票を獲得するとの予想から当選ラインは六百五十―七百票程度になるとの見方が予定候補者の間でも聞かれて始めているが、四万二千人を超える有権者に対して立候補予定者四十六人の条件面だけでは漠然としているとして各予定候補者とも当選ラインの設定には現在も苦慮している。新しい構図で行われる今回の市議選は、旧五市町村の選挙時に基礎票の大きな比重を占めていた従来の「地縁血縁」票が選挙区の拡大で薄れる部分もあり、当選ラインをクリアするにはさらに新たな票の掘り起こしも必要となっている。
■ 投票率 ■ 立候補予定者 ■ 展望 |
☆ トゥリバーが大賞受賞/地域活性化するデザイン
「水辺のユニバーサルデザイン大賞2005」
【東京】「水辺のユニバーサルデザイン大賞2005」(主催・特定非営利活動法人ユニバーサル社会工学研究会)が十五日、千代田区の日本大学駿河台校舎で行われ、平良港コースタルリゾート計画(トゥリバー地区整備)が大賞に選ばれた。同賞では、応募作品から優秀賞の五団体を選び、今回さらにプレゼンテーション審査で大賞を決定した。宮古から沖縄総合事務局平良港湾事務所の前原弘海所長ら三人が参加し、約二十分のプレゼンテーションと質疑応答を行った。
審査員は日本大学理工学部海洋建築工学科の近藤健雄教授をはじめ、日本の都市デザインや都市環境のスペシャリストら八人が務めた。発表を主に行った宮古島市役所建設部港湾課の与那覇正永さんは「まさかと思ったので、頭が真っ白になった。この結果を糧にますます頑張っていきたい」と述べた。 同賞はユニバーサルデザインの基本コンセプトに「超高齢社会における安全、快適でより高質な社会基盤の向上、地域の活性化に寄与すること」を目指し、社会が求める「水辺のユニバーサルグッドデザイン」を募集した。 写真説明=高く評価されたプレゼンテーション=15日、東京・日本大学 |
☆ 60人が歩いて健康づくり/県スポレク祭・合併記念ウオーク
第八回県スポーツ・レクリエーション祭の一環として宮古島市合併記念ウオーク大会(主催・県、宮古島市など)が十五日、来間大橋を往復するコースで行われ、ウオーキング愛好者約六十人が健康づくりに励んだ。沖縄歩こう会の会員十三人も本島から参加。雨交じりの北風が吹く悪天候となったが、参加者たちは一歩一歩着実にゴールを目指した。宮古島市役所福祉保健部では、現在宮古全体を網羅したウオーキング組織がないため、市民の健康増進のためウオーキンググループを発足させていく考え。
県スポーツ・レクリエーション祭は、県民の関心と意欲を高めるため日常生活の中にスポーツ・レクリエーション活動を定着させ心豊かな県民の育成を図ることが目的。県知事を実行委員長に、本島を中心に四十三種目の競技が展開される。今回の合併記念ウオークはその一環として開催したもので、沖縄市を中心に活動している沖縄歩こう会(久高将輝会長)が主体となって行った。
写真説明=北風を受けながらゴールを目指す参加者たち。約8`を歩いて健康づくりに励んだ=15日、来間大橋 |
☆ 経済の好転ぶり強調/株式投資セミナー開催
野村證券那覇支店は十五日午後、市内ホテルで株式投資セミナーを開催した。約五十人の市民が訪れ、好転している日本経済や株式市場の現状を把握しながら投資に向けての知識を深めた。
写真説明=約50人の参加者が株式市場の現状と見通しについて知識を深めた=15日、ホテルアトールエメラルド宮古島 |
☆ 宮古島市シルバー人材セが誕生/市シルバー人材セ臨時総会