2005年(平成17年) 10月13日 木曜日
☆ 投開票まで1カ月/市議と同時選で様相複雑
十一月十三日に投開票が行われる宮古島市の市長選と市議選の同時選挙まで,きょう十三日で残り一カ月となった。五市町村が合併して新しく発足した宮古島市の有権者数は四万二千二百九十七人で、予定候補者たちも選挙区の拡大に伴う新しい選挙戦術の必要性に対応しながらの動きとなっている。市長選は,伊志嶺亮氏(72)と下地敏彦氏(59)での保革一騎打ちの様相で展開している。一方の市議選は,定数二十八に対して四十六人が立候補を予定する乱立選挙となる見込みで、これからの一カ月は圏域全体が選挙モードに突入していく。 市長選に立候補を表明している伊志嶺氏は民主、社民、共産、社大の推薦を受け、下地氏は自民党県連からの推薦を受けている。事実上、保革一騎打ちの様相だが、選挙区拡大で保革の色合いが薄まっておりお互いに四万人を超える有権者に対応した動きを模索している。 宮古地区保守系は三年前の旧平良市の市長選から分裂状態が続いたが、今回は擁立候補を下地敏彦氏で「一本化」した。しかし、関係修復作業中に衆議院が解散となり、自民党を離党した宮古出身の下地幹郎氏が沖縄1区で民主、社民、社大の推薦、支持、協力を得て「自公」を打ち破り勝利を収めたことが宮古の政局をさらに複雑化させている。 下地幹郎氏は当選後「どちらを支持するかは中尾英筰氏(宮古島商工会議所会頭)と坂井民二氏(前県議)らと相談して決めたい」との見解を示しているが、まだその方針は示されていない。 下地幹郎氏の自民党離党、革新系からの支持を受けての当選は「反自公」を掲げての当選で、宮古においてもその動きを展開したいとしているのが伊志嶺陣営だ。一方の下地敏彦陣営は自民党県連の推薦を受けて今後、公明党との協力態勢を構築していく構えとなっていることからこの動きを受けた今後の展開が注目となっている。 定数が二十八となった市議選には、旧五市町村の前職が三十四人、元職が三人、新人が九人の合計四十六人が十二日現在で立候補を予定している。 旧五市町村の前職は前回選挙の獲得票数と選挙区拡大に伴い当選ラインの票読みをしながら支持拡大の動きとなっている。元職もこれまでの支持基盤を固めた上で新たな票田へと触手を伸ばしている。また、新人候補はフレッシュさを前面に押し出す候補や、独自の戦術で票の掘り起こしをするなどそれぞれの取り組みを行っている。 市長選立候補予定者インタビュー
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宮古初のビーチクリーナー稼働/
16日、23日にクリーンアップキャンペーン
☆ 青色の花満開/在来種のアサガオカラクサ
☆ 陸海空で連携確認/平良港で海上防災訓練
☆ ゴーヤーで「かりんとう」/手作り加工推奨品に認定
ゴーヤーやパパイアなどを使用したかりんとうで全国生活研究会グループ連絡協議会の「二〇〇五年度手作り加工推奨品認定」を受けた下地地区生活研究会(比嘉初江会長)は十二日、宮古島市役所を訪れ川田正一市長職務執行者に認定を報告した。比嘉会長は同会で考案し商品化したかりんとうを紹介。試食した川田市長職務執行者は「手軽に食べられておいしい。合併効果の第一号として全国や県内でも知れ渡り、農業や経済で素晴らしい効果が発揮できるよう祈念する」と期待を寄せた。同会は兼城克夫宮古支庁長にも報告を行い、今後の抱負を述べた。 手作り加工推奨品認定を受けたのはゴーヤー、パパイア、ドラゴンフルーツを使用したかりんとう三種類。果肉を練り込み、素材の風味や色合いが出るよう工夫を重ねたという。JA下地支店のAコープやおきなわ宮古市場で販売しているほか、今後は全国のわしたショップでも販売するよう調整していく。比嘉会長は「何度も失敗したが皆で研究した。かりんとうに限らず自分たちで生産した特産品を商品化し、地産地消に皆で頑張りたい」などと喜びと意気込みを見せた。 手作り加工推奨品認定は、地域の特性を生かした手作り加工品の信頼性を確かなものにし、農産物などの有効活用を促進することなどを目的に行っているもので、地域の農林水産物を活用していることなどが条件。認定を受けた場合は商品に「全国生活研究会グループ連絡協議会推奨品シール」を張りPRできるほかホームページや機関誌「灯」でも紹介されるなど、全国的にPRされる。 写真説明・川田市長職務執行者(左から3人目)に認定報告を行った下地地区生活研究会の比嘉会長(同4人目)ら=12日、宮古島市役所 |
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西原は日本人源流の一派/
県高等学校長協会・大田義弘さんが講演