200平成1  812曜日

「宮古島市社協」へ作業加速/県から合併認可書

 平良市、城辺町、伊良部町、下地町、上野村の社会福祉協議会合併協議会(会長・奥平玄孝平良市社会福祉協議会長)の第九回会議が十一日、平良市中央公民館で開かれ、稲嶺恵一知事名の「合併認可書」が七月二十八日付で届いたことが事務局から報告された。これにより同合併協では、十月一日の「宮古島市社会福祉協議会」誕生に向けた、細部の作業を加速させる。
 同合併協は昨年十二月に設立され、十八の協定項目について協議を重ねた。合併後の名称や財政財務運営、職員の身分の取り扱いなどについて議論し、先月四日にすべての協定項目を確認。同十四日に五市町村の各社会福祉協議会の会長が参加して合併調印式を挙行し、同二十日、県に合併認可申請書を提出していた。
 この日の会議では合併認可書などに関する報告のほか、これまでに各社協が実施している事業について、合併後の十月一日以降も継続して実施することを県に申請することや、各種事業所の名称などについて確認した。

 写真説明・県から「合併認可書」が届いたことなどが報告された5市町村社協の第9回合併協=11日、平良市中央公民館

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吉野海岸での営業継続要請/海水浴用品レンタル業者ら

 城辺町の退去命令により、今月初めから同町吉野海岸での海水浴用品レンタル営業を中止している業者らが十一日、県宮古支庁に兼城克夫支庁長を訪ね営業の継続を求める陳情書を提出した。兼城支庁長は「要請を受け止め、可能かどうか調査したい」と答えた。
 同業者は吉野海岸の海浜で営業していたが、同町が今月三日から吉野海岸の管理業務を再開させたことに伴い、退去を命じられた。
 同業者らは海岸近辺が県管理であるという認識の上で要請。「レンタル業には私たちの生活が懸かっており、これからどうすればいいのか不安でたまらない」と訴え、兼城支庁長に営業の継続を求めた。
 これに対し、兼城支庁長は「町や本庁と意見交換し確認したい」などと述べ、要請内容には理解を示していた。
 要請には同町議会の友利光徳議員も同席し、業者の声を代弁しながら兼城支庁長に理解を求めていた。

 写真説明・吉野海岸での営業継続を求めたレンタル業者ら=11日、県宮古支庁

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地域の話題 もりだくさん/観光情報誌「楽島」発行へ

 宮古島の観光スポットや地域の話題などを盛り込んだ情報誌「楽島―tanoshima(たのしま)―」が今年十月に誕生する。観光地紹介とともに宮古にまつわる話題を取り上げ、「宮古島を200%楽しむ」ための情報など観光客だけでなく地元住民にも楽しめる内容となっている。島内の宿泊施設や空港、土産店のほか、全国のわしたショップ、旅行代理店にも設置し周知を図っていく。
 「楽島」は、今年六月に立ち上がったサイクロネット(本社・那覇市)が今回初めて発行するもので、フリーペーパーとして今後は年一回発行。取材は宮古営業所(山口弘編集部長)のスタッフが当たり、宮古島在住者ならではの視点で捕らえた情報を掲載する。古屋宏伸取締役営業部長は「一過性だけの情報誌ではなく、読み物としても楽しめる雑誌。宮古島に来る前にこの本を見て、島へ行きたいという意欲をかき立てることができればうれしい。情報の羅列だけではなく、企画や話題で充実させていきたい」とPRした。
 創刊号では観光情報とともに「宮古島最新音楽事情」として特集を企画。トゥリバー地区で開催されたライブ様子や島内で音楽やライブが楽しめる場所などを特集した。ダイビング関係では、海を守っていきたいというダイバーたちからのメッセージも取材しているほか、夕日スポットなども紹介していく。このほか、▽ダイビングやシーサー作りの体験記▽ターゲット別お薦め泡盛徹底解説▽「常連さんに教えてもらった」おいしい宮古そば―などさまざまな角度から捕らえた宮古島の情報を盛り込んでいる。
 問い合わせ先はサイクロネット宮古営業所(電話75・3196)まで。

 写真説明・今年10月に発行する「楽島」をPRするスタッフたち=11日、平良市下里のサイクロネット宮古営業所

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涼風の中、心地よい汗/恒例のたなばた運動会

 第二十一回伊良部・仲地たなばた運動会(主催・同実行委員会)が十一日、伊良部町内の伊良部運動公園で開かれた。大勢の町民らが多彩な競技種目に出場。涼風が吹き渡る中、各選手らは一足早い運動会に心地よい汗を流した。
 同町南区には、伊良部、仲地、国仲、長浜、佐和田の五つの集落があり、このうち伊良部、仲地の両集落は合同で運動会を開催。沖縄本島や本土などに住む両集落出身者の中には、この日の運動会に参加するため、里帰りをして盛り上げた人もいた。
 各チームの選手らはトラック競技や、走り高跳び、婦人部障害物競走、俵担ぎリレーなどに出場。採点種目や非採点種目にこだわらず交流を深めながら楽しんだ。
 最後は、伊良部と仲地に分かれての綱引き大会。一喜一憂の対戦に大きな歓声が上がり、運動会は最高潮に達していた。

 写真説明・熱戦を繰り広げた100b競走=11日、伊良部町の伊良部運動公園
 

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宮古上布展を開催/うえのドイツ文化村博愛記念館

 上野村のうえのドイツ文化村博愛記念館で、宮古上布の素晴らしさを知ってもらおうと展示会が開催されている。三十一日まで。
 シルバーケア悠々の理事長、比嘉克子さん所有の着物が展示されているほか、宮古上布で作った名刺入れ、ストラップなどの小物の販売も行われているほか、宮古上布ができるまでの工程もビデオや写真で紹介されている。
 また、実際に宮古上布で作られた着物を羽織ることができるコーナーも設置されており、主催者側では「宮古の人には地元で作られた上布の素晴らしさを、また、観光客には宮古の地産品の素晴らしさを知ってほしい」と来場を呼び掛けている。

 写真説明・宮古上布の展示会が始まった=10日、うえのドイツ文化村博愛記念館

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