200平成1  8曜日

400人参加、和やかにプレー/宮古毎日親睦ゴルフ

 宮古毎日新聞創刊五十周年記念「第八回宮古毎日親睦ゴルフ大会」(主催・宮古毎日新聞社、主管・宮古ゴルフ協会)が七日、下地町のエメラルドコーストゴルフリンクスと上野村のシギラベイカントリークラブで開催された。一般、レディース、シニア、ミッドグランドシニア、ジュニアの各部に合わせて約四百人が参加して和やかにプレーを楽しんだ。競技の結果、一般は池田友彦さん、レディースは垣花直子さん、シニアは砂川恵助さん、ミッドグランドシニアは砂川信夫さん、ジュニアは友利昭成君がそれぞれ優勝した。夜には市内ホテルで表彰式と懇親会が開かれ、集まった大勢の参加者がゴルフ談義に花を咲かせながら交流を深めた。
 競技は18ホールストロークプレーのダブルペリア方式で行われた。一般とレディース、ジュニアはエメラルドコーストゴルフリンクスで、シニアとミッドグランドシニアはシギラベイカントリークラブで腕を競った。
 参加者は日ごろの練習の成果を発揮してプレーに集中し、上位入賞を目指していた。また、同組のメンバーとの会話も楽しみ、ゴルフを通して交流を深めていた。
 競技の結果、ベストグロスは一般の部がアウト37、イン35の72で回った松原雅明さん、レディースはアウト43、イン37のトータル80で回った上里悦子さん、シニアはアウト33、イン34のトータル67の砂川恵作さん、ミッドグランドシニアはアウト38、イン40、トータル78でラウンドした阪井秀和さん、ジュニアはアウト、インともに41のトータル82で回った山城健君が獲得した。
 競技終了後は市内ホテルで表彰式ならびに懇親会が開かれた。宮古毎日新聞社の真栄城宏社長は創刊五十周年を報告した上で「五十周年を迎えることができたのも皆さんの絶大なる支援のたまものです」と感謝。「これからも地域の新聞として地域の期待に応えられるよう役職員ともに頑張っていきたい」などと決意を話した。八重山毎日新聞社の渡嘉敷信介社長は乾杯の音頭を取り「宮古毎日新聞のさらなる繁栄と皆さんのスコアアップを期待する」と述べ高々と祝杯を挙げた。
 この後、各部門の上位入賞者を表彰し会場の参加者全員で入賞者をたたえた。引き続き行われた懇親会では航空券など豪華賞品が当たる抽選会などが行われ、最後まで盛り上がりを見せていた。

 写真説明・豪快なショットで大会の幕を開けた

            各 部 門 優 勝 者 
    一般
_ 
   池田友彦さん
   レディース
  
   垣花直子さん
     シニア
  
   砂川恵助さん
 ミッドグランドシニア
  
   砂川信夫さん
    ジュニア
  
   友利昭成君
 

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「健康あやかりたい」/各地で米寿祝い、首長らも激励

 城辺町、下地町、上野村の三町村は八日、今年米寿を迎えた住民の家庭を訪問し、長寿を祝う記念品を贈呈した。お年寄りたちはそれぞれ「ありがとうございます。これからも健康に気を付けて頑張りたい」などとはきはきと力強く感謝していた。(2面に関連)
 三町村の三役らは同日午後、米寿を迎えたお年寄りの家庭を訪問し長寿を祝いながら記念品を手渡した。
 このうち城辺町の仲間克町長は砂川地区の狩俣義一さん宅を訪問。町長から一万円相当の記念品の贈呈を受け固い握手を交わした狩俣さんは「このような高価な品をいただき本当にありがとうございます」と感謝。その上で「私も元気のあるうちは一生懸命働いて、家庭のため、自分のために頑張りたい」と力強く話していた。仲間町長は「長生きは価値あること。私たちもいかにすれば高齢者福祉が良くなるかを常に模索している。義一さんも子や孫のためにも元気で頑張ってください」と激励していた。
 同町で今年米寿を迎えた人は四十六人。

 写真説明・米寿の記念品の贈呈を受け喜ぶ狩俣義一さん(前列右から2人目)と家族=8日、城辺町砂川地区

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台風9号災害速報/農産物被害1億7600万円

 県宮古支庁が八日までにまとめた台風9号の災害速報(第二報)によると、サトウキビなど農産物被害が一億七千六百六十五万円に上ることが分かった。街路樹の倒木や傾斜など公共土木施設被害や畜産被害などを合わせた被害総額は一億八千五百八十三万円となった。人的被害は一報と同様に、四人がけがをしている。
 農産物ではサトウキビが大きな被害を受けている。各市町村別の被害額をみると▽平良市三千三百四十万円▽城辺町五千二百六十万円▽下地町千六百二十一万円▽上野村千三百十六万円▽伊良部町二千三百七十五万円▽多良間村二千百十三万円―となっている。
 果樹は上野村でマンゴーとドラゴンフルーツが被害を受け、被害合計は百六十一万円。
 ビニールが破れるなどの施設被害も上野村が大きく、計四百一万円の被害が出た。平良市は四十六万円、城辺町は三十万円の被害額。
 台風による人的被害は四件でいずれも軽傷。平良市の六十六歳男性が台風対策の中、はしごから落ちて足をけが、三十九歳女性は強風にあおられ鉄格子にぶつかり裂傷を負った。八十七歳の男性は転倒し裂傷、城辺町の七十六歳女性は強風にあおられて転倒し、打撲を負った。
 台風9号は四日に接近し、宮古島地方を約二十七時間暴風域に巻き込んだ。強風にあおられ多くの街路樹が倒木したほか東小学校のガラスが破損する被害もあった。

 写真説明・台風9号の影響で各地でサトウキビに被害が相次いだ

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世田谷区との親交さらに/合併後も親密な交流約束

 【東京で垣花尚記者】平良市(伊志嶺亮市長)と東京都世田谷区(熊本哲之区長)との「友情のきずな確認書」締結式が七日夜、世田谷区美術館で行われ、伊志嶺市長と熊本区長がこれまでの交流と今後のさらなる親交を願い確認書に署名した。今回の確認書締結は、一九六二年(昭和三七)年の豆記者交流から始まった親睦の集大成と平良市が今年十月一日の合併で「宮古島市」となることから、お互いの今後の親交と発展を目指した締結となった。
 確認書締結後、伊志嶺市長はあいさつで「今日の確認書締結に感激している。四十年近い交流でこの日を迎えることができた。世田谷区を東京の親せきとして、これからも交流を深めていきたい。また、たくさんの区民が宮古島を訪れて楽しいひとときを過ごしてほしい。この交流が続けば互いに発展すると思う」と述べた。
 また、熊本区長も「今回で二十八回目のふるさと区民まつりも無事に終了し、こうして平良市とも友情のきずな確認書を交わすことができた。どのような関係でも人と人の交流がもっとも大切なこと。世田谷区民と平良市民はこれまでそれを実践してきた。これからもこの交流を大切にしていきたい」と述べた。
 署名には平良市議会の池間青昌議長と世田谷区議会の菅沼つとむ議長が同席したほか、奥平一夫県議や市の職員、世田谷区議会議員、区の職員らが見守る中行われ、署名後には大きな拍手が送られた。
 確認書では、両都市はこれまで区民まつり、宮古まつりを通して交流を深めるとともに文化、教育、スポーツ、産業など市民同士の交流を推進し、数多くの成果を収めており今後も相互理解と友情のきずなを深めていくことが記されている。
 締結式後には親睦会も行われ、これまでの交流の歴史を振り返りながらこれからの親交とさらなる発展を願い親睦を深め合った。
 世田谷区 東京都区部西側の大きな区で高級住宅地が多い。1932年、東京府荏原郡世田谷町・松沢村・駒沢村・玉川村を東京市に編入して世田谷区を設置。1936年に北多摩郡千歳村・砧村を編入して現在の形になった。2005年8月1日現在の人口総数は809685人(男・388277人、女・421408人)、世帯数は417251世帯。
 平良市と世田谷区との交流 62年に豆記者団が来島し交歓がスタート。翌年には平良市豆記者も訪問。80年には当時の区長やミス世田谷ら二十一人が宮古まつりに参加のため来島。その後もふるさと区民まつりに平良市が参加するなど交流を進めてきた。行政だけでなく、市議会、商工会議所、観光協会、JA、漁協、婦人連合会、青年会議所なども参加交流を行ってきた。

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久高・池間組(伊良部高)が全国制覇/全日本ビーチバレー

 第四回全日本ビーチバレージュニア男子選手権(主催・日本バレーボール協会)が四―七の四日間、大阪府で行われ、先島ペアとして初めて県代表に選ばれた伊良部高校の久高一彦・池間智暖組(三年)が全国制覇を達成した。同校バレーボール部の主力として全国大会出場を果たすなどの活躍をしていた両選手が、ビーチバレーでも快進撃を見せた。二人とも「まさか優勝できるとは思わなかった」と驚きながらも、「粘って速いコンビバレーができた」と喜びを語った。
 今大会には全国から十五歳以上十九歳未満の五十組が出場した。久高・池間組は五日の予選グループ戦を難なく通過すると、六日は二回戦で下田南高校組(静岡県)を下し、三回戦では優勝候補に名前の挙がった鹿児島商業組(鹿児島県)も退け勢いに乗った。
 七日も準々決勝の公文国際学園高等部B組(神奈川県)戦、準決勝の敬和学園高校組(新潟県)戦ともに危なげなく勝ち上がった。身長一八〇aと一九〇aの大型チーム、公文国際学園高等部A組(神奈川県)との決勝は一転、接戦に。第一セットを21―17で先取したものの、第二セットは16―21で奪われタイに。15点先取の第三セットもシーソーゲームとなったが、久高のサーブポイントなどで流れを取り戻し、15―11で振り切った。
 五月の県高校総体後に練習を始めたという二人。短い練習期間ながら、小学校時代からのチームメートだけに息の合ったコンビネーションで栄冠を勝ち取った。久高は「少しのミスは気にせずに、リードされても流れが自分たちの方に来るまで我慢できたことが良かった」と振り返った。池間は「一彦と組めたのが良かった。ビーチでも速いバレーができ、楽しかった」と笑顔で話した。
 引率した新城武監督(県バレーボール連盟)は「すさまじい精神力と集中力を大事な場面で発揮できた選手に脱帽」とたたえた。

 写真説明・息の合ったプレーで全国大会初優勝を飾った久高(左)・池間組=7日、大阪府阪南市の箱作海水浴場ピチピチビーチ


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