200平成1  8曜日

きょうから期日前投票/伊良部町長解職投票を告示

 伊良部町の浜川健町長の解職(リコール)の賛否を問う解職投票が一日、同町役場入り口の掲示板に告示され、解職を目指す合併反対派陣営と解職を阻止する合併賛成派陣営の攻防が激化している。きょう二日から期日前投票が、期日前投票所(同町選挙管理委員会事務所)で行われる。二十一日に解職投票が、県内の自治体では初めて実施される。
 この日の午前八時半、同事務所の職員が、掲示板に浜川町長に対する解職請求書(提出者=川満昭吉解職請求代表)と弁明書(提出者=浜川健被解職請求者)など関係文書を掲示した。
 告示に伴い、町内は解職を目指す合併反対派と解職を阻止する合併賛成派に二分され、激しい対立へ突入した。
 期日前投票は、二―二十日までの十九日間。期間中の投票時間は、午前八時三十分から午後八時まで。両陣営とも期日前投票に力を入れる姿勢を見せており、初日は投票者で混雑しそうだ。投票用紙は「賛成」「反対」と印刷され、投票者はいずれかの欄に被解職請求者の名前を書くことになっている。
 解職投票の結果、賛成が有効投票総数の過半数を占めた場合、浜川町長は即日失職となる。出直し町長選挙は五十日以内に実施される。反対が過半数の場合は、解職は否決となる。
 一日現在の有権者総数は、四千九百九十三人(男二千四百四十四人、女二千五百四十九人)。

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「観光の日」ミス宮古が来島を歓迎/観光客40万人突破へ期待

 一日の「観光の日」と観光週間(一―七日)にちなみ、宮古観光協会(藤村明憲会長)などは同日、宮古空港で「ウエルカムドリンクサービス」を実施した。県内外から訪れた観光客らにマンゴージュースやもろみ酢などを振る舞い、宮古の特産品をPRするとともに、来島を歓迎した。
 藤村会長は「例年に比べ台風が少なく、今年は観光客の入りが好調。目標とする観光入域四十万人を突破したい」と期待を寄せた。期間中は同協会が観光地保全のパトロールを行うほか、各市町村では清掃などが行われる。
 「ウエルカムドリンクサービス」は観光に対する意識の高揚を目的に、毎年行われている。宮古地区観光連絡協議会や宮古支庁、ミス宮古など計十五人が参加。ミス・ティダの竹井穂香さんらが観光客らにジュースや泡盛ミニボトルなどを笑顔で手渡していた。
 会場にはマンゴーのほか、パッションフルーツ、アロエなどのジュースや、泡盛、もろみ酢など宮古ならではの品々が準備され、観光客らの目を引いていた。また、黒砂糖や雪塩キャンディーも子供たちから人気を集めていた。
 家族五人で初めて来島したという鈴木典子さん=東京都=は「ジュースはとてもおいしかった。夏休みを楽しみたい」と笑顔で話した。
 この日は午前十時から午後二時までの間、東京や沖縄、石垣から訪れた観光客ら約七百人に特産品が振る舞われた。

 写真説明・マンゴージュースなどを観光客らに振る舞い宮古の特産品をPRした=1日、宮古空港

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友利 翔耶君(北中3年)/水の作文コンクールで県知事賞

 【那覇支局】平良市立北中学校三年生・友利翔耶君の作文「水を守る」が第二十七回「全日本中学生水の作文コンクール」の地方審査で県知事賞(優秀賞)に選ばれ、一日県庁で知事表彰を受けた。同作品は中央審査でも、入選した。
 同コンクールは、広く水に関する関心を高めることが目的で、「水の週間」(一―七日)行事の一つとして国土交通省と県が主催している。
 伊礼幸進地域・離島統括官は「皆さんの作品は、水の大切さについて、中学生の視点からしっかり書かれている、と審査員の講評があった」と述べ、受賞を祝福した。
 友利君は作文の中で「地下水は地上の環境に、大きな影響を受けている。だから、地上の環境汚染が進むと、地下水も汚れ、僕達の使う水がどんどん汚れていく」「地球・自然が長い年月をかけて育てた貯金(水)を、減らしたり、汚して使えなくすることは、将来の僕達を、僕達の子孫をも苦しめる」―などと地下水保全や節水の大切さを訴えた。
 県知事賞は、友利君を含め県内から三人が受賞した。

 写真説明・県知事賞を受けた友利君=1日、県庁

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佐和田さん15位と健闘/自転車全国大会

 【東京で菊地優子記者】第四十回交通安全子供自転車全国大会(主催・全日本交通安全協会)が一日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催された。宮古地区から十一年ぶりに県代表として出場した城辺町立砂川小学校は団体で二十四位、個人では佐和田千尋さん(六年)が十五位と健闘した。佐和田さんは「たくさんの人がいるのでとても緊張した。十五位に入れてうれしい」と笑顔で話した。会場にはともに上京した父母らが声援を送っていた。
 同大会は、競技を通じて児童に交通についての興味と関心を高めさせるとともに交通知識を身に付け習慣化を図ることが目的。各都道府県大会で優勝した四十七チーム計百八十八人の選手が参加した。
 大会は七月三十一日に二日間の日程で開幕。初日は学科試験が行われ、この日は実技試験が実施された。児童らは緊張した面持ちを見せながらも堂々と運転し、一年に及ぶ練習の成果を発揮した。
 大会に出場したのは同校六年の砂川勇助君、砂川宗一朗君、佐和田千尋さん、狩俣知博君、奥松慶大君の五人。
 児童らを指導した宮古交通安全協会の砂川米子事務局長は「大きな大会は慣れていないのでみんな緊張していた。日ごろの練習の成果が出せた。みんな県大会より良かった」と大会を振り返った。

 写真説明・県代表として出場した砂川小学校のメンバー=1日、東京都江東区の東京ビッグサイト

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14日に開会式 市町村対抗では最後/宮古体育大会

 第三十二回宮古体育大会(主催・宮古体育協会、各市町村、各市町村教育委員会)は十四日、上野村営体育館で開会式を行い、十五競技の熱戦をスタートさせる。このほど同協会理事会が開かれ、競技日程が決まった。十月一日に市町村合併を控え、市町村対抗で行われるのは今年が最後。同協会では来年度以降の大会を学区対抗で行うことを検討していく方針。
 開幕する十四日には、開会式会場となる上野村営体育館でのバレーボールのほか、バスケットボール、テニス、ゴルフの四競技が行われ、十月十五、十六の両日に実施される陸上競技まで、各市町村対抗で火花を散らす。また水泳競技のみ、開会式に先立ち七日に行われる。

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   チャリティー10RUN/14日開催、今年も10時間走ります

 高校生たちが十時間走り続け、その周回数に応じて、寄付を募る「チャリティー・フェスタ2005 〜10(テン)RUN(ラン)〜宮古から世界を変えていこう!」の実行委員会(上地崇史委員長)が一日、平良市役所に伊志嶺亮市長を訪ね、今月十四日に同市陸上競技場で開催する同フェスタの内容を説明した。また走破距離のギネスブック申請を目指していることから、その際に必要な署名を伊志嶺市長に要請。伊志嶺市長は「厳しい時代で企業を説得するのも難しいと思うが、皆さんの若い情熱があればできる」と趣旨を理解し、要請を快諾した。
 伊志嶺市長を訪ねたのは、実行委員長の上地君(宮高三年)と実行委員会の松川慎吾君(同)、塩川裕也君(宮工三年)の三人。
 同フェスタは、高校生を中心に企画・運営することで団結力を養い、企業を含む地域の人々に協力を依頼することで交流の輪を広げることなどを目的とし、昨年始まった。集まった募金は、圏域の福祉施設への寄付や、盲導犬育成の募金などへの寄付を予定している。
 高校生らは十五人のチームで十時間、四百bトラックを走る。昨年は五百十四周を走破。約二十の企業などの賛同を受け約十八万円の寄付を得た。上地君は「今年は四―五十社に協力してもらいたい」と目標を話した。
 ランナーのリーダーとなる松川君は「昨年は十時間で五百十四周という記録だったが、今年はこれを大幅に更新して六百周以上を目指せるチームを作りたい」と意気込みを示した。
 同実行委員会ではランナーと支援するボランティアを募集する説明会ををきょう二日午後三時から、宮古高校視聴覚室で開く。問い合わせは上地君(電話090・6775・8231)、松川君(090・9337・0302)まで。

 写真説明・伊志嶺市長(左)に趣意書を手渡した(左から)上地君、松川君、塩川君=1日、平良市役所

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