2005年(平成17年)
7月14日
木曜日
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「友好都市」を締結/平良市と福島県西会津町
平良市(伊志嶺亮市長)は九日、福島県西会津町(山口博續町長)と友好都市を締結した。同日、同町の道の駅「にしあいづ」で締結式が行われ、伊志嶺市長、山口町長が締結書に署名した。両市町は、一九九七年度から「健康なまちづくり」などを通して交流を進めてきたが、友好都市として明文化されていなかったため、今回の締結で名実ともに「友好都市」となった。伊志嶺市長は「市町村合併を前に締結ができ、非常に良かった。今後も末永く交流したい」と語り、両市町のさらなる関係発展に期待した。 式には、平良市から伊志嶺市長をはじめ、市議会の池間青昌議長、松原正郎収入役と市の担当職員、沖縄宮古商工会議所の担当者らが、西会津町からは山口町長をはじめ同町議会の長谷沼清吉議長、福島県議会の小檜山善継副議長ら、合わせて約七十人が出席した。締結式に併せて「モニュメント除幕式」も行われ、同市が寄贈したみやこ焼のシーサーと、会津地方を代表する民芸玩具「あかべこ」(赤く塗った張り子の首振り牛)が、それぞれ伊志嶺市長や山口町長らの手によって除幕された。山口町長、伊志嶺市長らがあいさつに立ち、友好都市締結を喜んだ。 同日と翌十日には、すでに同道の駅内に設置されている沖縄物産コーナーで、式に参加した職員らがマンゴーやパパイア、ゴーヤーなど宮古からの物産を即売した。知名度の高いマンゴーやゴーヤーが好評だったほか、パパイアも調理法を実演すると、訪れた人たちは納得したように買い求めていったという。 両市町は、一九九七年度から「いきいき村づくり」運動を通し、食生活改善推進員の相互交流など、「人の交流」「地域の交流」を図ってきた。同市が取り組んでいる長期滞在型保養の実現に向けた予備交流も行っている。昨年十一月には、同道の駅に完成した「交流物産館『よりっせ』」に沖縄物産コーナーを設置し、宮古の物産を販売する「物産交流に関する協定書」を友好都市に先駆けて締結。宮古をはじめとする沖縄県内の物産を紹介している。 締結式を終え、伊志嶺市長は「盛大な式をしていただき感謝している。合併して宮古島市になっても、末永く交流をしたい。本土の寒い時期に、宮古全体で寒冷地の人たちを受け入れられる、長期滞在保養をやっていきたい」と述べた。 同市は同町のほか岡山県津山市やハワイ州マウイ郡と姉妹都市、北海道室蘭市などと交流都市を締結している。今年八月には、以前から交流の深い東京都世田谷区とも友好都市を締結する予定。 写真説明・友好都市締結書を掲げる伊志嶺市長(左)と山口町長=9日、福島県西会津町の「道の駅にしあいづ」 |
☆ 原告の損害立証計画を確認/西原産廃訴訟第10回口頭弁論
【那覇支局】二〇〇一年十一月の平良市西原の産業廃棄物処分場火災で、健康被害などを受けたとして、大浦地区の住民九十四人が処理業者と監督責任を持つ県を相手取り、約六千万円の損害賠償を求めている訴訟の第十回口頭弁論が十三日、那覇地方裁判所(西井和徒裁判長)で開かれ、原告らの損害立証計画を確認した。 |
☆ 来年度から電子入札導入/県工事、ネット上での手続きに
「県電子入札システム全体説明会」(主催・県)が十三日、県宮古支庁講堂で行われ、入札に伴う資格審査確認申請から確認の通知・公表まで、一連の入札過程のやりとりをインターネット上で行う「電子入札」について、県土木企画課の仲間顕さんが、出席した建設、土木会社の担当者らに説明した。県では、来年度(二〇〇六年度)以降に公告する工事から順次、電子入札を実施し、〇七年度からはすべての工事を電子入札にする計画。市町村も〇八年度以降、電子入札を導入していくという。 |
☆ 「まずは大人が手本を」/伊良部町 深夜はいかい防止で町民大会
「青少年の深夜はいかい防止県民一斉行動伊良部町民大会」(主催・同町、同町青少年健全育成協議会)が十三日午後、町内の中央公民館で開かれた。大勢の児童・生徒のほか、役場職員、教育関係者などが参加。「青少年の深夜はいかいを防止し、事件、事故などから守るために町民総ぐるみで青少年非行防止活動を展開する」とした「大会宣言」を採択した。 |
☆ 疫病払い安全祈願/城辺町福北でスマフサラ
城辺町福北部落で十二日、厄払いの伝統行事「スマフサラ」が行われた。スマフサラとは、豚肉をススキで編んだ縄でくくり、部落の出入り口につるしたり道路に置くなどして部落内へ疫病や悪霊が入らないよう祈願する行事。地域の伝統行事を受け継ごうと子供たちも参加し、行事の意味や執り行い方などを学んだ。 |