200平成1  曜日

5市町村合併を了承/14日の最終本会議で議決へ

 【那覇支局】県議会の総務企画委員会(仲里利信委員長)は7日、宮古地区五市町村の合併議決案を審査し全会一致で了承した。新市「宮古島市」は、この後14日の最終本会議での議決、総務大臣への届け出、国の告示などを経て、10月1日の誕生予定となっている。

 議決案は「平良市、宮古郡城辺町、同郡下地町、同郡上野村、同郡伊良部町の廃置分合」(5市町村合併)を求めるもの。委員会では、上原良幸企画部長が、長い間の合併協議で合併協定項目を確認合意し、3月31日に県への合併申請となった経緯を説明した。
 質疑では嘉陽宗儀氏が「住民が納得して喜ぶような合併にするため、今後の取り組みをしっかりしてほしい」と要望した。
 同委員会では併せて「宮古島市の設置に伴う関係条例の整備に関する条例」案も審査され、了承された。同条例案は、合併区域内の県施設の住所などを変更する内容となっている。

 写真説明・宮古地区5市町村合併議決案を了承した総務企画委員会=7日、県議会委員会室

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踊りを披露し交流/宮高 台湾復興高級中学

 台湾復興高級中学の生徒ら13人は6日に来島しており、9日には宮古高校との姉妹校締結5周年記念式典および祝賀会に参加する予定。
 交流会は午後3時から行われた。はじめに宮古高校の仲間校長が「私たちは皆さんとの交流事業を学校の一大行事として大切にしている。この事業は今後とも継続していきましょう。短い期間ですが、宮高での学校生活を存分に満喫してください」と呼び掛けた。
 続いて同校の下地智子生徒会長が「宮古島は海がきれいなので、ぜひ泳いで帰ってください。今後も強いきずなを深めていきましょう」と歓迎を込めてあいさつした。
 この後、両校の生徒が踊りで交流を深めた。台湾復興高級中学の生徒が迫力の太鼓演奏に合わせて勇壮な踊りを披露すると会場の宮高生から大きな拍手が上がっていた。
 県立宮古高校(仲間博之校長)と姉妹校締結を結んでいる台湾の台北市立復興高級中学(陳萬富校長)の交流会が7日、宮古高校体育館で行われた。両校の生徒が踊りを披露し、互いの文化を通して交流を深め合った。

 写真説明(上)・壮な踊りを披露した台湾復興高級中学の生徒たち=7日、宮古高校体育館
 写真説明・(下)台湾の生徒たちの演舞に拍手を送る宮高の生徒たち=7日、宮古高校体育館

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福里のクイチャー・比嘉の獅子舞/無形民俗文化財指定へ

 城辺町文化財保護審議会(宮里久男会長)は7日、同町の教育委員会から文化財の指定について諮問されていた福里のクイチャーと比嘉の獅子舞を、同町の無形民俗文化財として認めることを決めた。近く教育委員会に答申する。
 この日の審議会には6人の委員が出席し、福里のクイチャーと比嘉の獅子舞を町の無形民俗文化財として指定するかどうかを協議し、指定しても良いとする答申内容をまとめた。
 同審議会の宮里会長は文化財指定について「地域にある無形民俗文化財は保存、継承していこうということが審議会みんなの意見。2つとも保存会がしっかりと活動している」などと指定する内容に適していることを説明した。
 町教委から指定を受け同審議会はこれまで、福里クイチャー、比嘉の獅子舞ともに現地調査など詳しい調査を行い、今回の答申結果に至った。
 今後、同審議会の答申案は教育委員会内で協議される。
 



福里のクイチャーを踊る保存会のメンバーら(資料写真)


比嘉の20日正月で披露される比嘉の獅子舞(資料写真)

 

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 願い事かないますように/JTAが空港で「七夕祭り」

 日本トランスオーシャン航空(JTA)宮古支社(小浜勝弘支社長)は7日、宮古空港1階ロビーで七夕祭りを行った。利用客が願い事を書いた短冊をササの葉に結び、平良市内にあるちゅうりっぷ保育園(上地玲子園長)の園児らが歌と踊りを披露して祭りを盛り上げた。
 七夕祭りは、JALグループ就航空港で毎年開催されており、今回で23回目。県内では、JAL、JTA、RACが就航する11空港すべてで行われている。
 宮古空港では4日から7日までの期間にササを設置して短冊600枚を用意。「元気な赤ちゃんが生まれますように」「また宮古島に来れますように」など、空港利用客が自由に書いた願い事がササを彩っている。
 この日の七夕祭りでは、園児ら10人が歌と踊りをにぎやかに披露した後、それぞれの願い事を書いてササに結んだ。豊見城楓ちゃん(4つ)は「『くじらを見に行きたい』と書いた。きょうは楽しかった」と笑顔を見せていた。
 期間中に集まった短冊はきょう8日、JTAの那覇―富山便で富山県に運ばれ、日本3大七夕祭りの一つとされる同県の「高岡七夕まつり」に奉納される。

 写真説明・ササの前で踊ってイベントを盛り上げるちゅうりっぷ保育園の園児ら=7日、宮古空港

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04年出生率 沖縄31年連続全国1位/宮古、千人当たり10・5

 【那覇支局】県福祉保健部はこのほど、2004年の県人口動態統計(概数)を発表した。出生数は16,363人で、前年より60人増加。人口千人当たりの出生数を示す出生率は12.1となった。全国の8.8と比較すると3.3高く、順位も31年連続全国1位を維持した。32分7秒に1人、1日平均44.8人出生した。
 宮古福祉保健所管内では583人が生まれ、出生率は県平均より1.6低い10.5となった。
 市町村別では平良市が最も高く12.4。次いで多良間村11.7、下地町8.4、城辺町7.8、上野村7.7、伊良部町5.6と続いた。
 生まれた人の数から、死んだ人の数を差し引いた自然増加数は71人だった。296組が結婚し、139組が離婚した。
 県全体の死亡数は8,610人と、前年の8,433人より177人増加した。
 死亡率は6.4と前年の6.3を上回ったが、全国の8.2と比較すると1.8低く、順位は全国で2番目に低い46位だった。
 死因の1位は悪性新生物の2,515人、2位心疾患1,169人、3位脳血管疾患904人の順だった。

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