200平成1  625曜日

方針転換、きょうから無料開放

城辺町吉野海岸・交通規制を解除へ

 城辺町の観光名所、城辺町吉野海岸に車両で訪れる利用者から管理運営費として500円を徴収している同町(仲間克町長)はきょう25日から、海岸へ下りる町道の交通規制を解除し、管理運営費の徴収も廃止する方針だ。これは24日午後に開かれた同町議会総務常任委員会(松川寿雄委員長)が6月定例会に上程された同海岸の管理条例案を「継続審議」としたための措置だが、すでに大勢の利用者から管理運営費を徴収しているだけに、今回の方針転換は混乱も予想される。

 継続審議とされた議案は「吉野海岸利便施設の設置および管理に関する条例制定」と「吉野海岸利便施設の指定管理者の指定」、「保良泉ビーチの指定管理者の指定」の3件。いずれもこれまでの行政運営や条例案の不備を指摘し、継続審議とした。委員会判断は28日の本会議で再審議されるが、同案件については与野党を問わず反論が多く、継続審議は確定的の情勢だ。
 現在、吉野海岸を管理運営する業者と町の管理契約は仮の状態であるため条例が認められない限りは管理、運営方法も定まらないのが現状。結果として管理者は不在となり、同海岸は整備前の自由に出入りできる観光名所に戻る。
 総務常任委員会は非公開で行われ、吉野海岸については6人の議員ともに町道を規制していることについて不快感を示したという。委員会後に会見した松川委員長と新城元吉副委員長は「公道を封鎖するというのはまかり通らない。委員会の意見として一致している」と強調し、町が主張する道路法第46条の解釈の仕方も疑問視した。条例制定案については「議会にも諮らず事業を走らせており、条文の中には今までのことを追認するとの付則がある。これは認めるわけにはいかない」と説明した。
 指定管理者の指定については指定期間が十年と長期に及ぶことなどを指摘し吉野海岸、保良泉ビーチの指定管理者指定ともに今議会での可決は見送った。
 吉野海岸管理問題は4月末に浮上。町は2004年度事業で同海岸へ下りる道路をはじめ大型の駐車場やトイレ・シャワーも整備した。整備完了後は事故の防止を目的に海岸に下りる町道の交通を規制し、管理委託業者がシャトルバスで利用者を送迎するという方法を取った。その上で利用者から管理運営費として車両1台につき500円を徴収してきた。

 写真説明・きょうから車両通行規制が解除される吉野海岸の入り口。管理運営費500円の徴収も廃止される=24日、城辺町吉野地区

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トゥリバー紹介パンフが完成/平良市・売却目指し、熱烈PR

 早期の売買契約に向けて平良市(伊志嶺亮市長)が取り組んでいるトゥリバー地区埋め立て地を紹介するパンフレット「宮古島コースタルリゾートヒララ(仮称)」が今月20日に完成し、各企業や関係機関などに配布されている。今回作製したパンフは300冊で、同地区の施設、計画、宮古島の概要などを六ページで紹介している。今後、同市では外資系向けのパンフレットの制作も予定している。
 パンフレットの完成について総務部土地対策等局の狩俣照雄局長は「このパンフレットが各方面に行き渡り、企業に関心をもってもらうことを期待している。ぜひ、宮古島市が誕生するまでには売却に向けためど付けをしたい」と話した。
 パンフレットの内容は、心身のリフレッシュアイランド「癒しの島」をコンセプトテーマに、写真で同地区の主な施設と売却を予定しているホテルゾーンとコテージゾーンが地図で紹介されている。
 また、今月11日にオレンジレンジ、モンゴル800などが参加して同地区で行われたライブ「ミヤコ・アイランド・ロックフェスティバル2005」の模様も写真で紹介されている。
 狩俣局長は「地元の企業も各方面に紹介するためにパンフをもらいに来てくれている。各方面が積極的に同地区の売買に向けて動いてくれているので大きな効果を期待している」と述べた。

 写真説明・トゥリバー地区を企業、各方面に紹介するために平良市が作製したパンフレット

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ダンケフェスト・来月31日開催/うえのドイツ文化村

 うえのドイツ文化村ダンケフェスト2005(主催・上野村、博愛国際交流センター)が7月31日、同文化村で開催される。
 ビール早飲み大会、全宮古のど自慢大会などのイベントのほか、ゲストに魅川憲一郎さん、パーシャクラブを迎えて開くスターライトコンサート、レーザーショー、打ち上げ花火ショーなど多彩な催しが行われる予定。24日、同村役場で開かれた実行委員会で決定した。
 同フェストは、観光振興に寄与するとともに、村制施行、「日本におけるドイツ年」を記念し行われる。主催者を代表して川田正一村長は「市町村合併により、上野村の開催は最後となる。地域住民や観光客のため、成功させたい」と意欲を見せ、大勢の来場を呼び掛けている。
 同フェストは午前11時にオープニングセレモニーが執り行われ、関係者のテープカットで開幕する。
 予定されているイベントは▽ドイツ商船ロベルトソン号遭難救助物語ビデオ上映(博愛記念館)▽アイランド物産市場(キンダーハウス前広場)▽日本におけるドイツ年記念グリムフェア展(キンダーハウス)▽ウエディング・ブライダルフェアー(博愛記念館)―など。
 そのほか、ステージイベントとして▽お楽しみゲーム大会(午後3時30分から同4時30分)▽全宮古のど自慢大会(午後4時30分―同5時30分)▽芸能ショー(午後5時30分―同7時30分)▽スターライトコンサート(午後7時40分―同9時30分)―となっている。

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 市町村合併まで99日/平良市残暦板設置し機運盛り上げ

 10月1日に発足する新市「宮古島市」まであと99日となった24日、平良市(伊志嶺亮市長)は同市役所1階ロビーに残暦板を設置した。伊志嶺市長は「いよいよ合併まで100日を切った。全島民に向け合併をアピールし、機運を盛り上げたい。合併が成功するよう頑張りたい」と決意を新たにした。残暦板の設置は平良市内の書店前と各市町村役場でも行われる予定。
 除幕式には伊志嶺市長をはじめ、下地学助役、松原正郎収入役、宮川耕次総務部長、市職員らが出席。除幕は伊志嶺市長によって行われ「あと99日」の数字が表れると、関係者から大きな拍手が起こった。
 合併後、宮古島市の組織は5部制に。分庁方式により平良庁舎には総務部と企画政策部、教育委員会が設置される予定。
 きょう25日には、宮古地区5市町村合併推進協議会が平良市内のブックボックス前に残暦板を設置する。

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前夜祭で盛り上げ/きょうサンセットライブin宮古島

 人気歌手、birdらが出演し、きょう25日に下地町の前浜ビーチで開かれる「サンセットフリーライブin宮古島」(主催・エフエムみやこなど)に先立ち24日夕、平良市のパイナガマビーチで前夜祭が行われた。会場に訪れた大勢の音楽ファンが、出演した「オルケスタ・デ・ラ・ルス」が奏でるサルサの音楽に酔いしれた。
 きょう25日に行われるサンセットフリーライブは、「環境保全」をテーマに行われる。入場料は無料だが、サンゴ礁保全のための募金を集める。
 ライブには、birdとともに、沖永良部島出身の歌手、大山百合香さんも出演する予定。ライブに先立ってビーチサッカーも行われる予定となっており、主催者側では大勢の来場を呼び掛けている。

 写真説明・前夜祭にはオルケスタ・デ・ラ・ルスが出演。サルサの音色で聴衆を魅了した=24日、パイナガマビーチ

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