2005年(平成17年)
6月12日
日曜日
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熱狂・観客5000人/ミヤコロックフェス
「熱きロックファンがトゥリバーに集結」―。県内外の人気ロックバンドが出演する「ミヤコ・アイランド・ロック・フェスティバル2005」(主催・ウッドチャック、同フェスティバル実行委員会)は11日、平良市内の宮古島コースタルリゾート・トゥリバー地区特設会場で開催された。人気絶頂のオレンジレンジ、モンゴル800、宮古出身のガルフら八組が出演。ロックが持つパワフルかつエネルギッシュなステージで観客を熱狂させた。会場に集まった地元住民や島外からのロックファン約5000人(主催者発表)が集い、エネルギーを爆発させた。
午後3時、平良直也実行委員長が開会を宣言し、平和の象徴であるハトを放ち、幕を開けた。 ■人気バントの共演に歓喜/観客とステージが一体に
宮古島の総人口の約一割にあたる5000人の聴衆が、激しいロックの音色に酔いしれた。県内外の人気ロックバンド八組による「ミヤコ・アイランド・ロック・フェスティバル2005」(主催・ウッドチャック、同フェスティバル実行委員会)が11日、平良市内の宮古島コースタルリゾート・トゥリバー地区特設会場で開かれた。訪れた聴衆らは「最高」と、生のライブに熱狂。会場はアーティストと聴衆が一体となってロック一色に染まった。 写真説明=次々と出演するトップクラスのアーティストの共演に会場は熱気に包まれた=11日、宮古島コースタルリゾート・トゥリバー地区特設会場 |
☆ 市長らマウイ郡長と会談/きょう姉妹都市フェス
【アメリカ・ハワイ州マウイ郡で砂川拓也記者】マウイ島できょう11日(日本時間12日)に開催される姉妹都市フェスティバルに参加するため同島を訪問している平良市の伊志嶺亮市長らは10日午後(同11日)、マウイ郡庁舎を訪問し、アラン・アラカワ郡長と会談した。また夜にはマウイ沖縄県人会(ボブ・ヨナハラ会長)による歓迎会が、同県人会館で開かれ、会員らがツアー一行を歓迎した。
郡庁舎での会談で、平良市と同郡の姉妹都市締結から40周年を迎えるに当たり、アラカワ郡長は「節目の年に来ていただいたことに感謝したい。これからも平良市といろいろな情報を交換していきたい」と述べた。伊志嶺市長は「今回のフェスティバルに参加できることを喜んでいる。マウイと平良市は似たような地域。今回も貴重な提言がいただけた」と感謝した。 マウイ郡庁舎を訪れたのは、伊志嶺市長をはじめ、市議会の池間青昌議長と宮城英文議員、市教育委員会の久貝勝盛教育長、宮国泰男経済部長、伊良部平師企画室長。アラカワ郡長から同郡の現状、課題などについて説明を受けるとともに、互いの情報を交換。アラカワ郡長の熱弁で、会談は一時間にも及ぶ、中身の濃いものとなった。 池間議長は昨年10月のアラカワ郡長の宮古訪問について謝辞を述べ、「訪問以来、宮古には『マウイファン』が増えている。今後も宮古の人との交流を密にしてほしい」と要望した。 歓迎会では、大勢の県人会メンバーが手作りの料理を振る舞った。会には県系三世のアラカワ郡長も参加した。 ツアー参加の女性と県人会の女性が一緒になってフラダンスを踊ったり、宮古からの一行が披露したクイチャーに県人会メンバーも参加したりと、終始和やかなムードで進み、互いの交流を深めた。温かい歓迎を受けた伊志嶺市長は「多くの方々の歓迎、ホスピタリティに大変、感謝、感激している」と喜んだ。 また、県人会からはパイナップルなどが、ツアー一行からは「みやこ焼」などが、それぞれプレゼントとして贈られた。楽しいひとときにヨナハラ会長は笑顔を見せつつ、「皆さんに感謝の気持ちを申し上げたい」と話していた。 写真説明(上)=アラカワ郡長(左から2人目)と会談した伊志嶺市長(中央)、池間議長(右から2人目)ら=10日(日本時間11日)、マウイ郡庁舎 |
☆ 向こう1年の豊作願う/城辺町新城豊年祭
城辺町新城部落の旧暦5月5日に行う恒例の豊年祭と総合共進会が11日、同部落公民館(伊志嶺幹夫館長)で開催された。会場には大勢の地域住民が集まり、盛大な余興を繰り広げながら向こう1年間の豊作を祈願した。共進会ではサトウキビや野菜など各部門の優良農家を表彰した。伊志嶺館長は10月の市町村合併を踏まえ「今後も新城部落の行く末をみんなで考え知恵を出し合っていこう」と呼び掛けた。
共進会は午後3時から開かれ、はじめにサトウキビや畜産、野菜、葉タバコ、果樹、土づくりの各部門で優秀な成績を挙げた農家を表彰した。この後、伊志嶺館長が「合併するとこれまで以上に地域のつながりが大切になると言われている」と強調。その上で「時代は変わっても、みんなが楽しく参加するというこの旧5月5日の意義を伝えていかなければならない」と話し、共進会と豊年祭の継続と、さらなる発展に向けての結束を求めていた。 共進会を終えると、豊年祭を開催した。子ども会をはじめ、婦人会、老人会などが多彩な余興を披露すると会場は大にぎわい。本土から新城に移り住んできたIターングループも楽しい余興で会場を盛り上げた。そのほかにも個人による日舞や琉舞、民謡ショーなども繰り広げられ、会場内は最後まで大盛況だった。 写真説明=豊年祭には子ども会や婦人会など大勢の地域住民が参加し豊作を願いながら余興を披露した=11日、城辺町の新城公民館 |
☆ 末永い交流を約束/北中と多良間中が交流会
北中学校と多良間中学校の2年生が10日、北中学校内で交流学習会を開いた。生徒たちは一校時から三校時まで普通の授業を行い、四校時はレク大会を開催。ゲームをしたり記念撮影をしたりして楽しむとともに、お互いの末永い交流を約束していた。
両校の交流は毎年行われており、温かい心と思いやりの心をはぐくむことが狙い。今回は北中167人と多良間中十五人が交流。多良間中学校は宿泊学習も兼ねて宮古本島に来島していた。 レク大会は午前11時50分から体育館で行われ、はじめに北中の仲間いよりさんが学年を代表してあいさつ。「きょうの日が少しでも皆さんの思い出になってくれたらうれしいです。これからも手紙や電話などで皆さんとずっと交流を続けたい」と歓迎の気持ちを表した。 この後、数人のグループで背中にボールを乗せて運ぶゲームを行い、両校の生徒は互いの手を取り合って熱中、それぞれ笑顔を見せながら交流を深めていた。 写真説明=レク大会で交流を深める北中と多良間中の生徒たち=10日、北中体育館
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☆ 支部長を12年間、囲碁仲間が感謝/日本棋院平良支部
昨年末まで日本棋院平良支部の支部長を務めた黒島正夫さんの功績をたたえる勇退記念囲碁大会と慰労会が11日、平良市のこすみ囲碁教室で行われた。大勢の囲碁仲間が集まり、黒島さんの功績をたたえながら囲碁を楽しんだ。また、この中で黒島さんに同支部と知念かおり後援会から感謝状が贈呈された。黒島さんは「長いようで短い12年間だった。今後も囲碁を通して人生を楽しみながら平良支部を応援していきたい」と話した。
黒島さんは1993年に支部長に就任。それ以来、囲碁人口の拡大や支部発展のために尽力してきた。 感謝状の贈呈を受けた黒島さんは「皆さんの協力を得ながら充実した12年間だった。この間には知念かおりさんが頑張り2つのタイトルを取るなど本当に感激した」と振り返った。新支部長の池村浩明さんには「立派な後継者。しっかりと頑張ってほしい」とエールを送った。 池村支部長は「支部長になって初めて黒島さんのすごさが分かりました。今後、支部長という名に恥じないよう頑張りたい。ジュニアを含めた囲碁人口の拡大、『囲碁はこんなに楽しいんだよ』ということを伝えてきたい」と話した。 こすみ囲碁教室主宰の池間博美さんは「黒島さんの功績はみんなの理解以上に大きかった。宮古の囲碁界に果たした役割は計り知れない」と感謝を込めて話していた。 写真説明=12年間支部長を務め感謝状の贈呈を受けた黒島さん(左)。右は池村支部長=11日、こすみ囲碁教室 |