200平成1  曜日

宮古6市町村/子供の数、9860人

 
2年連続1万人割る

 県宮古支庁(兼城克夫支庁長)はこのほど、きょう5日の「こどもの日」に合わせ15歳未満の管内児童人口(2005年3月末現在)を発表した。昨年よりも138人少ない9860人で、2年連続1万人を割った。40年前の1965年の3万212人と比べると2万3562人(67%)の減となっており、加速する少子化が浮き彫りとなった。県が発表した宮古地区推計人口(同年3月1日現在)5万5381人に占める割合は17・8%だった。子供の割合は全国では13・8%。都道府県別では、沖縄県が18・6%で全国最高となっている。
 児童人口を市町村別に見ると、平良市が6637人、城辺町が976人、伊良部町が850人、下地町が569人、上野村が538人、多良間村が290人。昨年に比べ平良市で73人、城辺町で10人、伊良部町で45人、下地町で20人それぞれ減少している一方で、上野村では1人、多良間村では9人それぞれ増加している。
 宮古地区過去40年間の児童人口を5年ごとに見ると、65年は3万212人、70年は2万4030人、本土復帰後の75年は1万8140人、80年は1万8019人、85年は1万6586人、90年は1万4644人、95年は1万2447人、2000年は1万709人、05年は9860人と右肩下がりに推移し、減少の一途をたどっている。 


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きょう立夏/GWも後半に 

 きょう5日は二十四節句の一つ「立夏」。ようやく春色があせ、風もさわやかに山野に新緑がしたたり、夏の気色が立ち始めるという意味から立夏といわれる。
 また、5日は「こどもの日」でもある。ゴールデンウイークで休み中のお父さん、お母さんもこの日ばかりは特別な家族サービスをし、各行楽地で親子連れの姿が目立った。
 こどもの日といえば、こいのぼり。上野村のうえのドイツ文化村では1000匹のこいのぼりが大空を泳ぐ「鯉のぼりフェスト2005」が開催中。きょう5日には宮古馬ふれあい体験乗馬やピエロショー、ちびっこカラオケ大会など多彩な催しが行われる。
 先月末にスタートしたゴールデンウイークも後半に突入。10日にもおよんだ大型連休も終わりを迎える。
 
 写真説明=この時期からよく見られるようになったオキナワチョウトンボ=4日、平良市の池間湿原



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公共工事費 04年度は279億円

前年度比17・6%減少/過去10年で初めて300億下回る

 宮古地区における2004年度公共事業投資額(概算)は前年度に比べ59億6629万4000円減の279億2750万6000円だったことが県宮古支庁(兼城克夫支庁長)のまとめで分かった。過去10年間をみると初めて300億円を割り込む投資額となり、公共工事に依存する宮古地区にとっては厳しい結果となった。
 公共工事の投資額は宮古地区における国、県、市町村、関係機関の当初予算を合算したもので工事費ほか、委託費、用地費、補償費も含まれる。
 事業別に構成比と投資額をみると、最も構成比が高かったのは畑の面整備や排水路工事からなる農業基盤整備事業関係の39・2%(投資額109億5572万9000円)、次いで港湾整備事業関係15・2%(同42億5144万5000円)となる。このほか道路整備事業と都市下水路公園整備街路の各事業関係がそれぞれ11・7%。投資額は道路整備が32億6791万円、都市下水路公園整備街路が32億6701万円と続く。また漁港整備事業関係は4・9%(同13億8200万円)、住宅整備事業関係は3・8%(同10億5091万2000円)となっている。
 この中で前年度に比べ減少額が最も大きかったのは漁港整備事業関係で41・5%の減少、以下は道路整備事業関係の22・6%、港湾整備事業関係の17・7%、農業基盤整備事業関係の13・8%と続いた。一方、都市下水路公園整備街路事業関係が17・4%、住宅整備事業関係は10・7%それぞれ増加している。
 宮古地区における公共工事投資額は93年度から96年度までは地下ダム関連工事などで上昇してきたが、96年度の468億900万円をピークに97、98年度と2年連続で減少、その後は99、2000年度に増加に転じたが、01年度は再び減少し過去10年間では最も少ない投資額となっていた。
 02年度は新多良間空港整備などで若干持ち直しているが、新規事業の芽出しを抑制する政府の考え方などが影響し03年、04年度は2年連続で減少、同年度は過去10年間で初めて300億円を割り込む厳しい結果となっている。



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犯罪のない宮古づくりに/こいのぼりにデザインしPR

 「ちゅらさん運動」と「5つのかける運動」をPRするこいのぼり掲揚式(主催・宮古かぎすま安全なまちづくり推進協議会)が3日、上野村のうえのドイツ文化村野外ステージ広場で行われた。同村関係者や宮古署員、家族連れらが参加し、「カギをかける」「手間をかける」などデザインされたこいのぼりを大空に掲げられた。
 主催者を代表して上野村の川田正一村長(代読・垣花義一助役)は「郡民一人ひとりが主役になり、犯罪のない宮古をつくりましょう」と呼び掛けた。また、宮古署の伊波盛春署長は「犯罪のないまちづくりには皆さんの協力が必要。互いに力を合わせて取り組もう」と述べた。
 掲揚式では参加した子供たちが一斉にロープを引くと、こいのぼりが大空に優雅に泳いだ。掲揚されたこいのぼりには「5つのかける運動」の標語がデザインされ、同運動をアピールした。
 会場ではパトカーや、白バイの撮影会や、ちゅらさん運動のパネル展、交通安全のビデオ上映会も行われ、多くの子供たちでにぎわった。
 

写真説明= ちゅらさん運動などをPRするこいのぼりを掲揚する子供たち=3日、上野村のうえのドイツ文化村



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「プロ目指して」/千代田カントリー、ゴルフ場を開放

 千代田カントリークラブ(下地藤康社長)は四日、「ジュニアゴルフデー」を開催、宮古のジュニアゴルファーに呼び掛けて安値でゴルフ場を開放した。ゴルフ場には午後から児童生徒が父母とともに次々と来場し、同クラブの計らいに感謝しながらゴルフの腕を磨いていた。このゴルフ場に勤務し、宮古ゴルフ協会ジュニアクラブ事務局のメンバーでもある下地由子さんは「一生懸命なジュニアたちの背中を後押ししたい。これからも頑張ってプロを目指してほしい」などとエールを送り、地元プロゴルファーの誕生に期待を込めた。
 このジュニアゴルフデーは今年初めて企画されたもの。3月に開催された全国ジュニアゴルフ選手権宮古島大会をきっかけに宮古のジュニアたちの意欲が高まっているとして開催を決めた。今後も年に1度、5日の「こどもの日」の前後に開催する方針だ。
 参加したジュニアたちは父母らとともにラウンドを楽しんだ。浜川太成君(鏡原中3年)は「こんなに安くプレーさせてもらっているので本当に感謝しています。ジュニア育成に力を入れてくれている千代田カントリークラブのためにも、将来はプロゴルファーになりたい」と力強く話した。
 ともに来場したお父さんは「子供たちにとっては大変ありがたいことです。ジュニア育成に理解を示してくれる千代田カントリークラブの計らいに感謝したい」などと話していた。

写真説明=ジュニアゴルフデーに参加しラウンドを楽しむ親子=4日、千代田カントリークラブ

 
 
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