200平成1  曜日

駐車場が満杯 利用客「悲鳴」宮古空港・

GWで「夜間駐車」急増

 ゴールデンウイークも本格化し、宮古空港駐車場では翌朝にまで駐車がまたがる「夜間駐車」で満車状態が続いている。週末にゴールデンウイークも重なり、一般車両やレンタカーで終日ほぼ満車状態に。宮古空港管理事務所では、夜間駐車禁止のビラを車の窓ガラスに張り注意を呼び掛けているが改善の兆しは一向に見られず、見送りや出迎えたのため空港を訪れる利用者たちからのクレームも上がるなど関係者の頭を悩ませている。夜間駐車の問題は以前から続いており、同事務所では今後、有料化を視野に入れた対策も考えている。
 宮古空港駐車場の利用時間は午前7時から午後9時までで、1回につき2時間以内。翌朝にまたがる夜間駐車は他の利用者に迷惑を掛けるとして禁止している。
 同事務所によると、夜間駐車は金曜の夜から月曜の朝の週末にかけて増える傾向にあることから、島外へ赴任している公務員が宮古に帰省するために利用しているケースが大半を占めているとみている。平日は乗り捨てのレンタカーが多く、15台ほどの夜間駐車が見られるという。多い日で約30台の夜間駐車車両があり、中には駐車禁止区域に止められているケースもあるという。通路側への駐車は他の車両の通行に支障を来し通行人への危険も伴うばかりか、万が一の事態には通行できなくなる可能性もあるなど問題は深刻だ。
 同事務所では特にレンタカーの乗り捨てに頭を悩ませており、最終便発着後には駐車車両の調査を実施し、改善が見られない場合などは総合事務局へ状況を報告。同局から直接レンタカー業者へ通知し警告することもあるが、一時的には改善されるもののすぐに再発するといったいたちごっこが続いているという。
 同事務所の池原宏吉所長は「夜間駐車へはビラを張り看板を立てて注意を促しているが、守る人はめったにいない。通路への駐車防止のために設置した看板も移動して、そこに止める車もある」と改善されない状況を懸念。「レンタカーは空港で直接車の受け渡しを行うのではなく、送迎を行ってほしい」と理解と協力を求める。
 今後の改善策としては「駐車場の有料化も考えているが、県の対応次第。レンタカー業者とも話し合い、送迎車の駐車スペースを設けるなど互いに良い方向へ持っていければ」と話した。
 
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表彰式で華やかに幕/平良市基隆市

 台琉友好親善国際ヨットレース

 【台湾・基隆市で洲鎌恵仁記者】台湾と沖縄の友好親善と文化的、経済的交流を深めることを目的とした琉球王朝カップ台琉友好親善国際ヨットレース(主催・基隆市、平良市、同実行委員会)の表彰式および交流会が4月30日夜、基隆市内のホテルで開催された。基隆、平良両市の関係者をはじめ、無事に到着した全11艇の乗組員ら、ボランティアが参加し、交流を深めるとともにレースの疲れを癒やした。
 表彰式には基隆市の柯水源副市長をはじめ、同市議会の副議長や議員らが顔をそろえた。また、平良市からは宮川耕次総務部長が出席した。
 主催者を代表して柯副市長は「このレースをもっと大きなイベントにしたい。これから平良市と友好を深めていきたい」とあいさつした。
 レースに参加し、到着が遅れていた伊志嶺亮市長が会場に姿を見せると、ひときわ大きな拍手が上がった。
 伊志嶺市長は「皆さんに会えることを最大の楽しみにしていた。次の大会では1位でゴールして迎える側になりたい」と会場を沸かせた。
 表彰式では「レキオス」号の真久田正船長に優勝トロフィーが贈られたほか、最年長賞や最年少賞など各賞が贈られた。
 受賞者は次の通り。(敬称略)
 ▽優勝=レキオス号▽敢闘賞=JohanU号▽ベストクック賞=シーサー号▽遠来賞=PRESTIGEV号▽最年長賞=伊志嶺亮(72)▽最年少賞=石田安海(4つ)

 写真説明・優勝した「レキオス」号のクルーと大会関係者=4月30日、基隆市の北都ホテル
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非協定ダイビング船を監視/GW期間中8日まで

 昨年のゴールデンウイークの監視活動では、大音量で軍艦マーチを鳴らすなどの行為で物議をかもした同漁協だが、今回は監視のみで大きな混乱はなかった。
 陸上から活動の様子を見守った県宮古支庁農林水産振興課によると午前中は15隻ほどのダイビング船が確認され、そのうち4、5隻が非協定だったとみられる。
 平良海上保安署も3隻の船を出して様子を確認したが「妨害行為などはなかった」。監視活動はゴールデンウイーク期間中の8日まで続けられることから、「あす(2日)以降もこのままの状態が続けば良いが」と期待した。
 伊良部漁協の奥原組合長は「今回は写真を撮ったりしているだけ」と、妨害行為などは行わないことを強調した。漁協側と協定業者によって設置されたブイについては、「非協定業者の船がこのブイに船をつないでいる。これは使用すべきものではなく、人のものを使うことには違法性がある」と不快感を示した。
 一方、同漁協に訴訟を起こされたダイビング業者の1つ、「ニー・ヨン・ノース」の渡真利将博代表は「同漁協の行為によって、ホテルの宿泊客や居酒屋の客なども減っていると思う。今度そのような妨害行為があれば、そういうところと一緒に集団訴訟をする」と話した。
 同漁協などが原告となり、13のダイビング業者と争った訴訟では那覇地方裁判所が先月27日、ダイビング業者側が全面勝訴となる内容の判決を下した。西井和徒裁判長は▽原告らはダイビングに関する業務を妨害してはならない▽原告らは被告に総額655万円を支払う―などとしている。
 伊良部町漁業協同組合(奥原隆治組合長)は1日から、同漁協と平良市、池間の3漁協と海面利用協定を結んでいない非協定ダイビング業者の監視活動を開始した。同漁協は3隻の船を出し、伊良部町白鳥岬沖を中心にダイビング船を監視した。大きな混乱はなかったが、漁協側は「漁協と協定業者で設置したブイを非協定業者が使っており、違法性がある」と指摘。これに対し一部ダイビング業者は、「今回妨害行為があれば訴訟に踏み切る」としており、8日までの監視活動が注目される。

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美しい庭園にため息/緑の街角賞入賞宅見学会

 「緑の街角賞」入賞宅の見学会(主催・平良市民運動実践協議会グリーン部会)が4月29日行われた。女性を中心に多数の市民が参加し、今年の最高賞を受賞した与那嶺哲夫さん宅など10カ所の住宅を訪れて花と緑で美しく整えられた庭園を見学、それぞれの庭づくりに役立てた。
 この見学会は今回で15回目を数え、ガーデニングや庭園美化に関心を寄せる人々から人気を集めている。参加者らはバスに乗車し、今年の入賞者である与那嶺さんや砂川富三さん、神里喜三郎さん、新里好広さん、友利誠永さん、下地孝さん宅のほか、過去の入賞者宅にも足を運び、同グリーン部会の友利吉博部会長の解説を受けながらそれぞれの庭の特徴や工夫点などを学んだ。
 参加した30代の女性は「今はまだ持ち家がないが、将来すてきな庭をつくりたいと思って勉強しに来た。見学した庭は入賞しているだけあってとても素晴らしい」と感嘆した様子で話した。
 同賞には、最高賞にあたる「緑の街角賞」のほか「緑化推進賞」「植栽美化賞」「庭園美化賞」「緑の塀賞」「花いっぱい賞」「緑と花の空間賞」などが設けられている。

 写真説明・花と緑で調和のとれた庭を見学した=4月29日、「緑と花の空間賞」を受賞した下地さん宅
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本番さながらに熱戦/ビーチバレー宮古島大会リハーサル

 第6回ビーチバレー宮古島大会2005を主催するビーチバレー宮古島大会実行委員会(大会長・川満省三下地町長)は4月29日、HOT SPARビーチバレー大会を本大会開催地となる下地町の前浜ビーチで開いた。リハーサルに位置付けられた今大会には計十チームが参加、本番さながらの熱戦を展開した。リハーサル大会は、2人制2チーム、4人制に8チームが出場。2人制は「やっちゃん」が、4人制は「りゅうせきエネプロB」がそれぞれ制した。
 HOT SPARビーチバレー大会は、本大会に向け、選手や審判員のレベルアップを図ることが目的。また、リハーサル大会としてルールやコートの広さも本大会同様に実施された。
 本大会は6月4日に開幕。5日までの2日間の日程で行われ、男女混成4人制、男女別2人制のそれぞれの部で熱戦が展開される。

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昔ながらの味に挑戦/  豆腐、イモ団子づくりに親子100人

 城辺町社会福祉協議会(友利清栄会長)主催の「親子トーフ作りおよびイモダンゴ作り」が1日午前、同町社会福祉センターで行われた。親子や地域のお年寄り合わせて約100人が参加し、昔から受け継がれてきた伝統の味に挑戦した。
 この豆腐、イモ団子作りは5日から始まる児童福祉週間の一環で実施しており、世代間の交流や親子の触れ合いを深めることが狙い。
 豆腐とイモ団子作りは同時進行で行われ、子供たちは大豆を石臼でひいたり、ふかふかのイモを団子にしたりする料理に挑戦。地域のお年寄りから手ほどきを受けながら昔から伝わる伝統料理に触れていた。
 参加した野原ともみさん(西城中3年)は「昔の人はこんなふうにして料理していたんだなぁということを知ることができました。去年に続いて2回目の参加だけど、とても楽しかった」と笑顔で話した。池田実聡さん(西城小2年)は「石臼を回すのがとても大変だったけど、お母さんと一緒に参加して楽しかった」と感想。お母さんの珠美さん(31)は「昔からの料理を体験することはとてもいいことだと思います。私も子供たちもこの伝統をしっかりと受け継いでいきたい」などと話していた。

 写真説明・ふかふかのイモを団子にする子供たち=1日、城辺町社会福祉センター

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