宮古毎日新聞創刊50周年記念・第27期宮古本因坊戦(主催・宮古毎日新聞社、主管・日本棋院平良支部、協賛・こすみ囲碁教室)の2次予選が20日同囲碁教室で行われ、平良博彦6段、松原信勝6段、宮里光雄6段の3人が決勝リーグに勝ち進んだ。27日の決勝リーグは現本因坊の知念正夫6段と同3人によって争われ第27期本因坊が誕生する。
開会式では宮古毎日新聞社の真栄城宏社長と松原清吉編集局顧問、池村浩明日本棋院平良支部長、池間博美名誉宮古本因坊の4人があいさつし、リーグ入りを目指して全力を尽くすよう参加者を激励した。
2次予選には1次予選の勝者と5段以上の28人が参加した。対局は3つのブロックに分かれトーナメント方式で行われた。
2次予選の参加者は、宮古を代表する強豪ぞろいとあって、各盤上では激しい攻防が繰り広げられた。
Aブロックで決勝に勝ち上がったのは平良6段と亀川実6段の2人。黒番の平良は劣勢の碁を逆転勝ちした。
Bブロックは松原6段と下地孝治5段の対戦となった。黒番の下地は終盤までリードしていたが、ヨセを誤り、白番の松原が一目半の際どい差で勝った。
Cブロックは宮里6段と知念一将6段の顔合わせ。同カードでは白番の宮里が強烈に攻め押し切った。
「本因坊からしばらく遠ざかっているので、また一花咲かせたい」(平良)、「久しぶりのリーグ入りはうれしい。本因坊を目指し頑張りたい」(松原)、「良いチャンスなので、返り咲きを目指し力を尽くす」(宮里)。
3人は決勝リーグに向け、それぞれ抱負を語った。
写真(上から)・平良博彦6段、松原信勝6段、宮里光雄6段
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