200平成1  31曜日

全国エコデンレース初優勝を盛大に祝う/宮工高

 昨年11月に大阪市で開催された全国エコデンレース大会で念願の初優勝に輝いた県立宮古工業高校(内間誠治校長)の快挙を祝う祝賀会が29日夕、同校体育館で開催された。会場には教育関係者や同校OBら多数が足を運び、生徒たちの頑張りをたたえるとともに、今後のさらなる活躍に期待を寄せた。
 この日の祝賀会はエコデンレース優勝ほか、ロボット競技県大会優勝、県PTA高等学校功労賞、各資格の取得などのお祝いも兼ねて行われた。
 実行委員会の洲鎌正弘会長は「生徒たちがこれからも良い研究と開発ができるよう、熱いエールを送ってほしい。その思いが本校のますますの発展につながる」と来場者に呼び掛けた。
 宮古教育事務所の本村幸雄所長は「まさに継続は力なり。生徒たちの日ごろの努力がこうして実を結んだ」と強調し、併せてさらなる教育環境の向上を願った。
 これらの祝福を受け全国エコデンレース大会優勝メンバーの平良翔太君は「3年間、頑張ってきた成果が優勝という形で表れた。僕たちは卒業しますが、後輩たちはいろいろなことに挑戦し続けてほしい」などと話した。

 写真説明・全国エコデンレース大会優勝を祝し乾杯する生徒や職員、その他大勢の関係者ら=29日、宮古工業高校体育館

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アイデア「もち」寄り/餅の食べ方で食文化の交流楽しむ

 シルバー人材センターぷからす料理同好会(下地勝子会長)は30日、鏡開きで余ったもちを無駄なく食べようと「おもちの食べ方いろいろ実習」を平良市中央公民館で開催した。同会会員など約20人が参加し、それぞれの家庭で食べるもちの調理法を紹介。てんぷらにしたりフライパンで焼いてのりで巻くなどもち料理のアイデアを出し合った。
 同実習は今回が初めてで、正月が過ぎて家庭で余ったもちの食べ方をそれぞれが紹介することで、互いにアイデア料理を学ぼうと開催。下地会長は「参加者たちがいろいろな食べ方のアイデアを持ち寄ることで幅が広がる」と話した。
 参加者たちは3班に分かれて調理を開始。1班はてんぷらの衣にくるんで揚げた「もちのてんぷら」を紹介。衣には塩やだしを入れて味付けしたものと味付けなしのタイプを用意し、味付けなしのてんぷらには砂糖じょうゆのたれを付け加えた。
 2班は、うすく油をひいたフライパンに食べやすい大きさに切ったもちを並べてソテー。焼き色が付き柔らかくなった段階で、少量の味の素を振りかけのりで巻いた。3班は2班同様にソテーしたもちに砂糖を混ぜたきな粉をまぶし、のりを巻いた。このほか、雑煮やぜんざいも用意され、参加者たちは出来上がったもち料理一式に舌鼓を打った。
 参加した粟国初江さんは「新しい食べ方をいろいろ知った。子供たちのおやつにもいいと思うのでぜひ家でも試してみたい」と喜んでいた。熊本県からIターンで移り住んでいるという北山力さん、都恵子さんは「油で揚げるのが宮古らしい。食生活の違いを感じた」と驚いた様子。「納豆を巻いたり大根下ろしでさっぱりと食べたりしています」とオリジナルの食べ方を紹介した。

 写真説明・もちの食べ方について参加者がアイデアを持ち寄った実習=30日、平良市中央公民館

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介護保険の主人公は利用者/社会福祉士の國光さんが講話

 2004年度平良市ケアプラン作成指導研修会(主催・中央在宅介護支援センター)が30日、宮古福祉保健所で行われた。立正大学社会福祉学部助教授で社会福祉士、介護支援専門員の國光登志子さん=写真=が講師を務め「介護保険制度見直しまでに事業者がなすべきこと」と題し講話。國光さんは介護保険の主人公は介護を受ける本人と家族であることを再認識するよう強調し、ケアマネージャーや事業所それぞれが現場での記録を残しサービス向上へつなげていくことや地域のネットワークづくりに努めるよう呼び掛けた。
 同研修会は介護支援専門員のケアプラン作成技術の向上や地域のケアサービスの向上を目的に開催。各市町村の介護支援専門員などが出席し、講話を聞き実際にケアプランを作成した。
 講話の中で國光さんは介護保険制度の見直しに伴うサービス向上の必要性や自立支援を説明。「教科書のような計画ではなく、介護を受ける本人が自分らしくよりよく生きるために具体的にどういったサービスが必要かを利用者1人ひとりと向き合ってチェックしてほしい」とアドバイスした。
 また「その時その時の利用者の変化や自分の判断を記録に残すことが大事。サービスをした上でのプラスとマイナスを具体的に書き記してほしい。手応えを感じるよりどころになる」として、ケアマネージャーと事業者両者で記録を残すよう呼び掛けた。

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マイペースで池間島1周13キロ歩く/県ウォーキング協会

 県ウオーキング協会(島袋則夫会長)のメンバーらは29日、池間島1周を含む約13キロのコースでウオーキングを実施。周辺の自然を楽しみながら、それぞれのペースで健康づくりに取り組んだ。同協会メンバーの宮古島でのウオーキングは11年ぶり。
 今回のウオーキングはツアーを組んで開催。同協会メンバー32人が同日宮古入りし、ウオーキング場所となる池間島に直行。ここで宮古のウオーキング愛好者7人と合流し、池間島1周ウオーキングを開始した。
 参加者は雄大な自然に感心したり、参加者同士で会話を交えたりしながら、それぞれマイペースで宮古島ウオークを楽しんでいた。
 島袋会長は「宮古島は自然がいっぱいで、歩かないのがもったいないぐらい。沖縄県は全国と比べて肥満が多く、これを解消するためにはウオーキングが一番。歩くことは自分のためになり、いつでも、どこでも、誰にでもできるので、普段歩かない人たちにもウオーキングの良さを知ってもらい、この豊かな自然の中で歩いてほしい」と話していた。
 同協会は「美しい日本の歩きたくなるみち500選」(主催・同推進会議)に選ばれた城辺町の東平安名崎コースを推薦した団体。

 写真説明・県ウオーキング協会のメンバーが池間島ウオークを楽しんだ=29日、池間島

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親子一緒に歩け歩け/会話楽しみ体力づくり

 体力づくり歩け歩け大会(主催・伊良部町教育委員会)が30日午前、同町中央公民館前発着点の5キロコースで行われた。親子連れら83人が参加。全員が隣の人と会話を楽しみながら歩く「ニコニコペース」でゴールインし、健康に自信をのぞかせていた。
 同大会は、相互の親ぼくと自己体力の確認および健康の維持増進を図る目的で開催された。
 冒頭、主催者を代表して前泊克己社会教育課長があいさつ。「健康づくりに心地よい汗を流してください」と参加者を激励した。 
 小雨が降る中、全員がアスレチック体操で体をほぐした後、元気いっぱいにスタート。背筋を伸ばし、腕をリズミカルに振って歩いた。
 全員が軽快な足取りでゴールし、完歩証が贈られた。参加した石川龍也君(10)と弟の輝次郎君(6つ)は「きつかったが、楽しかった」と口をそろえて話した。山口真理子さん(10)は「完歩できて良かった」と声を弾ませていた。

 写真説明・腕をリズミカルに振って完歩した参加者ら=30日、伊良部町佐良浜地区

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