200平成1  27曜日

全国Jr.ゴルフ大会 宮古で開催/関係者が会場視察

 全国各地のジュニアゴルファーが集う第1回全国ジュニアゴルフ選手権大会(仮称)の宮古島開催が26日までに、決定した。大会の期日は3月26、27の両日。エメラルドコーストゴルフリンクスほか、オーシャンリンクス宮古島、シギラベイカントリークラブの3会場を使用する。中学生の部、高校生、専門学校、有職者の部があり、それぞれ36ホールのストロークプレーで競う。具体的な大会内容は宮古ゴルフ協会など大会実行委員会が今月31日にも記者会見を開き、正式発表する。14歳までの男女。高校生、専門学校、有職者の部は15歳から18歳までの男女。最大出場枠は200人。平均ストロークは18ホール100未満を設定している。
 競技は36ホールのストロークプレー。中学生は初日にシギラベイカントリークラブ、最終日はオーシャンリンクス宮古島で行う。高校生、専門学校、有職者は初日オーシャンリンクス宮古島でプレーし、最終日はエメラルドコーストゴルフリンクス。それぞれ初日は事務局振り分けのメンバーでラウンドし、最終日はスコアの多い順からスタートする。全選手がホールアウト後、第1位が複数の場合はサドンデス方式によるプレーオフを行う。
 大会実行委では詰めの作業に入っており、順調にいけば来月1日には募集受け付けを開始する。全国各地に周知するため、県ゴルフ協会、日本ゴルフ協会の協力を得て出場者を募る方針だ。
 26日には大会アドバイザーを務めるダンロップスポーツエンタープライズの社員が3会場を視察し、「この時期にも青々とした芝が生えている素晴らしいコース。大会運営上も問題ない」と絶賛した。課題点としてはラウンド前の練習場の確保とラウンド中の完全な受け入れ態勢。トップクラスのジュニアになると練習場の確保は最重要点とし、実行委メンバーに確保を強く求めた。ラウンド中の受け入れについては参加する選手のほとんどがカート使用の経験がない上、残りヤード数などで戸惑うことが予想されるため、運転手兼キャディー役の重要性を強調していた。
 大会開催に当たり、実行委では「トライアスロンに並ぶ大きな大会に育てたい」と強調。「とにかく第1回大会を成功させ、日本全国で大会の知名度を高めたい」と話している。

 写真説明・全国ジュニアゴルフ選手権の宮古島開催が決まり会場となるコースを視察する関係者ら=26日、エメラルドコーストゴルフリンクス

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新年度の減額幅縮小へ/負担金・補助金 見直し要請受け

 宮古6市町村の助役や財政担当者らで構成する宮古地区負担金・補助金等審議会(会長・下地学平良市助役)が26日、宮古5市町村合併推進協事務局で行われた。
 審議会では、今月12日に行われた会合で示した新年度予算のカット額について再考要請のあった8つの補助金・負担金について再協議し、そのうち7つの負担金・補助金を見直し「宮古地区養護教諭研究会負担金」についてのみ全額カットととした。
 今回カット額の見直しとなったのは、平良人権擁護委員協議会への負担金が50%カットから10%となり、全額カットだった宮古地区税務協議会負担金と宮古地区租税教育推進協議会負担金がそれぞれ10%カットとなった。
 また、これまで下地町を除く5市町村が各10万円を負担してきた下地町のビーチバレー宮古島大会補助金については、前回の審議会で全額カットの方針となっていたが再考要請を受け、5市町村の負担分は50%減の5万円とすることとなった。負担額の大きな沖縄宮古商工会議所運営補助金については、当初50%カットの方針だったが30%カットとすることでまとまった。
 一方、宮古観光協会運営補助金と観光振興事業補助金については50%カットを10%カットとする方針でまとまりかけたが、収支決算書の中身で一部重複する部分などがあるとの指摘があり保留となった。
 今回の会合は同審議会が「国の三位一体改革に伴い各市町村とも財政状況は非常に厳しい状態で、各種団体に関しても応分の負担をお願いしたい」との意向を示し、各種活動団体の負担金・補助金を削減する方針を示していた。

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大型トラックと衝突、男性死亡/平良市西仲宗根の市道

 26日午前11時25分ごろ、平良市西仲宗根の市道・添道1号線で福岡県春日市に住む大学職員の平田達雄さん(69)が運転する普通自動車(レンタカー)と下地町上地に住むトラック運転手の男性(42)が運転する大型トラックが衝突した。平田さんは救急車で県立宮古病院に搬送されたが同日午前11時55分、死亡が確認された。現場は見通しの悪い交差点。平田さんは仕事で宮古を訪れていたという。宮古管内では今年初の死亡事故。
 宮古署によると、優先道路を走っていた大型トラックが、西原方面から鏡原方面に向け進行中に、平良市内から同市熱帯植物園方面に向けて進行中のレンタカーと交差点で出会い頭に衝突した。
 現場は見通しの悪い片側一車線の十字路交差点で、信号機は設置されていない。
 トラック運転手の男性は「(普通自動車を)発見してブレーキを踏んだが、間に合わなかった」と話しているという。大型トラックはサトウキビを満載し、製糖工場に搬送する途中だった。
 普通自動車は事故の衝撃で交差点から約20メートルほど押されたところで停止した。交差点には大型トラックのブレーキの跡がくっきり残り、レンタカーの助手席側ドアは原形をとどめていないほど大破し、事故の衝撃の大きさを表していた。
 現場付近の住民は「ドーンという音がして家を飛び出して見ると大型トラックと普通自動車が衝突していた」と驚いた様子で話し、「この交差点はよく衝突事故が起きている」と語った。
 同署では死因特定や事故原因など詳しい捜査を進めている。

 写真説明・大型トラックと衝突、大破した普通自動車=26日午前11時45分ごろ、平良市西仲宗根

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振り込め詐欺グループを摘発/警視庁・

昨年5月に城辺町の女性も被害

 振り込め詐欺を繰り返していたとして、警視庁と山口、大分両県警の合同捜査本部は26日までに、詐欺の疑いで埼玉県川口市元郷、無職江花信治容疑者(31)と少年3人ら計11人を逮捕した。グループは2003年ごろから、東京都内に多数の店舗を構え、月額約10億円を荒稼ぎしており、城辺町の女性(51)も120万円の被害に遭っている。グループの運営には暴力団が関与していたとみられ、同本部は実態解明を進める。
 調べによると、江花容疑者らは昨年5月12日、東京都豊島区のマンション内にある店舗から、城辺町の女性の自宅に、息子に成り済まして「お母さん、助けて」と電話をかけた後、「自分たちはやくざだ。息子の借金を振り込まなければ、売り飛ばす」などと言い、指定した銀行口座に120万円を振り込ませるなどした疑い。
 女性は同日、平良市内の銀行から指定された茨城県内の金融機関に現金を振り込んだが、息子に確認しだまされたことが分かった。宮古署に相談したが、120万円はすでに全額払い戻されていたという。
 グループは約10人のグループ長を組織。この配下にそれぞれ約10店舗の事務所をつくり、1店舗当たり約10人の店員を使って振り込め詐欺などを繰り返していた。
 各店舗は毎月1000万円の売り上げがノルマだったとされ、収益の大半はグループ長に上納。捜査本部は、この金の一部が暴力団の資金源になっていたとみて調べている。

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トライ向け宮古合宿/テイケイ・小原選手ら5人が来島

  トライアスロンシーズンのスタート―。テイケイ・トライアスロン競技部に所属する小原工選手ら5人が
26日、来島した。選手らは31日まで島内で合宿を行い、3月のアイアンマンニュージーランド大会、4月の第21回全日本トライアスロン宮古島大会に備える。
 来島したのは小原選手をはじめ、アテネオリンピック代表の田山寛豪、杉本宏樹、三木邦彦、田村雅也の5選手で、うち小原選手、三木選手の2人が宮古島大会に出場する。
 宮古島大会とアイアンマン大会に出場する小原選手は「シーズンに向けて気持ちを高め、体のスイッチをオフからオンに替える。バイクやランを中心にトレーニングを行いたい」と述べ、「宮古島大会は6度目の正直。優勝を目指したい」と力強く抱負を語った。
 昨年のアテネオリンピックで日本人最高順位の13位の成績を収めた田山選手は「合宿は短期間だが、しっかり体づくりをしたい。アイアンマン大会は初挑戦。アテネで経験したことを大会で生かしたい」と話した。小原選手とともに宮古島大会に出場する三木選手は「コースに慣れて、大会では10位以内に入りたい」と述べた。
 選手らはこの日の夕方から軽めの練習を行った。きょう27日から本格的にトレーニングを開始する。

 写真説明・合宿のため来島したテイケイトライアスロン競技部のメンバー。前列左が小原選手、同列右が田山選手=26日、宮古空港

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共同生活しながら学校へ/少年自然の家・「通学合宿」がスタート

 県立少年自然の家で宿泊し通学する「通学合宿―少年自然の家から学校へ行こう―」(主催・同自然の家)が26日から始まった。
 平良市内や城辺町、下地町の小・中学校9校から38人が参加。29日まで3泊4日の日程で共同生活を送りながら学校へ通い、他者とのかかわりや家族への感謝を考えるきっかけをつくっていく。
 26日、自然の家で入所式が行われ、下里進所長が「洗濯や風呂、食事の準備・片付けはすべて自分でしなければならない。友達同士助け合って楽しい通学合宿にしてほしい」と激励した。児童を代表して平良七瀬さん(南小4年)は「楽しく仲良くできるよう頑張りたい」と意気込みを見せた。また早く打ち解けるよう参加者全員でゲームを行い、楽しいひとときを過ごした。
 通学合宿は2004年度地域子供教室推進事業の一環として実施しており、今回で4目。対象は小学校3年生から中学2年生までで、今回は募集要員30人に対し40人が申し込むなど年々人気が上昇しているという。

 写真説明・入所式で共同生活へ向け意気込みを新たにする参加者たち=26日、県立少年自然の家
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