2004年(平成16年)
12月24日
金曜日
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知念女流本因坊が挑戦権獲得/女流棋聖戦
第8期ドコモ杯女流棋聖戦の本戦トーナメント決勝が23日、東京都の日本棋院スタジオで行われ、黒番の知念かおり女流本因坊(=写真)が加藤朋子5段を半目差で破り、万波佳奈女流棋聖への挑戦権を獲得した。両者の三番勝負は来年1月末ごろから行われる。
女流棋聖のタイトルは知念本因坊が3期から6期まで4期連続獲得。第7期の今年、万波3段に破れ失った。同じ顔合わせとなる第8期は、知念本因坊の雪辱なるかが注目される。
同棋戦は一手30秒で打ち、途中1分単位で合計10回の考慮時間が与えられるテレビ早碁。
黒番の知念本因坊は序盤、地で先行し白は厚みで対抗した。中盤に入り、目まぐるしい戦いとなったが、黒は大振替わりを演じ優位に立った。終盤、黒は差を広げるチャンスがあったが、決め所を逃し、最後、際どく半目残した。
今回の挑戦者決定戦は知念本因坊の今年最後の一局。対戦成績は29勝14敗、勝率6割7分と素晴らしい成績を収めた。
知念女流本因坊の話 「思いっきり打てた。勝てて挑戦手合いが経験できることはうれしい。今年はいい1年だった。来年も気持ちを新たに頑張りたい」。
真喜屋浩・知念かおり後援会長の話 「とてもうれしい。女流棋聖はもともと持っていたタイトルなので、是が非でも取って2冠を達成してほしい」。
父・知念正夫さんの話 「まさかと思っていたけど、勝ててびっくりしている。三番勝負を精いっぱい頑張ってほしい」。
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5人そろって誕生/池間島の「ツカサンマ」
平良市池間島でナナムイ御嶽(うたき)(別名・ウハルズ、大主神社)の神事を取り仕切る神女役のツカサンマ(司母)5人が今月17日に選出され、23日までにツカサンマの家族も了承した。ツカサンマ5人がそろって誕生したのは約20年ぶり。任期は3年。戦後12代目。5人は「先輩たちが築き上げてきた、ツカサンマ制度を継承し発展させたい」と、旧暦1月1日に当たる来年2月9日から本格的に始まる神事活動に向け意欲を示した。住民らは、「5人はよく快諾してくれた。来年からの池間島はウヤキズマ(富貴の島)になりそうだ」と喜びに沸いている。
新ツカサンマは、最高司のホゥヅカサ・ホゥンマ(大司・大母)が山口政子さん(55)、次いでカカリャンマ(神憑り母=神歌を唱える)が狩俣百代さん(57)、ナカンマ(中母=神事の一切の円滑を図る)が本村多美子さん(56)、アニンマ(姉母)が山里克美さん(55)、トゥムンマ(伴司)が勝連珠江さん(57)の5人。
山口さんは「健康に気をつけて自分のため、みんなのために頑張りたい」と決意を新たにした。
狩俣さんは「現在市内の街に住んでいるが、近く池間島に引っ越しする。一生懸命アーグ(神歌)を覚えたい」と笑顔で話した。
本村さんは「5人一緒に力を合わせ頑張りたい」、山里さんは「自分の健康と島の繁栄のために頑張りたい」、勝連さんは「スムーズに活動できるようにサポートしたい」とそれぞれ抱負を語った。
新ツカサンマの選出は17日、玉寄憲作池間島自治会長ら男性4人がナナムイの聖地で行った。
ツカサンマの有資格者は、満55−60歳までの女性16人。1人ひとりの名前を紙片16枚に書いて丸め、お盆に乗せる。玉寄会長がそのお盆を揺すり、7回落ちた順番で最高司らを決定した。玉寄会長は「5人とも快く引き受けた。5人の家族たちも理解を示し、みんなに感謝したい」と述べ、5人の活躍に期待した。
【 ツカサ 】 祈る神女の意味がある。池間島では、戦前までは字池間、字前里の2地区から5人ずつのツカサンマを選んでいた。戦後は1950年に復活し、両地区から選出する五人制に改められた。ツカサンマになる女性の有資格者は、50年は50−55歳までだったが、96年からは51−57歳に改善。今回55−60歳に引き上げた。年齢の引き上げは、後継者不足が要因。ツカサンマ制度がいつから始まったかは定かでない。
写真説明・ツカサの位順に前列右から山口さん、狩俣さん、本村さん、後列右から山里さん、勝連さん=22日、平良市の池間島公民館
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70年前の記憶たどる/平良町の写真発見で情報収集
【那覇支局】那覇市の歴史研究家・野々村孝男さんが平良市に寄贈した70年前の平良町(現在の平良市)の写真の情報を収集している仲宗根將二宮古郷土史研究会長と真栄城宏宮古毎日新聞社社長は22日、写真に写っている下地恵能さん(93)=浦添市経塚=を訪ねて、写真の場所や人物などの特定に努めた。
写真は1933(昭和8)年当時に県土木課長を務めていた千葉屶(さかし)さんの遺族が保管していた12枚。平良町の大浦西原線や袖山東仲宗根線、松原鏡原線などの道路整備事業の現場を写しており、千葉さんや石原雅太郎町長、真栄城徳松氏(元平良市長)らと、当時、県土木課に勤務していた下地恵能さんらの姿が確認できている。
写真の人物で下地さんは、知り得る唯一の生存者とされ、下地さんからの情報に期待が掛かった。下地さんは1911(明治44)年平良村西里生まれ。32年県土木課(土木助手)、63年平良市建設課長、69年共和産業第2代社長、74年宮古交通顧問などの経歴を持つ。77年から浦添市経塚の長男・克己さん宅に同居している。
下地さんは、写真を手に取り、仲宗根会長らの質問に答えた。写真の当時は22歳で、宮古の工事事務所の助手だったというが、70年前の記憶を懸命にたぐりつつ、知り得る限りを答えた。93歳になるが、頭ははっきりし、耳はよく聴こえ、話もよくし元気だ。
この日の訪問を終えて、仲宗根会長は「写真の人物特定で新たに関口主任技手が分かった。場所の特定では西原大浦線の写真の場所がはっきりした。道筋はある程度分かるが、断定できない点もあり、さらに調べる必要がある」と話し、一定の収穫があったと喜んだ。
写真説明(上)・70年前の写真について下地恵能さん(左)から情報を集める仲宗根会長(右から2人目)と真栄城社長(右)。下地さんの右は長男の克己さん=22日、浦添市経塚の自宅
写真説明(下)・1933年当時の平良町の写真。左から2人目が下地さん。同4人目は千葉さん、右から2人目は石原町長、左端は真栄城徳松さん。右端が関口さん
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兄弟そろって県選抜選手/
上野中の砂川裕都君(バレー)・貴哉君(バスケ)
上野村立上野中学校に通う兄弟が、全国の各都道府県代表と戦う県選抜チームに選ばれた。砂川裕都(ひろと)君(3年)と貴哉(たかや)君(2年)の2人だ。裕都君はバレーボール、貴哉君はバスケットボールの選手で、県屈指のプレーヤーとして注目を集めていた。2人の快挙に学校関係者らは一様に喜びを見せている。
裕都君は身長186センチ、体重75キロ。貴哉君は身長190センチ、体重78キロと2人とも恵まれた体格と抜群の運動神経の持ち主だ。小学校時代は兄弟2人ともミニバスケットボールに夢中だったが、裕都君は中学進学時にバレーボールに転向。それから約2年半で頭角を表し、ついに県選抜選手に選ばれた。
今月25日には、バレーボールの全国大会が大阪府で行われる。中学最後の大舞台となる裕都君は「チームメート1人ひとりがレベルが高くて刺激になる。全国の場で自分の力を確かめながら高校につなげたい」と意欲的だ。
一方の貴哉君は小学時代から培った技術と経験を生かし、昨年、1年生ながらも県選抜メンバーに選ばれた。今年もすでに、メンバー入りが決定しており、来年3月には2年連続の全国大会が控えている。貴哉君は「前回の大会では、予選リーグを突破することができず、悔しかった。今年は決勝トーナメント進出を目指す」と闘志を秘めた目を輝かせる。
家では「あまり会話はないです」と照れながら話す2人だが、裕都君は「自分はチームとして県制覇を達成することができなかった。貴哉にはぜひ、県優勝を果たしてほしい」、貴哉君は「高校になると、レベルが格段と高くなる。バレーのことはあまりわからないけど、いつものたくましさで試合に臨んでほしい」とそれぞれ、尊敬を込めてエールを送る。
同校の与那覇正博校長は「2人とも代表に恥じないだけの実力を持っている。全国大会でも会場の雰囲気に負けず、自信を持ってプレーしてほしい」と2人の活躍を期待する。
写真説明・兄弟で県選抜メンバー入りを果たした(左から)弟の貴哉君、兄の裕都君=22日、上野中学校
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年末年始警戒取り締まり始まる/宮古署
宮古警察署(伊波盛春署長)は22日夜、年末年始総合警戒取り締まりをスタートさせた。署員や各団体・機関の関係者が平良市内の繁華街などをパトロールし防犯意識向上を訴えた。来年1月4日まで実施し、事件事故の未然防止へ向けた取り締まりを強化する。
出発式は午後9時、同署で行われ、署員をはじめ宮古地区防犯協会、宮古保安協会、少年補導協議会、各パトロール隊の関係者らが参加した。
出発式で伊波署長は「地域の治安維持は1人ひとりの力が大事。住みよい町にするため協力をお願いします」とあいさつした。
また、宮古地区防犯協会の平良恵慈会長は「年末年始は事件事故が起こりやすい。安心して年を越し、新年が迎えられるようにしましょう」と呼び掛けた。
参加者らはグループに分かれ、同署から徒歩でイーザトや管内の公園、コンビニエンスストア、カラオケ店など深夜の人の出入りが多い場所を中心にパトロールした。
写真説明・伊波署長らが徒歩で市内をパトロールした=22日、平良市西里
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