【那覇支局】「人が輝く 島おこし」をテーマに、「離島フェア2004」(主催・県内23離島市町村や県などで構成する同フェア開催実行委員会)が
3日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開幕した。同日午前9時30分から開会式が行われ、島袋清徳委員長(伊江村長)、稲嶺恵一知事らがテープカットし、開幕を飾った。各地域特産品の展示・即売をはじめ、離島絵画・写真展、島の工芸体験、市町村PR、島唄ライブ、伝統芸能公演など多彩に催され、にぎわいを増している。表彰では宮古関係で優秀特産品特別賞を伊良部町のかんな食品、島おこし奨励賞(団体の部)を宮古農林高校環境班と宮古サッカー協会が受賞した。フェアは5日まで。
同フェアは、各離島の特産品販売や伝統芸能紹介など多彩なイベントを通し、産業振興や相互交流、地域づくりを支援するのが目的。今年で16回目。これまで9月に開催されていたが、01年、03年と台風で中止されたため、今回12月に開催した。
開会式で、島袋委員長は「多くの離島ファンの皆さんが、島々の魅力と島人の元気に触れていただきたい」と県内外からの来場を呼び掛けた。稲嶺知事も「回を重ねるに従い、特産品の品質向上や新商品の開発に寄与している。多くの県民に個性あふれる島々の魅力を存分に味わってもらいたい」と期待を寄せた。
展示棟には95業者団体が出展。宮古コーナーは26業者団体が自慢の特産品を並べた。宮古の6市町村から伝統工芸の宮古上布や宮古織りのかりゆしウエアやネクタイ、袋もの、焼き物、三線のほか、農産物・海産物加工品の宮古みそや漬物、菓子、コーヒー豆など多種多様な品が集まり、買い求める客も時間とともに増えてきた。
きょう4日は初の企画で、離島在住・離島出身のアマチュアによる「ミュージックコンテスト」も行われる。また、各離島出身のミュージシャンらが出演する島唄ライブや民俗芸能公演が連日行われる。
写真説明・23離島市町村の特色ある特産品が展示即売され、高い関心を集めている離島フェア=3日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟
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