200平成16  11曜日

合併日、来年10月1日に決定/3市町合併協

 平良市・城辺町・伊良部町合併推進協議会(会長・伊志嶺亮平良市長)第3回会議が4日、宮古島マリンターミナルで開かれ、3市町での合併期日を来年10月1日とすることで決定した。また、今回は44の協定項目のうち21項目が提案され全項目を承認した。さらに、伊志嶺会長が上野村が合併協議に再参加する方針を固めたことを報告。「スケジュール的にもこれからは遅れることはできない。今月中には上野村の合併協加盟についてすべての手続きを終了したい」と述べた。

 合併期日については合併までのスケジュールとして事務局側から▽現在の状況では県への申請を来年3月末に間に合わせるのが精いっぱい▽県への申請後、県議会の議決は来年6月になる見込み▽議決後に国に届け出て告示となり合併の効力が発生―との作業、手続きが説明された。
 また、具体的な内容として電算システム統合の作業に加え、現在の平良市議の任期が来年10月17日で3市町の農業委員の任期も来年9月30日であることから、合併期日については来年10月1日とすることでまとまった。
 今回決定した協定項目は総務部会提案が▽合併期日▽一般職員の身分―など10項目。福祉部会が▽国民健康保険制度の取り扱い▽ごみ処理・し尿処理関連―など4項目。教育部会が▽市町村立学校(園)の通学区域▽社会教育関係―など3項目。建設部会が▽公営住宅の取り扱い▽都市計画関係事業―など4項目となっている。
 今回、合併期日が決定したことを受け、今後は議会議員の定数および任期についての検討委員会が行われる予定で、議員の「在任特例」や「定数特例」についての協議が注目される。
 今後協議会は、第四回を今月17日に第5回を来月1日に行う予定で第5回までにはすべての協定項目を決定する見込みとなっている。

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新市名「宮古市」で提案/新市名称小委員会

 平良市・城辺町・伊良部町合併推進協議会の「新市の名称に関する小委員会」(川満俊夫委員長)の第2回会合が4日、宮古島マリンターミナル2階会議室で行われ、3市町が合併した場合の新市の名称について協議し、同委員会としては新市名称を「宮古市」とすることでまとまった。今回の協議結果については今月17日に行われる合併推進協議会に報告され、協議し委員会の決定が認められれば正式に「宮古市」で決定される。
 前回の委員会では「宮古市」「宮古島市」「琉宮市」の3案が上がったが「琉宮市」については「とっぴすぎる」など否定的な意見が多かった。
 今回の委員会では新市の名称を「宮古市」とする意見が4人、「琉宮市」が2人、「宮古島市」はゼロだった。
 また、公募やアンケートを実施しないとの方針となり、その理由としては前回の6市町村合併協でも実施しなかったことと、その時よりも時間的に余裕がないとの理由で行わないこととなった。

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宮古代表牛8頭に期待/04年度県畜産共進会へ出品

 6、7の両日に開催される2004年度県畜産共進会に出品される宮古代表牛8頭と子牛1頭が4日、開催地の東風平町に向けて平良港を出発した。同港で行われた壮行会で宮古地区農業振興会の伊志嶺亮会長(平良市長)は「上位入賞および団体賞の朗報を待っている」と期待を込めて生産者を激励した。
 出品される8頭の宮古地区代表の母牛はいずれも体格に優れていて毛並みも良好。壮行会の中では太陽光を浴びて見事な光沢を放っていた。激励に駆け付けた畜産関係者らも出品牛の完成度に関心しきりだった。
 壮行会は午前11時から行われ、はじめに宮古地区農業振興会の伊志嶺会長が「出品される代表牛は資質、風格ともに宮古牛にふさわしい仕上がりだ。6日の審査に向けて体調管理を徹底し、上位入賞を果たしてほしい」と力強く激励した。
 続いて「あみん」号(成雌の部第一類)などを出品する砂川玄一さん(城辺町)の長男、弘明さんが「望みを高くして参加したい」と生産者代表の決意表明を行い、上位入賞に自信を見せた。
 この後、生産者をはじめ壮行会に参加した畜産関係者全員でガンバロー三唱を行い、出品牛の上位入賞に期待を込めた。
 県畜産共進会は東風平町の南部家畜市場で開催され、6日に審査、7日に審査講評および褒賞式が行われる。
 毎年、宮古代表牛は高く評価されており、03年度の共進会では3頭が優秀賞に輝いている。
 生産者と出品牛は次の通り。(生産者敬称略)
 【若雌の部】▽第一類=前川忠彦(平良市)「つるこ号」、喜屋武隆(同)「たかてる号」▽第二類=垣花千代(同)「はるみ号」、砂川玄一(城辺町)「りょうこ号」
 【成雌の部】▽第一類=砂川恵徳(平良市)「みつひめ号」、砂川玄一(城辺町)「あみん号」▽第二類=松原清英(同)「まるちゃん号」、吉本光金(平良市)「わかな号」

 写真説明・県畜産共進会に出品される宮古地区代表牛とその生産者。壮行会では多くの関係者から激励を受けた=4日、平良港第3ふ頭 

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島の食材料理で交流/アロエベラツアーとGツーリズム受講生

 全国のアロエベラ愛好者たちが参加するアロエベラ宮古島ツアー(主催・コーラル・ベジタブル社)と、宮古農業改良普及センターが実施するグリーンツーリズム養成講座受講生たちとの交流会が3日夜、下地町農村環境改善センターで行われた。グリーンツーリズム受講生たちはモニターツアーとしてニガナやパパイアなど島で取れた野菜などを使った料理を振る舞ったほか、手作りの特産品もアピール。ツアー参加者は料理に舌鼓を打ち交流を楽しんた。
 同ツアーは毎年4月と11月の2回実施しており、グリーンツーリズム養成講座受講生たちとの交流会は今回が初めて。コーラル社の洲鎌善充社長は「これまでに延べ600人が来島しており、リピーターも多い。今回のように地元の人々と触れ合う機会を持ち、交流を深めていきたい」と話した。
 グリーンツーリズム受講生は16人が参加。講習会の一環として、実際に来島者を対象としたモニターツアーを実施した。受講生たちはムーチーやサーターアンダギー、アロエベラの刺身、宮古島産黒小豆を使ったぜんざいなど島の食材を生かした料理を振る舞い、ツアー参加者たちに宮古島産食材の良さをアピールしていた。
 広島県から毎回参加している浜中清子さんは「すっかりとりこになり毎年来ている。息子も宮古島を気に入り、住んでいる。こうした地元の人々との触れ合いをもっとしてほしいと思う。海のきれいさと人の温かさをもっとたくさんの人に知ってもらいたい」と話し、交流会を満喫している様子だった。

 写真説明・グリーンツーリズム養成講座受講生たち(左)が島の食材を生かした料理を振る舞った交流会=3日、下地町農村環境改善センター

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ハンズフリー売れ行き好調/運転中携帯使用の罰則強化で

 運転中の携帯電話使用の罰則などが強化された改正道路交通法が今月1日から施行されたことに伴い、規制外のイヤホンとマイクを通じて携帯電話を持たずに通話できる「ハンズフリー」商品が人気を集めている。
 イヤホンとマイクが一体化しているタイプが1番人気。価格は1000円前後で従来より2−4倍近いペースで売れているという。平良市内の取扱店は「改正道路交通法が施行されてお客様の関心が高くなっている」と話している。
 改正道路交通法では、運転中に携帯電話を手に持って通話したり、メールの送受信など画面を見ると違反となり、大型車で7000円、普通乗用車・二輪車で6000円、原動機付自転車で5000円の反則金が科せられる。行政処分は1点の減点となる。
 同市内の取扱店によると、イヤホンとマイクが一体化したタイプが1000円前後で最も人気。着信の際にはマイクについているボタンを押すだけで電話を受けられるため、携帯に触れずに通話することができる。
 そのほか、ハンズフリーに対応している専用のカーオーディオや、FMラジオの周波数に合わせてセットするだけで車載のスピーカーから相手の声が聞こえるタイプなど商品はさまざまで、いずれも道路交通法改正前に比較すると売れ行きは好調だ。
 売り場の担当者は「これまではほとんどのお客様があまり関心を持っていなかったが、11月から罰則が強化されることになり、10月の中旬ごろから売れ始めた。品切れまでとはいかないが、売上げは急増加している」と話した。

 写真説明(上)・運転前に装着すれば、運転中に着信があっても携帯電話に触れずに通話することができる=4日、平良市西里のオートショップターボ
 写真説明(下)・3−4倍のペースで売れているというイヤホンとマイクが一体化しているハンズフリー商品

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