2004年(平成16年)
9月30日
木曜日
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解職請求問題、議会に飛び火/伊良部町
☆ 名月の下で伝統行事/十五夜
☆ 洲鎌栄一が引退表明/ボクシング 元日本フェザー級王者
ボクシングの元日本フェザー級王者の洲鎌栄一(28)=尼崎=が28日、兵庫県尼崎市の所属ジムで現役引退を表明した。洲鎌は「世界戦で力を出し切った。打ち合って負け、世界のすごさを知った。これ以上続けても、気持ちを持って行けない」と話した。今後はボクシングを離れ、新たな人生をスタートさせる。 洲鎌は7月24日に韓国・ソウルで行われたWBC(世界ボクシング評議会)フェザー級タイトルマッチで王者、池仁珍に世界初挑戦。王者をダウン寸前まで追い込むなど善戦したが、10回TKOで敗れた。 洲鎌は「ボクシングを始めて10年。会長をはじめ、スタッフや多くのファンに支えられた。幸せなボクシング人生を送ることができた。応援ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。 尼崎ジムの小島祥一会長は「引退は残念だが本人が決めたこと。世界戦では力を出し切り、納得のいく試合だった。十年間よく頑張った」と話した。 洲鎌栄一(すがま・えいいち) 1975(昭和50)年生まれ。96年にプロデビュー。97年には全日本新人王獲得。01年に日本フェザー級王座を獲得。3度防衛の後、02年に王座陥落。通算戦績は31戦26勝(19KO)4敗1分け。両親は城辺町出身。 |
☆ 知念3段、先勝ならず/女流本因坊戦第1局
第23期損保ジャパン杯女流本因坊戦五番勝負の第1局が29日、富山市内のホテルで行われ、白番の小林泉美女流本因坊が168手までで挑戦者の知念かおり3段に中押し勝ちした。第2局は10月13日に、東京都の日本棋院会館で行われる。 序盤は互いに地を囲い合うゆっくりした進行。中盤に入り黒は、上辺で白を攻めにいったがうまくいかず、右辺の白模様を消しにいった石も攻められ碁を苦しくした。結局、右辺の一団の石はコウでしのいだものの代償が大きく、形勢を損ねた。119手目以降、黒は追い込みに入ったが及ばなかった。 終局は午後6時1分。持ち時間各4時間のうち、残りは小林が2分、知念が3分だった。 知念3段の話「左下から下辺にかけての分かれがつらかった。その前に先に攻めなければならなかった。これから2週間あるので、気持ちを切り替えて頑張りたい」。 写真説明・対局後戦いを振り返る知念3段(右)と小林女流本因坊=29日、富山市の富山第一ホテル(写真提供・北日本新聞社) |
☆ 産業まつり、来月16、17日/今年もドイツ村で開催
「島産品(しまさんぴん) 地産地消でしまおこし」をテーマに第27回宮古の産業まつり(主催・同まつり実行委員会)が10月16、17日の2日間にわたって上野村のうえのドイツ文化村で開催される。県産品の展示即売会や宮古の織物展、ファッションショー、Tシャツデザインコンテストなど多彩なイベントが催される予定。29日、県宮古支庁で開かれた実行委員会で決定した。 産業まつりは「時代のニーズに対応した新製品の開発と品質の向上を促進し、幅広く県民にPRすることで県内産業に対する県民の意識を深める」という理念の下、国の三位一体政策により、中央依存の体質から自立的発展に向けて魅力ある経済活動拠点を創出し、活力ある民間主導の自立型経済を構築しなければならないとし、宮古圏域でも地域特性を生かした新産業の創出、新規産業の育成を支援する機会として開催される。 イベントは▽県産品展示即売会▽サトウキビに関する生産加工品および奨励品種展▽マルチメディア展▽宮古の織物展、ファッションショー▽Tシャツデザインコンテスト▽みゃーくの味郷土料理フェアー▽宮古観光関連施設巡りバスツアー▽ロボット展▽消費生活展―など。 また、ストックホルム青少年水大賞を受賞した県立宮古農林高校環境班が開発した有機肥料「バイオ・リン」の紹介、電気自動車の試乗会の開催も検討する方針。 そのほか、経営の改善技術の発展などで大きな成果を上げ、他の模範となる実績を収めた個人、業者に対して「宮古地区産業振興賞」を贈呈する。 オープニングセレモニーは16日午前9時50分から。関係者のテープカットなどが行われる。 |