200平成16  918曜日

城辺町70歳以上招き祝賀/4町村で敬老会

 20日の「敬老の日」を前に、城辺町、伊良部町、下地町、上野村の四町村で17日、町村主催の敬老会が行われた。それぞれ町三役をはじめ議会議員、区長らが参加して高齢者の長寿を祝福。各首長は参加高齢者の長寿を祝いながら今後のさらなる活躍を願った。各町村の70歳以上(下地町は75歳以上)の高齢者は▽城辺町2084人▽伊良部町1710人▽下地町558人▽上野村566人―。この日の敬老会では合わせて4918人の高齢者が祝福を受けた。平良市の敬老会は20日に行われる。

 城辺町の敬老会は同町農村環境改善センターで開かれた。同町の高齢者は満70歳以上の男性が874人で、女性が1210人。このうち米寿対象者は61人、90歳以上は182人(うち100歳以上が5人)となっている。
 敬老会は午後2時から開かれ、はじめに仲間克町長が「城辺の先輩方はみんな長寿に恵まれている。これからも『自分の健康は自分で守る』という気持ちで長生きしてほしい。人間は健やかに年を取ることが大切で、年でふけるということはなく、気持ちでふける。だから『年を取った』という気持ちを捨てて、自信を持って頑張る気持ちが大切」と激励した。
 続いて、同町議会の伊志嶺幹夫議長が「城辺町では健康で長寿の街づくりのための各施策が展開されているが、われわれ議会としても皆さんが明るく楽しい生活を送れるよう社会福祉の充実になお一層の努力を重ねていきたい」と話した。
 同町老人クラブ連合会の喜屋武盛吉会長もあいさつに立ち「自分の体は自分で守るという気持ちが大切だ」と力強く呼び掛けた。
 この後、同町の「敬老作文」で最優秀賞に輝いた西城小2年の友利きららさんと城辺小5年の金城光君が受賞作文を読み上げ、会場全体の高齢者を優しくいたわった。
 式後はアトラクションが行われた。同町婦人連合会によるトーガニアヤグや砂川保育所の園児による「遊庭」、同町老人クラブ舞踊同好会の「安里屋節」などが次々と披露され、会場の高齢者を楽しませた。

写真説明=園児のかわいらしい踊りを笑顔で楽しむ高齢者=17日、城辺町農村環境改善センター  


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砂川葉子さんが県知事賞/県婦人の主張大会

 【那覇支局】第37回婦人の主張中央大会(主催・県婦人連合会ほか)が17日、琉球新報ホールで行われ、県内6地区の代表12人が壇上で地域や家族、子育てを通したそれぞれの思いを発表。「心をつなぐ島」と題して発表した下地町婦人会の砂川葉子さんが最高賞に当たる県知事賞に輝いた。同じく宮古地区から参加した平良市婦人連合会の池間吉子さんは努力賞を受賞した。
 県知事賞に輝いた砂川さんは本土から移住し、来間島の3人の子供を持つ男性と結婚。子育てに悩む日々を送るが「島の人たちの支えによって家族のきずなが深まり、母親としても成長することができた」と、人と人とのつながりの大切さを壇上で熱く語った。
 また受賞後、砂川さんは「地域の人たちや家族の協力があったおかげで受賞できた」と話し、「今後も地域のため、婦人会活動を頑張りたい」と抱負を話した。県教育長賞には伊江村婦人会の内間枝利子さん、県婦人会連合会長賞には読谷村婦人会の知花美紀さんがそれぞれ受賞した。
 
写真説明=県知事賞を受賞した砂川葉子さん(右)と努力賞を受賞した池間吉子さん=17日、琉球新報ホール 

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砂山リゾート開発に新会社が名乗り

  10年余りにわたって手つかずの状態となっている平良市下崎の砂山ビーチ一帯のリゾート計画について、同計画を進めていたダイエー(本社・兵庫県神戸市)の系列会社から、別会社に計画が引き継がれることが分かった。16日の平良市議会九月定例会一般質問で、伊志嶺亮市長が富浜浩氏に答えたもの。計画継承に新たな会社が名乗りを上げたことで、今後の同計画の進展に期待が懸かる。
 計画を引き継ぐのは宮古島砂山リゾート(本社・平良市)。土地を所有する福岡ダイエー・リアル・エステートから土地を譲り受け、内容を変更した上で計画を進める。15日に両社の代表者らが市役所を訪れ、計画継承を伊志嶺市長らに伝えたという。伊志嶺市長の答弁によると、来月にも新たな計画内容が公表される見込みだ。
 同計画はダイエーの系列会社が、46万平方~余の敷地にホテルやショートコースのゴルフ場、テニスコートなどを建設するという大規模開発プロジェクト。1992年には開発行為が県知事、農林水産大臣に許可されながら、ダイエーの経営悪化とともに、同計画は頓挫していた。

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節目迎え、祝賀会開く/宮古写真愛好家協が10周年

 宮古写真愛好家協会(与儀一夫会長)は16日午後、市内のホテルで同協会の設立10周年を祝う祝賀会を開催した。同協会会員のほかに、伊志嶺亮平良市長ら関係者も大勢出席して同協会の設立10周年を祝福。併せて10年の歩みを振り返りながら、今後のさらなる発展を誓い合った。与儀会長は「これからも会員相互と関係者の皆さんとのコミュニケーションを大切にしながら協会発展のために頑張りたい」と決意を話した。
 同協会は今年8月で設立10周年を迎えた。これを機に記念誌を発刊したほか、「協会発展のために欠かせなかった」(与儀会長)存在として、宮古毎日新聞社などマスコミ各社や、中学生に対する写真指導で功績を残したナイスプリント寿の比嘉正実さんに感謝状を贈呈した。
 祝賀会は午後7時から開かれた。はじめに与儀会長が「マスコミや文化協会、そして各方面の皆さんの力を借りなければ私たちはここまでこれなかった」と感謝。その上で「写真はコミュニケーションを大切にしないと写せないと思う。だからこそ互いのコミュニケーションを深めることがとても大切になる」と話すとともに、今後も協会発展のために全力を尽くすことを強調した。
 伊志嶺市長は「これからも良い写真を撮って宮古の文化、芸術に貢献してほしい。この写真愛好家協会の温かく感じの良い雰囲気がいつまでも続くことを願っている」と激励した。
 この後、同協会の福嶺紀功顧問が音頭を取り乾杯、出席者それぞれが設立10周年の祝杯を上げていた。

写真説明=協会設立10周年を祝い乾杯する協会会員や関係者=16日、ホテル共和
  



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本番さながらに訓練/宮古地区海上防災訓練

 2004年度宮古地区海上防災訓練が17日、平良港第二ふ頭で行われた。平良港に入港中の貨物船が岸壁に衝突し、重油が流出、火災が発生し、乗組員が負傷、海上に転落した、という状況を想定。平良海上保安署など宮古地区海上防災対策協議会に参加する関係機関が、実際の事故現場さながらの作業を展開した。
 参加した機関は宮古警察署、宮古広域消防組合、航空自衛隊宮古分屯基地、平良市、平良港工事安全連絡協議会、沖縄電力宮古支店、平良市漁協など。訓練は、@災害発生情報の通報A巡視船挺、航空機、消防車などの出動B船艇、航空機による被害調査C流出油の拡散防止・防除、オイルフェンスの撤収D行方不明者の捜索・救助E火災の消火、負傷者救助―の手順で実施された。
 参加した隊員らは、貨物船上で負傷した乗組員をクレーンでつり上げて救急車まで運び、海上に落ちた乗組員を船やヘリから救助、船体への消火と、真剣な表情で慎重に一つ一つの作業をこなしていた。

写真説明=乗組員が海上に転落したことを想定し、海上保安庁のヘリがその救助に当たった=17日、平良港第2ふ頭


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