200平成16  24 曜日

350人が腕前競う/宮古毎日親睦ゴルフ大会

 「第7回宮古毎日親睦ゴルフ大会」(主催・宮古毎日新聞社、主管・宮古ゴルフ協会)が21、22の両日、下地町のエメラルドコーストゴルフリンクス(パー72)で開催された。一般の部は松岡光男さん、シニアの部は美里泰雄さん、ミッドグランドシニアの部は阪井秀和さん、レディースの部は松原智子さんがそれぞれ優勝を飾った。大会には2日間で島内外からゴルフ愛好者約350人が出場。終日、プレーを満喫し、平良市内のホテルで催された表彰式、懇親会で交流を深めた。

 大会はダブルペリア方式で2日間にわたり行われた。参加者は日ごろ鍛えた技術を発揮、熱戦を展開した。プレーの合間には参加者同士、ゴルフ談議に花を咲かせるなど交流も楽しんだ。
 一般の部で優勝した松岡さんはアウト43、イン36、グロス79、ハンディ7・2、ネット71・8のスコアだった。レディースの部を制した松原さんはアウト49、イン48、グロス97、ハンディ24・0、ネット73・0で回った。
 シニアの美里さんはアウト45、イン42、グロス87、ハンディ16・8、ネット70・2、ミッドグランドシニアの阪井さんはアウト40、イン42、グロス82、ハンディ10・8、ネット71・2でそれぞれ優勝した。
 ベストグロス賞は一般の与座和博さん(アウト34、イン38、グロス72)、シニアの砂川恵作さん(アウト36、イン38、グロス74)、ミッドグランドシニアの岩井邦政さん(アウト39、イン38、グロス77)、レディースの垣花直子さん(アウト41、イン37、グロス78)がそれぞれ獲得。垣花さんは今年10月に神奈川県で行われる「東急レディスゴルフ2004年全国大会」、ほかの3人とレディースグロス2位の上里悦子さんは来年開催の「八重山毎日アマチュアゴルフ選手権大会」への出場権を手にした。
 表彰式、懇親会には大会に出場した大勢のゴルフ愛好者が出席して行われ、親睦を深めた。
 主催者を代表して宮古毎日新聞社の真栄城宏社長は大会運営に協力した協賛各社に感謝の意を示した上で、「本大会は競技はもちろんだが、親睦にウエイトを置いている。交流を深めてくれれば幸い」と述べた。また、「本社も今年で創刊49周年、来年は50周年を迎える。皆さんの日ごろからの支えのたまもの。今後も紙面、サービスの充実に努めていく」と決意を新たにした。
 宮古ゴルフ協会の上地安増会長、八重山毎日新聞社の仲間清隆専務は「大会が今後も発展するように願います」などと乾杯の音頭を取り、会場の雰囲気を盛り上げた。
 表彰式では各部門の上位入賞者やニアピン賞、ドラコン賞獲得者も表彰。最後は宮古―東京往復航空券や自転車、ゲームなどが当たるお楽しみ抽選会が行われ、盛り上がりを見せた。

 写真説明・350人が参加し腕前を競った=22日、下地町のエメラルドコーストゴルフリンクス

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普天間基地の閉鎖求める/平良市議会臨時会

 米軍ヘリ沖縄国際大学墜落事故を受け、平良市議会(池間青昌議長)は23日午前、臨時会を開き、「民間地域への米軍ヘリコプター墜落事故に対する」意見書と抗議決議を全会一致で採択した。抗議決議では「(普天間基地の)早期返還が要求されてきたにもかかわらず、これを放置してきた責任は日米両政府にある」と糾弾。「今回の米軍ヘリコプター墜落事故に対し怒りを込めて抗議する」と訴えた。その上で、米軍機の民間住宅地上空での飛行や訓練の中止、普天間基地の閉鎖と早期返還を強く求めている。

 米軍ヘリ墜落事故に対する意見書と抗議決議は富永元順氏が提出し、賛成者は友利恵一氏ほか9人。富永氏がそれぞれ内容を読み上げて全議員に理解を求めた。
 意見書、抗議決議ともに前段で「墜落現場周辺は小学校から大学まで数多くの教育機関をはじめ病院、商店および住宅が密集する民間地域で、広範囲にわたってヘリの部品が飛び散り、住民を大きな恐怖に陥れた」と強調。併せて今回の事故が普天間基地と米軍機の危険性を浮き彫りにしたことを指摘した。さらに事故現場周辺を米兵が封鎖し、民間地域にもかかわらず県警や消防、大学の職員を現場に立ち入らせなかった米軍側の対応にも憤りを示した。
 その上で日米両政府に▽米軍の民間住宅地上空での飛行および訓練の中止▽事故原因を徹底的に究明し、県民に対する速やかな公表▽普天間基地の閉鎖と早期返還▽日米地位協定の全面的な改定▽被災者への完全補償―を強く求めている。
 意見書は小泉純一郎内閣総理大臣をはじめ、外務大臣、沖縄及び北方対策担当大臣、防衛施設庁長官、外務省沖縄担当大臣、沖縄県知事へ、抗議決議は駐日米国大使、在日米軍司令官、在日米軍沖縄地域調整官、在沖米国総領事にあてる。
 米軍ヘリ墜落事故は今月13日に発生。普天間飛行場に隣接する沖縄国際大学構内に米海兵隊所属のCH―53D大型輸送ヘリが墜落し爆発、炎上した。この際、墜落現場周辺の広い範囲にヘリの部品が飛び散るなどして周辺住民を恐怖に陥れた。21日には稲嶺知事が現場を視察し、安全性確保の観点から首相や関係閣僚に米軍機の全面飛行禁止を訴える考えを示した。

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宮農環境班が凱旋/国際水コン大賞受賞・

島民らに『世界一』報告

 スウェーデンのストックホルムで開催された「ストックホルム・ジュニア・ウオーター・プライズ(青少年水大賞)」国際コンテストに出場し、最高賞にあたる同大賞を受賞した県立宮古農林高校(下地恵吉校長)環境工学科環境班メンバーが22日、帰島した。宮古空港には学校関係者や父母らが駆け付け、凱旋セレモニーを開き生徒らの快挙をたたえた。生徒3人は時差ぼけの疲れにもかかわらず、盛大な歓迎に笑顔を見せていた。班長の川平勉君は「大賞には喜びより驚き。頭が真っ白になった」と話した。
 環境班のメンバーらが空港のゲートから姿を見せると、集まった関係者らから温かな拍手が送られた。生徒らは長旅のせいか疲れた表情を見せていたが、歓迎ぶりに元気を取り戻していた。
 セレモニーで下地校長は「皆さんの朗報は国内や県内、地元で大きな話題となった。この賞におごることなく研究を重ねてください」と激励。そのほか、垣花玄啓PTA会長や松川寿雄同窓会長らが祝辞を贈った。
 班長の川平君は「発表当日は緊張して足が震えたが無事に発表を終えることができた」と大会を振り返った。砂川大輔君、山口香さんも「大賞が『ジャパン』と発表されても自分たちと気がつかなかった。夢かと思った」と声をそろえた。
 引率した前里和洋教諭は大会の報告を行い「この賞は環境班だけではなく島民全員で勝ち取った賞だ」と述べた。
 同班の研究は地下水保全と農業の発展を両立することが目的で、その内容は世界中の地下水汚染に苦しむ国々で活用できる地球規模の研究だったことが高く評価された。
 砂川君の姉、友利ちひろさんは「すごいの一言。毎日遅くまで頑張ってよかったね」と生徒らに声を掛けていた。
 同大賞の日本およびアジアでの受賞は初。「水のノーベル賞」と呼ばれるストックホルム水大賞のジュニア版。

 写真説明・ストックホルム青少年水大賞を受賞した環境班のメンバーを関係者が盛大に迎えた=22日、宮古空港

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県大会銀賞受賞を報告平良市立東小合唱部・

父母会が感謝の集い開く

 今月8日に沖縄市民会館で行われた第71回NHK全国学校音楽コンクール県大会で銀賞を受賞した平良市立東小学校合唱部の父母会(上地江美子会長)は22日、響和楽器2階ホールで「コンクール参加報告会&感謝の集い」を開いた。子供たちが発表曲を披露したほか、父母らが洲鎌律子顧問ら指導者に謝意を表した。
 同コンクールは、県内15校が参加。東小の子供たちは、3年生から6年生までの35人が出場し、課題曲のほか、松下耕氏作曲の「狩俣ぬくいちゃー」を発表。迫力ある歌声で会場を魅了したという。
 上地会長は「金賞目指して練習に励んでいただけに、皆さんの悔し涙が印象的だった。今回の経験をもとにますます頑張ってほしい」と激励した。
 また洲鎌顧問は「地元の歌に対する気持ちが育ったと思う。そして、練習で培ったチームワークや自信は宝物。120点を与えたい」と評価した。
 子供たちはそれぞれコンクールの感想を述べ「金賞を取れずに悔しかったが精いっぱい歌った」「たくさんの応援をありがとう」など晴れやかな表情を見せていた。

 写真説明・コンクールで発表した課題曲と自由曲を父母らの前で歌った子供たち=22日、響和楽器2階ホール

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地域の安全は地域の手で/防犯協 島尻ぱーんとぅ支部結成

 宮古地区防犯協会島尻ぱーんとぅ支部が22日、結成された。犯罪のない地域社会を目指し、住民の防犯意識を高揚することなどが目的。同日結成総会が開かれ、島尻ぱーんとぅの里会館で会則の議案審議や事業計画、役員などを決めた。支部長に選任された辺土名忠志さんは「安全で住みよい地域づくりをみんなの手でつくりたい。『地域の安全は地域の手で』をスローガンに頑張りたい」と決意を述べた。
 結成総会には、宮古警察署(伊波盛春署長)の署員や宮古地区防犯協会(平良恵慈会長)の役員、地域住民らが大勢集まり、地域の安全を守ることを誓い合った。
 平良会長は「辺土名支部長を中心に力を合わせて地域の安全を守ってください」、伊波署長は「宮古で一番安全なのは島尻だと誇れるよう頑張りましょう」とそれぞれ激励の言葉を述べた。
 結成総会後には、パトカーを先導に同支部の役員や関係者、子供たちが集落内をパレードした。
 役員は次の通り。(敬称略)▽支部長=辺土名忠志▽副支部長=宮良保▽会計=島尻勝盛▽監事=仲里長造▽理事=松川吉太郎、上地俊行、山内義信、山内豊彦、上地賢治、島尻正、下里善盛、島尻一臣、比嘉孝徳、川田栄作、恩川秀昭、池間貞夫、与儀透、辺土名敏一、武島昭

 写真説明・支部結成を記念して集落内をパレードする子供たち=22日、平良市島尻

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