200平成16  22曜日

浮桟橋の整備が本格化/佐良浜、島尻漁港で来月から供用開始

 伊良部町佐良浜漁港と平良市島尻漁港の2漁港で21日、鋼管のくいに本体を取り付ける浮桟橋整備工事が本格化した。浮桟橋の用途は、佐良浜漁港が漁船(5トン未満)専用で、一方の島尻漁港が定期船専用。浮桟橋は潮の干満にかかわらず、水面からの高さが一定となる浮体式。漁船専用では漁獲物の荷揚げ作業などの利便性が一段と向上し、定期船専用では乗客がスムーズに乗降できるのが最大のメリット。今月中に完工し、来月から供用開始となる。

 県宮古支庁が発注した漁船専用の浮桟橋は、同町漁業協同組合前に設置。本体の長さ30メートル、幅10メートル、高さ2・1メートル。海面から常時70センチ浮かぶ。屋根の大部分は大型台風に耐えられるステンレス張り。総事業費は2億円で、国補助が90%、県負担が10%。
 一方、平良市が発注した定期船専用の浮桟橋は、島尻漁港西側に整備。本体の長さ21メートル、幅11メートル~で、屋根は同漁港近くの浅瀬に生息するミナミコメツキガニをイメージして製作した。屋根のシートは東京ドームで使用している特殊膜のシートと同じものを張る。
 この浮桟橋は大神島と島尻漁港を結ぶ定期船が利用する。浮桟橋と岸壁を結ぶ連絡橋は、障害者や高齢者に配慮して障壁をなくすバリアフリー化にした。浮桟橋などを含めた総事業費は約2億円。国補助が90%、市負担が10%。
 同市水産課では「地域住民や観光客の利便性と安全性の向上とともに観光のイメージアップなどの地域振興に寄与する」と話す。

 写真説明(上)・来月から漁船専用で供用開始する浮桟橋=21日、伊良部町佐良浜漁港
 写真説明(下)・屋根はミナミコメツキガニをイメージして製作=21日、平良市島尻漁港

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宮古毎日親睦ゴルフが開幕/きょう一般とレディースで熱戦

 「第7回宮古毎日親睦ゴルフ大会」(主催・宮古毎日新聞社、主管・宮古ゴルフ協会)が21日、下地町のエメラルドコーストゴルフリンクスで開幕した。初日はシニア、ミッドグランドシニア部門に合わせて95人が出場して熱戦を繰り広げた。きょう22日は一般(ジュニアを含む)とレディースが行われ、競技終了後はホテルアトールエメラルド宮古島で表彰式ならびに懇親会が開催される。
 この日はシニア(56―65歳)に57人、ミッドグランドシニア(66歳以上)に38人が出場。18ホールのストロークプレーで競った。参加者は真剣にプレーしながらも同伴競技者との交流を楽しんでいた。
 きょう22日は一般とレディースで熱戦が展開される。一般の部には213人、レディースには27人がそれぞれエントリーしている。
 競技終了後の表彰式は午後7時30分から。この会場でシニア、ミッドグランドシニア部門を含めた成績発表を行う。各部門の3位までを表彰するほかベストグロスやドラコン賞、ニアピン賞など特別表彰もある。各部門のベストグロス4人(レディースは2位)は来年開催の「八重山毎日アマチュアゴルフ選手権大会」に派遣される。レディースベストグロスは今年10月に神奈川県で行われる「東急レディスゴルフ2004年全国大会」への出場権が与えられる。

 写真説明・シニア、ミッドグランドシニア部門に95人が出場し熱戦を展開した=21日、エメラルドコーストゴルフリンクス

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フェンシング競技が開幕/国体九州ブロック

 2004年度国民体育大会第24回九州ブロックフェンシング競技が21日、平良市総合体育館で開幕した。開会式では伊志嶺亮平良市長があいさつし、選手や役員を歓迎。少年女子の部の沖縄県代表、伊波和美さん(石川高校)が高々と選手宣誓し、健闘を誓った。競技は8県総当たり戦で行われ、成年女子と少年女子で大分県、少年男子で福岡県が初日の終了時点でトップに立った。大会はきょう22日までの日程で行われ、最終順位が決定する。

 開会式で伊志嶺市長は「皆さんに宮古方言の『アララガマ』という言葉を送ります。この言葉は窮地に追い込まれた苦しい場面で自分自身に気合いを入れる時などに使われる言葉です。競技中、このような場面に直面した時に思い出してください」と選手団の活躍に期待を寄せた。
 九州フェンシング協会の矢野昌宏理事長は「この大会を通しフェンシングを愛する皆さんが4年後の北京五輪に出場できることを期待します」と述べた。
 フェンシングは「フルーレ」、「エペ」、「サーブル」の3種目があるが、今大会は最も基本的な種目、「フルーレ」が行われている。首や手足を除く胴体部分のみが有効となり、突きだけで勝負する。
 大会には宮古勢は出場していないものの、沖縄をはじめ、福岡、長崎、熊本、佐賀、宮崎、大分、鹿児島の8県から選手が出場。成年女子、少年男子、少年女子の各部で熱戦が展開された。

 写真説明(上)・沖縄県代表の伊波さんが選手宣誓を行い、健闘を誓った=21日、平良市総合体育館
 写真説明(下)・少年女子の部、果敢に攻め立てる沖縄県代表選手(右)

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ヒーローの活躍に釘付け/ファミリーマート夏休み企画

 ファミリーマートの宮古限定企画「特捜戦隊デカレンジャー」ショーが21日、マティダ市民劇場で行われた。3回の公演があり、いずれも多数の親子連れでにぎわった。
 このショーは、6月28日から8月15日までの期間、宮古地区のファミリーマート各店で利用客を対象に行った夏休みプレゼントの企画。会場に集まった子供たちは、目前で敵と戦う憧れのヒーローにくぎ付け。派手なアクションが展開されるたびに、四方八方から「がんばれー」の声援が飛び交っていた。
 また、「特捜戦隊デカレンジャー」のショーに先立ち、テレビコマーシャルなどで馴染みの「琉球チムドン楽団」がにぎやかなステージを披露し盛り上げた。同伴した父母らは、わが子の満足気な様子に嬉しそうな笑顔を見せていた。

 写真説明・ファミリーマートの企画でテレビキャラクターのステージショーが行われた=21日、マティダ市民劇場

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暴力団排除の取り組み強化/宮古地区ゴルフ事業連絡協

 宮古地区ゴルフ事業連絡協議会(下地藤康会長)の定例会が21日、城辺町保良地区のゴルフ場施設で開かれた。会員多数が出席。ゴルフ場からの暴力団の排除などの取り組み強化を再確認した。
 同会は、最近、県内外で暴力団による業務妨害や嫌がらせ行為があるなど、現下の厳しい社会情勢にかんがみ、ゴルフ事業者間および警察との連携を図る目的で開かれた。
 冒頭、伊波盛春宮古警察署長は「ゴルフ事業所は、暴力団から付け込まれることが予想される。不当な要求があった場合は、警察から暴力団へ中止命令を行うが、それでも要求があった時は、緊急逮捕もする」とあいさつした。
 会員らは、ゴルフ事業の公共性および社会的責任について認識を新たにした。

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