200平成16  18曜日

5市町村合併の推進を/宮古商工会議所

 宮古5市町村の枠組みによる合併法定協議会の設置を下地町議会が否決したことを受け、沖縄宮古商工会議所の中尾英筰会頭ら役員は17日午後に会見を開き、会議所として「宮古圏域が大同団結し5市町村による合併を推進してほしい」(中尾会頭)とする見解を示した。
 会見には中尾会頭をはじめ、藤村明憲、砂川恵助の両副会頭らも出席した。中尾会頭は「会議所として当初から合併は必要だという認識を持ってきた。合併しなければ交付税も削減され、行政運営に支障が出るので経済界としても心配」との考えを表明。その上で「合併は時代の流れ。この機会を逃したら、次代を担う子や孫のためにならない。合併は宮古の将来の発展につながる」と訴えた。

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恩河大貴君(西辺中)が3冠達成/中学卓球 宮古毎日新聞杯

 「第6回宮古毎日新聞杯中学生卓球選手権大会」(主催・宮古毎日新聞社、主管・宮古卓球連盟)が17日、平良市総合体育館で行われ、5校45人の生徒が練習の成果を競った。競技の結果、男子シングルスは西辺中の恩河大貴君、女子シングルスも西辺中の与那覇彩さんがそれぞれ優勝。総合力に勝る西辺中は男女のダブルスと団体も制した。男子シングルスを制した恩河君は3冠を達成。参加した生徒たちは競技と同様に他校の生徒との交流も満喫、大会を通して友好関係を深めていた。

 大会には西辺中をはじめ、平良、北、西城、来間の各校が参加。シングルス、ダブルス、団体の3種目で競い合った。開会式の中で宮古毎日新聞社編集局の松原清吉顧問は「試合に勝つことも大切ですが、他校の生徒たちとの交流も楽しんでほしい」と呼び掛けた。
 競技が始まると、生徒たちはプレーに熱中、各コートで激しいラリーが展開された。それぞれ大きな声を出して自らを奮起させ、スマッシュやレシーブ、サーブで練習の成果を発揮した。
 この結果、男子シングルスはノーシードの恩河君(西辺)が快勝。徹底した守りで相手のミスを誘い、初の栄冠を手にした。女子シングルスは与那覇さん(西辺)の力が光った。常に平常心を保ち、安定したラケットさばきと強力なスマッシュでライバルを退けた。
 ダブルスは男女とも西辺が優勝した。男子は恩河大貴・石嶺翔ペア、女子は前泊和美・嵩原由起ペアがそれぞれチームワークを生かして勝利を勝ち取った。
 シングルス、ダブルスで勝った西辺は団体戦にも強力な布陣で挑み、他校を寄せ付けない安定した強さを見せていた。
 シングルスで優勝、準優勝した生徒は今月末に開催される県大会の出場権を得た。

 写真説明・5校45人の生徒が出場し交流を深めながら熱戦を展開した=17日、平良市総合体育館

◎卓球選手権 各部門優勝者


男子シングルス優勝の恩河大貴君


女子シングルス優勝の与那覇彩さん


男子ダブルス優勝の恩河大貴・石嶺翔ペア

 


女子ダブルス優勝の前泊和美・嵩原由起ペア


男女団体優勝の西辺中

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「安里屋ユンタ」など披露/雅の会・韓国でのフェス参加を報告

 韓国・釜山市で8月1日から開かれた「第9回シー・フェスティバル(海の祝典)」に、日本代表として出演した平良市内の「雅の会」(新城久恵会長)は17日、平良市役所に伊志嶺亮市長を訪ね、交流の様子を報告した。
 同フェスティバルは、約65団体が海沿いの4キロのコースでパレードを行い、5万人の観客が見物する一大イベント。同会は「安里屋ユンタ」など2曲の琉球舞踊を披露した。
 報告の席で新城会長は「大勢の観客に声援をもらった。これからも民間レベルで韓国との交流を盛り上げ、次は韓国の皆さんをぜひ宮古に呼びたい」と意気込みを語った。これを受け伊志嶺市長は「思い出に残る素晴らしい交流をしてきたと思う。今後もぜひ頑張って」と激励した。
 同会は1991年に結成。韓国で、同国の伝統芸能「サムルノリ」を学んだことなどが縁となって今回の招待を受けた。イベント出演に向けては「沖縄の気持ちを伝えよう」と、3カ月間琉球舞踊の特訓を積んだという。メンバーは、交流の証しとして持ち帰った「釜山市民の鐘」のミニチュアを伊志嶺市長に贈り喜ばれていた。

 写真説明・帰国したメンバーらがフェスティバルや交流の様子を伊志嶺市長に報告した=17日、平良市役所

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那覇でも感動再現/パレットくもじ・トライ写真展始まる

 【那覇支局】4月に開催された第20回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古広域圏事務組合など)の感動の場面を収めた写真展(主催・宮古島トライアスロン実行委員会)が17日、那覇市のパレットくもじ1階エントランスルームで始まった=写真。20日まで。
 写真展は7月に平良市役所でも行われた。会場には宮古毎日新聞社をはじめ、琉球新報社、宮古写真愛好家協会などが撮影した写真がずらり。優勝争いをするトップ選手や、一般のトライアスリートが沿道の声援を背にゴールを目指す姿、大会のフィナーレを飾る花火など名シーンの数々に、買い物客らが足を止め、じっくりと見入っていた。

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成果たくさん/豆記者が取材活動報告

 第43次本土派遣宮古豆記者として本州、北海道で取材活動を行った児童・生徒らの報告会が17日、ゆいみなぁ(平良市働く婦人の家)で行われた。本州班7人、北方領土・北海道班13人の計20人の豆記者らが、体験学習の成果や感想を報告。「貴重な体験を与えてくれた両親やホストファミリーに感謝したい」と謝意を語った。
 豆記者たちは、7月27日から8月7日までの期間、各班の日程に沿って行動。首相や皇太子、北方領土対策本部長らを訪問したほか、各地の文化や歴史について見聞を広めた。
 報告会では、父母らも参加してわが子の発表に耳を傾けた。平良中2年の下地彩さんは長野県軽井沢町を訪ねた感想を「ゴミ問題に関する対応の違いについて」と題して報告し「軽井沢では、住民が責任を持ってごみを捨てているが、宮古では、自分1人くらい、という安易な気持ちの人が多いと思う。心掛けが大事」と力強く話した。また、北海道班の新城大地郎君(平一小6年)は「根室市では、案内板にロシア語が表示されていたり、北方領土返還を求める幕があったりして住んでいる人たちの熱い思いを感じた」などと発表した。

 写真説明・本州と北方領土・北海道取材班活動を終えた豆記者たちが活動の成果を報告した=17日、ゆいみなぁ(平良市働く婦人の家)

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