200平成16  曜日

ダンケフェスト大盛況/うえのドイツ文化村

 うえのドイツ文化村ダンケフェスト2004(主催・上野村、博愛国際交流センター)が1日、同文化村を会場に開かれた。夏休み期間中ということもあり、大勢の親子連れや若者が訪れ、澄み切った青空の下、ゲームやコンサート、のど自慢大会など各種イベントを満喫した。

 午前11時から同文化村博愛ゲート前で行われたオープニングセレモニーでは、陸上自衛隊員で構成される第一混成団音楽隊が息の合った演奏を披露。祭りの幕開けを華々しく飾った。
 実行委員長の川田正一村長は「このイベントは宮古郡民や観光客の皆様に感謝を込めて開催している。夏のひとときを存分に楽しんでください」とあいさつ。平良隆村議会議長と宮古観光協会の藤村明憲会長(代読・吉瀬武副会長)がそれぞれ祝辞を述べた。
 この後、川田村長、平良議長、吉瀬副会長、ミスサンゴの伊志嶺和歌子さん、上野小学校6年の砂川翔太郎君、同音楽隊の君塚栄治団長がテープカットを行った。
 会場ではドイツ商船ロベルトソン号遭難救助物語ビデオ上映会やドイツの写真展などを催し、ドイツ色をアピール。訪れた観光客も南国の宮古島で異国情緒あふれるイベントを満喫した。
 また、流行の兆しを見せているという同文化村での結婚式にちなんだ「ウエディング・ブライダルフェア」では、女性のあこがれのウエディングドレス試着会、チャペルなど式場の見学会などが実施され、好評を博した。
 日差しが弱まった夕方からは3万円争奪のじゃんけん大会、全宮古のど自慢大会など参加型のイベントで盛り上がった。
 スターライトコンサートではサルサバンド「カチンバ1551」が出演、祭りのフィナーレを飾った。カチンバはスペイン語で「泉」という意味で、常にパワーがあふれ出すというのが由来。本場、キューバでもライブを行った実績を持つメンバーらは情熱的な音楽を披露。独特のリズムが夏の夜空に響き渡ると、詰め掛けた聴衆は自然にダンスを踊りだすなど会場が一体となる盛り上がりを見せた。

 写真説明・会場が一体となる盛り上がりを見せたカチンバ1551のスターライトコンサート=1日夜、うえのドイツ文化村

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宮古空港でドリンクサービス/「観光の日」ちなみ特産品PR

 2004年度観光の日(1日)・観光週間(1―7日)にちなみ、宮古観光協会(藤村明憲会長)などは1日、宮古空港で「ウエルカムドリンクサービス」を実施し、訪れた観光客らにマンゴージュースやもろみ酢などを振る舞い、宮古の特産物をPRした。藤村会長は「宮古の特産物を知ってもらう良い機会になる。今年は観光入域40万人を目標に頑張りたい」と意気込みを語った。
 「ウエルカムドリンクサービス」は観光に対する意識の高揚を目的に、毎年行われている。ミス宮古の伊志嶺和歌子さんらが観光客らに「おいしいジュースはいかがですか」と手渡していた。
 会場にはマンゴージュース、アロエジュース、ビール、泡盛、もろみ酢など宮古ならではの品々が準備され、観光客らの目を引いていた。また、黒砂糖やサタパンビンも子供たちから人気を集めていた。
 観光で来島した涌井英子さん(37)、さやかさん(13)、あかりちゃん(9つ)はマンゴージュースを飲み干し「甘くておいしい。もう1杯飲みたい」と喜んでいた。

 写真説明・マンゴージュースなどを観光客らに振る舞い宮古の特産物をPRした=1日、宮古空港

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親子で力合わせ/ふれあい手づくり広場

 「第17回親子ふれあい手づくり広場」(主催・宮古毎日新聞社、沖縄タイムス社、協賛・メイクマン)が1日、メイクマン宮古店前で行われた。108組の親子が参加し、カンカラ三線や竹馬、ベンチ作りに挑戦するなどして夏休みの工作を楽しんでいた。
 宮古会場の広場は午前10時に開会。はじめに主催者を代表して宮古毎日新聞社編集局の松原清吉顧問が「親子で相談し、コミニュケーションを深めながら立派な作品を作り上げてください」と呼び掛けた。
 この後、参加者はカンカラ三線、竹馬、ベンチなど、それぞれの班に分かれて作業を開始。子供たちはお父さんやお母さんの手ほどきを受けながら、のこぎりなどの工具の使い方を学んでいた。作品が出来上がると親子で喜び合い、楽しい休日を満喫していた。
 平良市内からおじいちゃんと一緒に参加した粟国裕貴君(平良第一小3年)は「おじいちゃんの仕事はすごい。一緒に参加できてとても楽しいです」と満面の笑み。そのおじいちゃん下地盛一さん(75)は「普段孫と遊ぶ時間も少ないので、すごく楽しい。こうして孫と遊ぶのはやっぱりいいもの」などと話していた。
 この親子ふれあい手づくり広場は、子供たちに手作りの喜び、工夫することの楽しさを伝えることが狙い。同時に、親子が触れ合う機会を設けて家族のコミニュケーションを深めてもらうことも目的にしている。

 写真説明・108組の親子らが参加して工作を楽しんだ=1日、メイクマン宮古店前

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「水は大切」遊び通して再認識/天女の水まつり

 第16回天女の水まつり2004(主催・宮古島地下水水質保全対策協議会、宮古島上水道企業団、宮古広域圏事務組合)が1日、平良市熱帯植物園の「かあちゃんたちの森」で行われ、2000人(主催者発表)の親子連れらが、さまざまなイベントを楽しみながら、水の大切さについて考えた。

 今年のテーマは「水だって きれいでいたい この先も」。標語コンクール最優秀賞の嵩原健君(下地小3年)の作品。特設ステージでは表彰式があり、宮古島上水道企業団の渡真利光俊企業長から受賞した子供たちに賞状と記念品が贈られた。
 会場には水場が設けられ、子供たちが大はしゃぎ。友達同士水しぶきを上げて遊んだり、水鉄砲で水を掛け合ったりと、思い思いに楽しんだ。午後に行われたうなぎつかみ取り大会にも大勢の子供たちが参加し、ぬるぬるとした感触のうなぎに悪戦苦闘していた。
 関係機関では宮古福祉保健所がハブクラゲなど海洋危険生物について説明するコーナーを設置。平良海上保安署は紙芝居や海岸の漂着ごみの展示で海の環境について説明した。特設ステージでは水に関する「クイズ水オネア」、県立少年自然の家職員の岡徹さんによる大野山林の環境についてのミニ講話などが行われた。このほかにも多彩なイベントが催され、好評を博した。
 同祭りは、すべての水を地下水に依存する宮古島で、住民の水源と水質保全に対する現状認識と将来を考える機会にしようと、毎年「水の日」の8月1日に行われている。オープニングセレモニーで宮古島地下水水質保全対策協議会の伊志嶺亮会長(代読・渡真利企業長)は「命の綱と言われる地下水を守り、子孫へ継続する重要性はこれからも変わらない。水に親しみ、遊びながら、水問題や環境問題を考える良い機会にしてほしい」と述べた。

 写真説明・水あそびを楽しみ笑顔の子供たち=1日、平良市熱帯植物園「かあちゃんたちの森」

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次号へさらなる意欲/「ぱいぬ島(すま)文芸」第4号発刊祝う

 「ぱいぬ島文芸」第4号の発刊を祝う出版記念会が7月31日夜、平良市内のホテルで開催された。主催する「ぱいぬ島文芸クラブ」のメンバーら関係者が多数詰め掛け、貴重な文芸誌の発刊を盛大に祝った。垣花富夫会長は「第4号の発刊記念は第5号に向けてのスタート」と強調、ぱいぬ島文芸のさらなる充実と発展に向けて決意を新たにしていた。
 出版記念会は午後7時30分から開かれ、はじめに垣花会長が「われわれクラブの平均年齢は50代だが、まだまだ若い精鋭ぞろい」と会員らに呼び掛け。その上で「第4号出版という記念の日を第5号に向けてのスタートという心構えで、これからも頑張っていきたい」と決意を話した。
 来賓で駆け付けた県宮古支庁の安和朝忠支庁長は「第4号は、水や台風に的を当てる素晴らしいテーマ。これを読めば味のある深い話をすることができる」と絶賛し、平良市の伊志嶺亮市長(代読・下地学助役)は「第4号は非常に興味をそそる内容だった。今後も故郷を思う皆さんの強い気持ちで、この文芸誌が定期的に発刊されることを祈念する」と述べた。
 参加者全員で祝杯を上げた後、執筆者の紹介や各種余興があり、出版記念会は最後まで盛り上がりを見せていた。

 写真説明・「ぱいぬ島文芸」第4号の発刊を祝い祝杯を上げる会員や関係者=7月31日夜、ホテル共和

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平良第一FC 初優勝/児童オリンピック大会 サッカー

 第24回新報児童オリンピック大会のサッカー競技が7月31日と、1日の2日間、沖縄市の県総合運動公園サッカー場で開催され、宮古地区を代表して出場した平良第一FCが初優勝した。
 同チームは1日夕に帰島。宮古空港にはチーム関係者や父母らが大勢駆け付け、子供たちを出迎えた。同チームは県大会初優勝。
 集まった父兄らを前に主将の善平和君(4年)は「良いサッカーができてうれしかった。優勝できてよかった」と恥ずかしそうに喜びを語った。
 豊見山徹監督は「選手たちがサイド攻撃など練習の成果を大会で発揮した。良い形をつくることができ、自分たちのサッカーができた。みんなが一生懸命頑張った成果だ」と選手らをたたえた。
 同チームは、2回戦で神原FCに4―0で、3回戦は宇栄原FCに1―0で勝利しベスト4に進出。
 準決勝ではSC仲西と1―1で同点となりPK戦で5―4で辛くも勝利した。決勝では前半に挙げた2点を守りきり、豊見城キッカーズに2―1で初優勝を手にした。
 同大会は4年生以下を対象に開催され、2年前にはマティダ東FCが優勝している。
 宮古サッカー協会の松川英世会長は「優勝おめでとう。宮古勢2回目の優勝は宮古サッカーのレベルが上がったことの証明だ。次は全国大会優勝を目指して頑張ってほしい」と激励した。

 写真説明・新報児童オリンピックで初優勝を果たした平良第一FCのイレブン=1日、宮古空港

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