200平成16  7 23曜日

議員の半数が無回答/青年会議所・合併に関するアンケ

 宮古青年会議所(JC、伊沢忠憲理事長)が6市町村の議員90人全員を対象に実施した市町村合併に関するアンケートの集計結果がこのほどまとまり、22日には伊沢理事長がその結果を発表した。それによると、回答率は51・1%で議員の認識の低さを示す結果となった。そのうち合併賛成の意見は32人、反対は14人で最も回答率が高かったのは上野村議会の75%、最も低かったのは多良間村の22・1%となっている。また、6市町村の中で唯一下地町で合併反対の意見が賛成を上回った。

 回答率51・1%にアンケートを実施した伊沢理事長は「予想では7、8割の回答率を見込んでいたのでこの結果は残念」と述べた。
 回答率では、上野村議会に次いで高かったのが城辺町議会、次いで下地町議会となっている。最も議員数の多い平良市議会は回答率47・6%で宮古本島内では最も低い数値となった。
 回答で合併賛成が多数となったのは平良市議会、城辺町議会、伊良部町議会の3議会と上野村議会だが上野村議会の1人は「平良市を除く」を条件にしていることから姿勢として純粋な「賛成」とはならない。
 一方で、下地町議会は回答した6人中、賛成が2人で反対が4人。回答率50%ながらも6市町村で唯一反対が賛成を上回った。反対理由の中には「負債の多い市町とは合併しない方がいいとの住民の意見が多い」などのほか城辺町、上野村との3町村合併を求める意見などもあった。上野村議の反対理由の中にも平良市、伊良部町との合併に難色を示す意見も見られた。
 アンケートを実施した同会議所では今後、今回の結果をもとに各地の青年会とも合併問題についての協議を予定している。
 また、今回の集計結果は同会議所のホームページ(http://www.cosmos.ne.
jp/~miyakojc/)で掲載。今後、遅れてきたアンケートについても随時更新して掲載する予定。
 同アンケートは6市町村の全議員に対して合併に対する賛否と、合併しない場合に地方財政再建促進特別措置法に基づく「準用財政再建団体」になる可能性が指摘されていることについての見解を無記名(市町村名は明記)で求め、アンケート用紙は全議員に今月8日までには配布された。
 回収については今月12日までの投かんを呼び掛けていた。

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県中学サッカー大会が開幕/宮古では9年ぶりの開催

 第38回県中学校サッカー競技大会(主催・県中学校体育連盟、県教育委員会、共催・平良市教育委員会、城辺町教育委員会)が22日、平良市陸上競技場で開幕した。開会式では地元を代表して平良の主将・新城泰士君が力強く選手宣誓した。今大会の宮古開催は9年ぶり。県中学校体育大会のサッカー競技で、各地区予選を勝ち抜いた32校が参加しており、きょう23日から同競技場をメーンに4会場で熱戦がスタートする。
 選手宣誓で新城君は「スポーツマンシップと宮古島のアララガマ精神を胸に、日ごろ鍛えたプレーとチームワークを発揮し、中学生らしいはつらつとしたプレーをする」と、やや緊張した様子ながらも大役を果たした。
 開会式では大会長の野原敏之宮古中体連会長が「より高い目標の実現に向け努力することが優勝につながる。体調管理を十分行って、活躍を期待する」とあいさつ。宮古教育事務所の本村幸雄所長が「皆さんの精悍な登場を見ると意気込みが気迫となって伝わる。悔いの残らないよう頑張ってほしい」と歓迎の言葉を述べた。
 また宮古地区の中学生を代表して玉城朝子さん(北中3年)は「宮古のみんなで大会を心待ちにしていた。しゃく熱の太陽に負けない最高のプレーを期待する」と歓迎した。
 今大会、宮古からは平良、北、久松が出場。地の利を生かして上位進出を狙う。きょう23日は、平良市陸上競技場で平良が安岡(那覇地区)と、久松が長嶺(島尻地区)と、宮古高校グラウンドで北が西崎(島尻地区)と対戦する。
 今大会の優勝候補筆頭は3月の九州大会を制した小禄。これに中頭地区優勝の与勝、前年度優勝校の琉大付属(中頭地区)、国頭地区の大宮、名護、島尻地区の長嶺、豊見城、那覇地区の港川などが続く。

 写真説明・緊張の面持ちで入場行進する宮古代表の平良、北、久松の選手ら=22日、平良市陸上競技場

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狩俣(宮農3年)、69キロ級で全国2位/高校女子重量挙げ

 第6回全国高校女子ウエイトリフティング競技選手権大会が18、19の両日、富山県で開催され宮古農林高校ウエイトリフティング部の狩俣康美さん(3年)が個人69キロ級で準優勝した。53キロ級では狩俣聖美さん(2年)が4位、48キロ級では仲間歩美さん(同)が12位に入る健闘を見せた。団体の部でも、出場した51校中5位入賞の好成績を残した。狩俣康美さんは「京都の橋田さんに2連敗したのが悔しい」とライバル意識をむき出しにし、11月の国体に向けては「次は雪辱を果たしたい」と意欲を見せた。
 同部は、昨年4月にスタートした。3人の部員は大学時代に全国大会を制した翁長真由美監督の指導により徐々に実力がアップ。今大会の成績は狩俣康美さんがトータル172・5キロ、狩俣聖美さんが同137・5キロ、仲間歩美さん102・5キロと、3人とも今年3月の全国大会の成績を上回った。
 翁長監督は「成績は伸びた。しかし、試合慣れしていないため、日ごろの力が発揮できなかった。今後は精神面の強化が課題」と喜び半分、不満半分の様子だった。
 狩俣聖美さんは「日ごろの力が出せなかった。今後は気持ちで負けないようにしたい」、仲間さんは「トータル120キロを目標に頑張りたい」と、それぞれこれからの抱負を語った。

 写真説明・左から仲間歩美さん、狩俣康美さん、狩俣聖美さん=22日、宮古農林高校

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通り池のごみを撤去/いらぶ観光協会・ダイバーと共同作業

 いらぶ観光協会(洲鎌敏一会長)は22日、観光週間(8月1―7日)へ向け、観光客が多く訪れる通り池の清掃作業を行った。通り池周辺のごみを拾ったほか、ダイバーの協力を得て通り池内に浮いているペットボトルなどのごみも拾い、環境美化に努めた。
 作業は同協会のほか、ダイビングショップのインカディ・イラブジマや宮古マリンズプロなどの協力を得て実施。4人のダイバーが通り池に潜りごみ拾い作業をしたところ、ペットボトルや発泡スチロール、空き瓶、牛乳パック、ビニール類などが集められた。
 伊良部町商工観光課の友利浩幸さんは「いつもよりごみが少ない。ごみ箱を撤去し、各自でごみを持ち帰るよう昨年から取り組んでいる効果が出てきているのではと思う。しかし、まだポイ捨てが見られるのでもっと浸透してもらえれば」と話した。
 同協会では、年に数回通り池に潜って清掃作業を行い、地域の美化活動に取り組んでいる。

 写真説明・ダイバーたちがごみを拾い集めた=22日、伊良部町の通り池

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撮影の様子を紹介/映画「深呼吸の必要」写真展

 日本トランスオーシャン航空(JTA、市ノ澤武士社長)は、宮古島で撮影された映画「深呼吸の必要」の写真展を22日から宮古空港1階ロビーで開催した。8月31日まで。撮影は池間島を中心に昨年の10月から約1カ月間行われ、写真展では宮古島の風景を満載した撮影の様子を23点の写真で紹介する。
 JTAでは、沖縄キャンペーンとして、宮古島の観光をより思い出深いものにし、宮古島の自然を観光客によりPRする目的で開催した。
 映画「深呼吸の必要」は、『キビ刈り隊』として都会からやってきた7人の若者が主人公で、キビ刈り作業を通して都会の日常生活では得られない一体感や達成感を経験し、仲間とともに過酷な作業に取り組む中で自分自身を成長させていく物語。出演者は香里奈さん、谷原章介さん、成宮寛貴さんら。当初はサトウキビ畑の撮影もすべて宮古島で行う予定だったが、昨年9月の台風14号の被害で急きょサトウキビ畑の撮影は沖永良部島に変更した。

 写真説明・映画「深呼吸の必要」の宮古島ロケの様子を紹介する写真展=22日、宮古空港ロビー

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