200平成16  7 16曜日

ボリューム感あり、味良し色良し/ひららマンゴーコン

 県農水産物販売促進協議会が定める「マンゴーの日」の15日、平良市主催の「ひららマンゴーコンテスト2004」の表彰式がJAおきなわ宮古支店農民研修センターで行われ、最優秀賞には與那覇エミ子さん(大野果樹園、東仲宗根)が輝いた。宮古農業改良普及センターによると、今年宮古地区のマンゴーの収量は、昨年九月の台風14号の直撃により当初予想を大きく下回る260―280トンの見込みだが、コンテストに出品されたマンゴーは「ボリューム感があり、味良し、色良し」と講評された。

 審査は、マンゴーの色や糖度、外観などを見る果実審査とほ場審査の合計。この結果、最優秀賞1人、優秀賞2人、優良賞3人が決定した。
 表彰式では下地学助役から6人の入賞者に表彰状が贈られた。続けて下地助役は伊志嶺亮市長のメッセージとして「台風14号で大変な被害に遭いながら、農家の皆さんのたゆまぬ努力で収穫にこぎ着けられ、大変喜んでいる」と述べ、今後の生産活動を激励した。
 受賞者を代表して與那覇さんは「雨の日も風の日も自分の子供や孫と接するように 1個1個管理してきた」と振り返り、「受賞は関係機関の指導による技術向上のおかげ。今後も生産農家と関係機関が一体となって宮古のマンゴーが県内外で高く評価されるよう努力したい」と決意を新たにした。
 会場には10人の出品者が丹誠込めて育て上げた色鮮やかなマンゴーがずらり。試食コーナーもあり、来場者は取れたてのマンゴーの味に顔をほころばせていた。
 「マンゴーの日」は、県農水産物販売促進協議会が2000年に制定。この時期にマンゴーの出荷が最盛期に差し掛かるとして7月15日を選んだ。平良市では昨年初めて「マンゴー品評会」を開催。今年は名称を一新し、主催者も同市マンゴー産地協議会から同市に移行した。
 最優秀賞以外の受賞者は次の皆さん。(敬称略)
 【優秀賞】▽砂川政文(すくばり農園、東仲宗根添)▽下地恵徳(田原フルーツランド、大浦)
 【優良賞】▽大濱義弘(宮古島太陽農園、西原)▽長浜長光(長浜マンゴー農園、東仲宗根添)▽本村正清(やまなか果樹園、西里)

 写真説明(上)・最優秀賞を受賞し笑顔の與那覇さん

 写真説明(下)・丁寧に育てられたマンゴーが来場者の目をひいた=15日、JAおきなわ宮古支店農民研修センター
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きょうから宮古まつり/初日は歩行者天国や物産展など

 第31回宮古まつり(主催・平良市など)がきょう16日から平良市内で始まる。18日まで。
 前夜祭となるきょうは、西里大通りなどの商店街で恒例の歩行者天国が行われる(午後5時から同9時まで)ほか、市場通りでは物産展(同)が開かれる。また、宮古観光協会青年部20周年を記念し、西里大通り駐車場では野外レゲエライブフェスティバル(午後5時30分から午後 9時まで)を開催、夏の夜を大いに盛り上げる。
 あす17日は、メーンイベントの大綱引きが午後7時40分から下里通りで行われるほか、第31代ミス宮古の伊志嶺和歌子さん(24、ミス・サンゴ)、儀保睦さん(23、ミス・ティダ)、川平聖子さん(23、ミス・ブーゲンビレア)の3人が一般にお披露目される。
 また最終日の18日は、平良市多目的前福運動場でオリオンビアフェストと併せて芸能祭が行われる(午後7から午後8時50分まで)。午後7時25分からは、ディアマンテス&ルビエスのライブで盛り上げ、同8時50分からは、打ち上げ花火で祭りを締めくくる。

 写真説明・歩行者天国となる西里大通りでは、ちょうちんで祭り気分を盛り上げている=15日、西里大通り

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地域の環境良くするぞ/下地小・ こどもエコクラブが発足

 地域の環境について調査し、環境保全へ向けた活動を展開する「こどもエコクラブ」が15日、宮古で初めて下地町立下地小学校(砂川和子校長)で発足した。クラブ名は「下地地区こどもエコクラブ」。3年生から6年生までの42人が会員となり、地域の環境問題について学ぶ。代表は上地紋加さん(6年)が務める。第 1回の活動として、8月7日には海岸清掃とともに漂着ゴミの調査を行う計画。

 こどもエコクラブは小・中学生が参加する環境クラブで、北海道から沖縄まで全国各地で発足している。
 2003年度までのクラブ数は約4300クラブで、会員総数は約8万2300人。県内では18クラブが発足しており、下地地区こどもエコクラブは19番目の発足となった。役場職員など5人のサポーターが会員の活動を支える。
 主な活動は、ごみ探検や水性生物調査など、地域が抱える環境問題に取り組む「エコロジカルあくしょん」、1つの問題について全国の会員で考える「エコロジカルとれーにんぐ」、全国各地の会員と手紙やメールで情報交換など交流を深める「エコロジカルこみゅにけーしょん」―となっている。
 発足式であいさつした川満省三町長は「こどもエコクラブは地域の環境を1人ひとりが勉強し、良い環境をつくるのが目的。一生懸命勉強し、どうすれば地域環境が良くなるかを考え頑張ってほしい」とエールを送った。同校の前泊清教頭は「下地町には与那覇湾や前浜、崎田川など素晴らしいものがある。環境問題に関心を持ち、サポーターの言うことをよく聞いて安全に活動してほしい」と呼び掛けた。
 下地地区こどもエコクラブでは、8月7日に漂着ごみの調査を兼ねた海岸清掃とスターウオッチング、同25日には最終処分場と町内視察を実施する計画。12月25日には活動のまとめとして壁新聞を作成する。

 写真説明・地域の環境美化を目指し活動する下地地区こどもエコクラブの会員たち=15日、下地小学校

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オニヒトデ駆除に本腰/サンゴ重要・準保全区域を選定

 「サンゴ礁をオニヒトデから守れ」―。宮古圏域海洋危険生物対策協議会オニヒトデ部会(部会長・長間孝県宮古支庁農林水産振興課長)が15日午後、同支庁で開かれた。上程された宮古近海の「サンゴ重要保全区域の選定ついて」を審議した結果、重要保全区域に▽伊良部町下地島中の島イノー(通称カヤッファ)▽平良市池間島北イノー▽上野村博愛漁港イノー(人工ビーチ沖)の 3区域、準保全区域に▽伊良部島長山港沖離礁▽平良市池間島北方の八重干瀬ウル▽伊良部町下地島渡口の浜沖離礁▽城辺町吉野海岸▽下地町来間島東―の5区域がサンゴ礁保全を目的に正式に選定された。宮古での選定は今回が初めて。これから継続的・長期的にサンゴに食害を与えるオニヒトデを駆除していく方針。
 この日の会合には、多良間村を除く5市町村の水産担当者や伊良部町漁業協同組合などの関係者ら多数が出席。同選定のほかに、オニヒトデの駆除活動支援の基本方針、オニヒトデの駆除作業経費規約の 2議案が上程され全会一致で承認された。
 同部会事務局の梶原健次さんは「2、3年以内に大型のオニヒトデが宮古全域にまん延し、サンゴは壊滅的になる」と警鐘を鳴らし、各漁協やダイビング業者などによる自主的な駆除活動に期待を寄せた。
 選定区域は、継続的・長期的駆除の観点から、年間を通して天候にあまり左右されずにスムーズかつ円滑に駆除できる海域に設定した。 
 オニヒトデ駆除についての詳しい問い合わせは、県宮古支庁農林水産振興課(電話:0980-72-2550)と平良市栽培漁業センター(電話 :0980-72-50066)まで。

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4度目のエージシュート達成/上地安増さん(76歳)

 富士製菓製パン会長の上地安増さん(76)が14日にオーシャンリンクス宮古島で行われたホテルアトール友の会コンペで4度目のエージシュート(自分の年齢と同じか、それ以下のスコアで18ホール終了すること)を達成し、15日には喜びの報告を行った。
 4度目のエージシューターになった上地さんはその秘けつについて「とにかく健康であることが一番だよ」と日焼けした顔から白い歯をのぞかせた。
 今回のスコアは、アウト37、イン38のグロス75。8番ホール(パー5、537ヤード)では残り90ヤードからSWで直接カップイン。イーグルを達成するおまけ付き。上地さんは「今回は自分でもびっくりするくらいスコアもプレーも良かった。こういうことがあるからゴルフはやめられない。年内にはあと1、2回くらいできそうだよ」と自信たっぷりの笑顔で話した。
 上地さんは1928(昭和3)年2月16日生まれの76歳。昨年5月に同ゴルフ場でスコア76で初のエージシュートを達成。同8月にはシギラベイカントリークラブ(スコア74)で達成。今年は3月にエメラルドコーストゴルフリンクスでも達成し宮古の3ゴルフ場で「エージシュート」を達成している。

 写真説明・4度目の「エージシュート」達成を喜ぶ上地安増さん=15日、富士製菓製パン

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