200平成16  7 11曜日

両陣営、最後の支持訴え/参院選 宮古

 きょう11日投票の参院選沖縄選挙区で立候補している翁長政俊氏(55)=自民公認、公明推薦=と、糸数慶子氏(56)=無所属、民主・共産・社民・社大・みどりの会議推薦、自由連合支持=は10日午後、それぞれ選挙戦の打ち上げ式で最後の支持を訴えた。与野党がっぷり四つとなった沖縄選挙区。自公協力体制で選挙戦を展開した翁長氏に対し、糸数氏は野党共闘を強調しながら戦った。両氏の戦いはきょう、決着する。

・翁長政俊陣営(宮古)
 翁長政俊陣営の「躍進する沖縄をつくる県民の会宮古支部連合会(会長・砂川佳一県議)は10日午後6時30分から、平良市下里の事務所前で打ち上げ式を行った。支持者らが当選に向けて気勢を上げた後、時間ぎりぎりまで有権者に支持と投票を訴えた。
砂川会長は「今回の選挙は大切な選挙なので、ぜひとも勝たせてください」と強調し、投票率アップに向けての協力を呼び掛けた。
遠山清彦参院議員(参議院公明党国会対策副委員長)は「翁長候補は、この1週間でかなり盛り上がり、逆転する戦いを見せている。明日の投票箱のふたが閉まるまで気を緩めることなく頑張ろう。自公体制で県政、国政を守っていこう。相手候補は、野党のバラバラ政策でまとまっており、野党に負けるわけにはいかない」と述べ、翁長氏の当選を訴えた。
野津武彦同連合会平良支部長は「宮古のこれまでの参院選挙の投票率は低い。宮古住民はこれでいいのか。1人ひとりが積極的に投票するように」と呼び掛けた。
 最後に全員でガンバロー三唱を行い、翁長氏の圧勝に向け気勢を上げた。

 写真説明・当選に向け、ガンバロー三唱で気勢を上げる翁長氏の支持者ら=10日、平良市下里前の事務所前

・糸数慶子陣営(宮古)
 糸数慶子陣営の同氏後援会宮古連合支部(伊志嶺亮支部長)は10日午後7時から平良市内の同支部事務所前で打ち上げ式を行った。参集した大勢の支持者らが初当選に向けて気勢を上げ、最後の最後までの団結を誓い合った。
 登壇した伊志嶺支部長は「公示以来、みんなで協力して活動に取り組んできた。われわれはこの選挙で負けるわけにはいかない。平和の議席を守るため、最後まで協力し、糸数候補を参議院に送ろう」と連携、団結を呼び掛けた。
 平良市区選出の奥平一夫県議会議員は「この選挙はどうしても勝たなければならない。私たちの勝利のムードは高まっているが、確実に勝てるよう最後まで頑張りましょう」と述べた。
 また、日本共産党参院比例候補の仁比聡平氏と同党の赤嶺政賢衆議院議員からの「県民いじめの悪政を進める自公勢力には絶対に負けられない。頑張り抜いて必ず勝利しましょう」とのメッセージが読み上げられた。
 最後は全員でガンバロー三唱を行い、糸数氏の勝利に向けて気勢を上げた。

 写真説明・支持者らが参集し、当選に向けてガンバロー三唱で気勢を上げた=10日、平良市西里の事務所前

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期日前投票は4030人/参院選 宮古・全有権者の9・38%と低調

 6月24日に公示された参院選は翌25日から7月10まで期日前投票が行われた。宮古地区の選挙人登録名簿4万2980人に対し、投票を済ませた人の割合は4030人で、率にすると9・38%となっている。先月の県議選における期日前投票の投票率が実に27・18%に上ったのと比較すると、国政選挙に対する関心の低さが浮き彫りとなった。
 市町村別に見ると、▽平良市1776人(投票した人の割合6・79%)▽城辺町867人(14・78%)▽伊良部町439人(8・64%)▽下地町236人(9・78%)▽上野村628人(25・83%)▽多良間村84人(8・39%)─となっている。上野村の投票率は伊江村に次いで県内で2番目に高い割合。制度が不在者投票から期日前投票に移行して手続きが簡便になったため、前回2001年の参院選の不在者投票と比較すると投票者数は増えたが、同村と城辺町以外の4市町村は1ケタ台の投票率に終わった。

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第31代ミス宮古決定/宮古まつりでお披露目へ

 第31代ミス宮古の最終選考会が10日、平良市内のホテルであり、ミス・サンゴに伊良部町の介護士、伊志嶺和歌子さん(24)、ミス・ティダに平良市の空港従業員、儀保睦さん(23)、ミス・ブーゲンビレアに下地町のホテル従業員、川平聖子さん(23)が決まった。
 3人は向こう1年間、宮古島の案内役として、宮古島観光などをPRする。3人の一般へのお披露目は来週開催される宮古まつりで行われる。
 今回は31人の応募があり、10日の最終選考には10人が挑戦した。選ばれた伊志嶺さんは「宮古の芸能文化を広く紹介したい」、儀保さんは「宮古島の青い海を紹介し、1人でも多くの宮古島ファンをつくれるよう頑張りたい」、川平さんは「自然がたくさんあるところなど、宮古島の良さをPRしたい」と話した。

 ミス・ブーゲンビレア 川平聖子さん(かわひら・せいこ) 23歳。下地町上地出身。リゾートホテル従業員。趣味=琉球舞踊、釣り。応募動機=「宮古島の良さをもっと内外に伝えていきたい」。好きな言葉=「継続は力なり」。自己PR=「いつも笑顔で周りの人を楽しませるのが好き」

 ミス・ティダ 儀保睦さん(ぎぼ・むつみ) 23歳。平良市池間出身。航空関連会社従業員。趣味=旅行、ピアノ、水泳。応募動機=「いろいろなことにチャレンジし、もっと自分の視野を広げたい」。好きな言葉=「ノーペイン、ノーゲイン」。自己PR=「持ち前の明るさと笑顔で宮古島ファンを増やしたい」

 ミス・サンゴ 伊志嶺和歌子さん(いしみね・わかこ) 24歳。伊良部町池間添出身。介護士。趣味=ダンス、琉球舞踊。応募動機=「大好きな宮古島のPRがしたい。宮古島の芸能文化を紹介したい」。好きな言葉=「博愛」。自己PR=「明るく、元気で誰からも好かれます」

 写真説明・第31代ミス宮古に決まった(写真左から)伊志嶺さん、儀保さん、川平さん=10日、ホテル共和

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飲酒がらみが3割/宮古署まとめ・04年上半期 110番通報

 2004年上半期(1―6月)に、宮古警察署(伊波盛春署長)に寄せられた110番通報件数は2107件で、このうち飲酒に関連する通報(路上寝込み、口論、けんかなど)は640件(30%)に上ることが分かった。同署では路上寝込みは通行に支障を来す上、犯罪や事故に巻き込まれやすいことを強調し、「適量で楽しい飲酒を」と呼び掛けている。
 110番通報を月別に見ると▽1月=302件▽2月=324件▽3月=392件▽4月=368件▽5月=405件▽6月=316件―で計2107件。
 このうち、酒に酔ってのけんかや口論など、飲酒絡みの迷惑行為に寄せられた通報は448件(21・3%)、酔った状態での路上寝込みは192件(9・1%)となっている。
 路上寝込みを月別に見ると▽1月=23件▽2月=21件▽3月=30件▽4月=28件▽5月=44件▽6月46件―となり、5、6月に急増していることが分かる。03年5月に寄せられた路上寝込みの通報は46件、6月は48件、7月は年間を通して最多の56件となっており、同署では「暖かい季節になると特に多くなる」と指摘し、「自分に合った分量でお酒を楽しみ、安全に帰宅してほしい。実際に路上で寝込んでいた人が事件や事故の被害者になるケースもある」として警告している。

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会員らが舞踊など披露/宮古更生保護女性会チャリティーショー

 「青少年に母の愛を」をスローガンに第20回宮古更生保護女性会チャリティーショーが10日、平良市のマティダ市民劇場で行われた。各地の更生保護女性会や保護司会会員など総勢約百人が出演し、琉舞や日舞、合唱など練習の成果を披露。会場いっぱいの観客を楽しませた。
 同会は、犯罪や非行のない明るい社会実現を目指し、女性として母親の立場から非行少年の立ち直りのための支援活動や、地域での犯罪予防活動、環境浄化活動などを展開。チャリティーショーは更生保護への理解と周知を図るほか、収益金を活動資金として活用し再犯防止に努めることを目的としている。
 あいさつに立った宮古更生保護女性会の国仲ヒデ会長は「非行や犯罪に陥った人でも人として尊重され、自分らしく生きたい、更生したいと願っている。私たち更生保護女性会は今後も自己研さんに励み、社会浄化のために頑張っていきたい」と述べた。
 舞台では各地区の更生保護女性会員らが鮮やかな衣装で琉舞や日舞を披露し、観客を魅了した。また久田流久田多嘉子舞踊研究所、風の神太鼓、方言漫才アバサーズ、演歌歌手の宮園ゆう子さんもボランティア出演し、舞台に花を添えた。

 写真説明・各地区の更生保護女性会員が練習の成果を舞台で披露=10日、マティダ市民劇場

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