200平成16  7 曜日

「沖縄振興に全力尽くす」/参院選沖縄選挙区・

翁長氏が宮古で総決起

 今月11日投票の参議院議員選挙沖縄選挙区(改選1議席)で立候補している翁長政俊氏(55)=自民公認、公明推薦=の宮古地区総決起大会が2日夜、平良市のマティダ市民劇場で開かれ、多くの支持者が結集して翁長氏の当選に向けて気勢を上げた。翁長氏は県内における雇用倍増など自らの政策を示した上で「私は弱者に光を当てる政治家になる。沖縄振興のために全力で仕事をしてみせる」と強調し、最後までの支持を訴えた。

 午後6時30分開会の総決起大会には各町村の首長や保守系議員をはじめとする大勢の支持者が結集。茂木敏充・沖縄及び北方対策担当大臣や比嘉茂政副知事、西銘恒三郎衆院議員、西銘順志郎参院議員も出席した。
 はじめに翁長氏選対宮古支部連合本部長で県議の砂川佳一氏が「今回の選挙は宮古の将来の発展に大きく影響する重要な選挙。われわれの力で政策に優れた翁長氏を国会に送らねばならない」と強調した。
 続いて茂木大臣、比嘉副知事が激励のあいさつに立ち、それぞれ翁長氏の人柄を強調しながら支持を訴えた。
 この後、西銘衆院議員や西銘参院議員、公明党沖縄県本部の糸洲朝則代表が連帯あいさつを行い、それぞれ翁長氏に対する支持を求めた。
 翁長氏は3つの争点における基本スタンスを示し、憲法改正問題については「国民が安心して暮らせる国づくりのために改正は必要」と強調。年金問題は「需要と供給のバランスが大事だ」と力説し、自衛隊のイラク派遣については「憲法の枠内でイラク国民を支援しなければならない」との立場を示した。その上で翁長氏は「沖縄振興のために、社会的弱者のために全力で仕事に取り組みたい」と力強く訴えた。
 最後は支持者らとガンバロー三唱を行い、当選に向けて気勢を上げた。

 写真説明(上)・翁長氏の初当選に向けてガンバロー三唱で気勢を上げた=2日、マティダ市民劇場
 写真説明(下)・「沖縄振興に全力を尽くす」と訴える翁長氏

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2年ぶりの交流楽しむ/下地中・台湾から15人来島

 昨年、SARSの影響で中止となっていた下地町立下地中学校(川上哲也校長)と台湾の台中市立漢口國民中学校の交流会が2日、下地中で行われた。生徒たちは互いに伝統舞踊を披露したほか、折り鶴作りなどを通して2年ぶりの交流を楽しんだ。漢口國民中からは生徒15人を含む計20人が来島。5日までホームステイし、島内観光や体験入学などで異文化交流を図る。8月5日からは下地中の生徒が台湾でホームステイする予定。
 漢口國民中からの一行は、2日午後1時45分に宮古入りした。下地中では143人の生徒たちが温かく出迎え、生徒会長の長間巧君は「今年の交流会は5年目の節目。皆さんに会うのを心待ちにしていた。交流会がいい思い出に残ることを心から願う」と台湾語で一行を歓迎した。
 舞台では、伝統芸能交流として下地中の生徒が琉舞と空手演舞を披露。漢口國民中の生徒は台湾の先住民族「アミ族」の踊りを鮮やかな衣装を身につけて披露した。また、つむかぎ交流会として折り鶴作りも実施。漢口國民中の生徒を囲み、ジェスチャーを交えながら片言の台湾語や英語で鶴の折り方を教えた。
 記念植樹も行われ、川上校長は「漢口國民中学校と下地中学校の生徒が記念植樹を通して心と心のきずなが末永く続くことを願う」、漢口國民中の呂春風教諭は「この日が来るのをずっと待っていた。私たちは858人の生徒の心を運んできた。また生徒たちも皆さんが台湾に来ることを楽しみにしている。いい思い出が出来ることを願う」と述べ交流を喜んだ。
 初めての宮古島の印象について生徒の黄劭予さんは「とてもきれいで清潔。去年は来れなかったのでとてもうれしくて興奮している。異文化について学びたい」と話した。
 下地中と漢口國民中の交流事業は1999年から始まっており、今年で6年目。同年9月には台湾大地震の被災者へ下地中の生徒が島内で募った募金を寄付したほか、昨年 9月には台風14号被害の復興支援として漢口國民中や東山國民中からも義援金が寄せられるなど、交流を深めている。互いの文化などについて深く学んでもらおうと、今年は滞在期間をこれまでの2泊3日から3泊4日に延長した。

 写真説明・片言の台湾語や英語で説明しながら折り鶴作りに挑戦する生徒たち=2日、下地中学校体育館

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相談件数増加の一途/県民生活センター

 県の県民生活センターの2004年度前期業務連絡会議が1日、県宮古支庁で開かれ、消費者行政に携わる関係者らが情報交換した。同センター宮古分室への消費生活相談は増加の一途をたどっており、特に多重債務や通信関連の架空請求などで相談件数が増えていることなどが報告された。
 同会議は、同センターが年2回開いているもので、前期は県民生活センター分室が設置されている宮古と八重山で交互に開催されている。同センター職員をはじめ、消費者行政に携わる県の生活企画・交通安全課、宮古の各市町村の担当者ら20人余りが出席した。
 同センターの黒木美智所長は冒頭のあいさつで、「全国的に消費生活相談は増え続けており、私たちの業務もパンク状態だ。各関係機関同士の連携・協力が不可欠であり、悪質商法などの被害の未然防止、消費に関するトラブル防止に努めなければならない」と述べた。
 同センターと宮古、八重山の各分室の担当者が、それぞれの業務内容を報告。消費生活の多様化により3カ所とも相談件数は増える一方で、特にフリーローンやサラ金、携帯電話がらみの架空・不当請求に関する苦情相談が急増していることが伝えられた。

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収穫の喜び味わう/平良市 宮島小・稲穂刈り体験学習

 平良市立宮島小学校(与儀透校長)は2日、恒例の稲刈り体験学習を同校そばの田んぼで実施した。同校の全校児童に養護学校の生徒、地域住民も応援に駆け付け、稲刈りを行った。児童らはたわわに実った黄金色の稲穂約百|を刈り取り、収穫の喜びを味わった。
 開会式で与儀校長は「皆さんが3月に田植えした稲がちょうど収穫に良い時期を迎えました。1つ1つ願いを込めて植えた稲がたくさん実っています。1粒1粒大切に収穫して、楽しい思い出づくりをしてください」とあいさつ。
 児童を代表して島尻昌喜君(6年)は「待ちに待った稲刈り。昨年は稲刈り中にカマキリの卵を見つけた。皆さんも何か発見できるようにしましょう」と話した。
 高学年の児童は稲の刈り取り、低学年の児童は稲運びを行い額に大粒の汗を流していた。刈り取った稲はすぐに脱穀、もみの網すきをした。
 収穫したのは「佐賀6号」と呼ばれるもち米。同校では精米して、12月にもちつき大会を開く予定。

 写真説明・たわわに実った稲穂を運ぶ児童たち=2日、宮島小学校そばの田んぼ

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漂着物を清掃/養護学校・アートコン応募目指す

 県立宮古養護学校(玉元江美子校長)の高等部は6月30日、平良市の高野海岸で漂着物の清掃を実施した。参加した高等部の生徒12人は教諭らと協力し、清掃に取り組んだ。生徒らは収集した漂着物を使用し、美術の時間などを利用して作品づくりにも挑戦。例年、8月ごろに行われる漂着物アートコンクールに応募する予定。
 「漂着物集めに行こう!!」をテーマに実施されたこの活動は、海のゴミや漂着物を収集することで、海をきれいにする大切さを知ると共に身近なもので制作する楽しさを味わうことを目的としている。活動を担当した同校美術科担当の町田節子教諭は「宮古の海が汚れている現状を清掃活動を通して感じてほしい」と呼び掛け。また、「『物』を作る楽しさを感じてほしい」と学習の意義を説明した。

 写真説明・協力してごみを収集する生徒ら=6月30日、平良市の高野海岸

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トライアスロン大会のテーマを募集

 第21回全日本トライアスロン宮古島大会のテーマ募集が1日からスタートした。主催する宮古広域圏事務組合では多くの応募を呼び掛けている。
 同組合はテーマ募集について「大会にふさわしいテーマを募集し、活用したい」としている。
 応募方法は郵送、ファクシミリ、eメールのいずれも可。
 応募先は宮古トライアスロン実行委員会

  〒906-0007 沖縄県平良市東仲宗根676―9
  電話:0980-73-1046 ファクス:0980-73-5801
  eメールアドレス:triathlo@m1.cosmos.ne.jp

 応募作品の中から1点を第21回大会のテーマとして使用するほか、同テーマの考案者には副賞として記念品が贈呈される。
 テーマの選考委員は調整中。

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