200平成16  5 22曜日

期日前投票を中止/多良間村 2村議解職住民投票

 【多良間】多良間村選挙管理委員会(垣花清次委員長)は20日午前、村議会議員の解職請求(リコール)署名を無効とする西平幹氏、石原朝英氏の申し立てで那覇地裁が送付した住民投票執行停止の通知を受け、期日前投票を中止した。
 西平、石原の両氏は執行停止申し立てとともに村選管に対しリコール署名に関する決定の取り消しを求める訴訟を起こしており、村選管が今回の執行停止に異議申し立てをしそれが認められない場合は、判決が確定するまで住民投票は実施されない。7日から始まった期日前投票は21日午前までに721人が、郵送での不在者投票は34人の計755人が行った。
 那覇地裁からの執行停止を命じる通知は21日午前10時20分着の飛行機で届けられ、通知を受けた村選管は午前中で期日前投票を中止した。
 西平、石原の両氏は、リコールに必要な署名集めを地方公務員一般職である村の臨時職員が行ったことは違法であるとの理由で「署名は無効である」として4月5日に村選管へ対し異議を申し出をしていたが、同13日に村選管から「臨時職員であり一般職ではないから、違法はない」として却下されていた。これを受け、4月26六日に那覇地方裁判所平良支部へ住民投票の執行停止を申し立てた。
 また、署名を無効とする異議申し出を村選管が棄却したことに対し、「署名を有効とする判断を維持した決定は、致命的な違法がある」として、併せて異議申し出の棄却取り消しを求める訴訟を起こした。

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ガルマン社、コーラル社ともに控訴/アロエベラ裁判・判決不服で

 アロエベラ商品を取り扱うガルマンインターナショナルが下地町と同町の第3セクター、コーラル・ベジタブル社を相手取り損害賠償を求めていた訴訟で、コーラル社に3300万円の支払いを命じた那覇地方裁判所平良支部の一審判決に対し、原告のガルマン社、被告のコーラル社ともに不服として控訴していたことが、21日までに分かった。同支部では17日にガルマン社、18日にコーラル社からの控訴状を受けており、控訴を却下する事情がなければ福岡高等裁判所那覇支部へ訴訟記録を送付する。
 ガルマン社側は主に、アロエベラ取引契約は開業準備行為に当たり契約は無効とした判決と、1億1000千万円の損害賠償を求めたのに対し3300万円の支払いを命じた判決を不服として控訴する。
 コーラル社の洲鎌善充社長は「著しく商道徳に反する方法で顧客獲得を図ろうとしているのであって、原告の営業権を侵害する行為は故意による違法行為であるといえる」として3300万円の支払いを命じられた判決に対し、「具体的に何が商道徳に反しているのか。ガルマン社がアロエベラを買い取らなかったため生産をやめていった農家の気持ちを考えると負けていられない」と控訴の理由を述べた。

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女優・秋野陽子さんトーク会/下地中・ダイエットや芸能界の質問も

 第5回ビーチバレー宮古島大会2004のゲストとして来島した女優の秋野暢子さんによる下地中学校訪問トーク会(主催・同大会実行委員会)が21日、同校体育館で行われた。秋野さんは自らの芸能活動やプライベートでの生活、ダイエットなどを紹介し、女優として母親としてこれまで歩んできた道のりについて語った。トーク会には下地中学校生徒のほか、父母らが参加。トークは質問形式で行われ、参加者からはダイエットや芸能界、子育てなどについて質問が投げ掛けられた。
 秋野さんは20年前と体重が変わっていないことを紹介し、ダイエットのため毎日10キロ以上走っていることや、筋肉質の体をつくることが太りにくくするなどをアドバイス。仕事と子育ての両立については「皆さんが思っているほど家族と一緒に過ごす時間は少なくない。専業主婦と比べれば少ないが、朝食も一緒に食べ、弁当も作っている」などと紹介した。
 最後に生徒たちへ「中学校での友達は大人になってもずっと仲良くいられる。今のうちにいっぱい友達をつくり、いろいろな経験をし、お父さんやお母さんのことを大事にしてほしい」とメッセージを送り、父母へ対しては「私たちは子供の将来のため、いい世の中を作らなければならない」と呼び掛けた。
 1年生の友利真奈美さんは「テレビで見るよりすごくきれいだった。毎日10キロ走っていることには驚いた」と感想を話した。
 秋野暢子さんは女優のほか、バラエティー番組にも出演。またダイエットに関する本を出版するなど幅広く活躍している。今回は大塚製薬のキャンペーンのためゲスト来島した。

 写真説明・芸能界生活やプライベートなどについて紹介する秋野さん

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「あま茶」かけ祈願/祥雲寺で花まつり

 平良市西里の祥雲寺で21日、釈迦(しゃか)の誕生を祝う「花まつり」が行われた。多くの参詣者が訪れ、境内にある釈迦像に「あま茶」をかけて釈迦の誕生を祝うとともに、自らの健康などを祈願した。
 午前10時ごろには花園幼稚園の園児が大勢で訪れた。境内に入り「花まつりの歌」を全員で歌い釈迦の誕生を祝福。この後、釈迦像にあま茶をかけて両手を合わせ、目を閉じながら「良い子になれますように」などと祈っていた。
 祥雲寺の岡本恵昭住職は園児たちに「きょうはお釈迦様の誕生日を祝う日です。お釈迦様のお祝いをしながら、皆さんがお利口さんになることをお祈りする日でもあります。しっかりお祈りし泣き虫や怒り虫、わがまま虫、けんか虫という悪い虫を退治しましょう」と呼び掛けていた。
 この日の境内は終日あま茶の香りが漂うなど花まつり一色の雰囲気に包まれていた。

 写真説明・釈迦像にあま茶をかける花園幼稚園の園児たち=21日、祥雲寺  

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24地区会長に委嘱/城辺町・環境美化推進員へ

 城辺町(仲間克町長)は21日、同町環境美化推進条例に基づき、町内24部落会長を環境美化推進員として委嘱した。併せて保健課の今年度事業計画も説明し、町内の福祉向上に向けてさらなる協力を求めた。同町保健課の池村直記課長は「環境問題に対する町民の意識を高めたい」と話している。同推進員は町の環境美化を促進する。この美化活動の円滑な推進を図るために▽自主的活動に関する指導▽自主的奉仕活動団体相互の連絡調整▽空き缶などごみの散乱および清掃活動状況の調査、報告▽地域に不法投棄があった場合の状況報告―などを行い、年に2回ほどの割合で各部落の実態を町に報告する。任期は1年。
 21日午後3時半から委嘱状の交付式が同町保健センターで行われ、松川博光収入役が部落会長の1人ひとりに委嘱状を手渡し、激励した。
 この後、保健課が今年度の各種事業を説明。ごみ収集・処理、家電リサイクル、不法投棄、合併浄化槽設置補助事業、薬剤散布、スズメバチ駆除事業などの各事業について詳しく説明し、理解を求めた。
 同課では今年度環境衛生事業を強化。不法投棄の防止を図るための環境パトロールをはじめ、野犬調査などを行い、各種活動を通し「清潔で美しい町づくり」を目指す。

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