200平成16  5 21曜日

奥平陣営が総決起/県議選平良市区・初当選目指し団結強調

 6月6日投開票される県議会議員選挙平良市区で出馬を表明している新人で前市議会議員の奥平一夫氏(54)=民主、共産、社大推薦=の総決起大会が20日、マティダ市民劇場で開かれた。奥平氏は▽平和憲法を守る▽宮古の自立(市町村合併と観光協力基金の創設)―などを重点施策を示し「県政の場に宮古の声を届けたい」と訴えた。集まった支持者も「宮古の声を県政に届けられるのは奥平氏だけ」と必勝を誓い気勢を上げた。

 主催者を代表してあいさつに立った後援会会長の伊志嶺亮平良市長は「県政に直接、宮古の声を届けてくれるのは奥平氏だけ。一致団結してこの選挙を勝ち抜き奥平氏を県政に送り出そう」と訴えた。
 集まった支持者に対して奥平氏は、普天間代替施設など米軍基地問題や教育基本法、家庭内暴力など各種課題、問題について自らの見解を述べた上で「下地島、宮古両空港の米軍機強制使用や産業廃棄物問題など今の県議では市民の気持ちが直接県政に届いていない。住民の声を反映させていくことが私に課せられた大きな使命と認識している。ぜひ、県政の場で頑張らせてほしい」と選挙戦勝利に向けた強い決意を示した。
 また、市民メッセージでは奥平氏と親交のある市民の代表が登壇して、奥平氏の人柄を紹介しながら奥平県議の誕生を訴えた。
 推薦政党のあいさつでは民主党県第4区の宮国忠広総支部長が「市民の感覚、考えを持っているのは奥平氏、みんなで県政に送り出してほしい」と呼び掛けたほか、衆議院議員の照屋寛徳氏、赤嶺政賢氏、参議院議員の島袋宗康氏らからの応援メッセージも読み上げられた。
 会場に詰め掛けた支持者は、奥平氏を県政に送り出して宮古の声を県政に届けようと、最後は選挙戦勝利に向けたガンバロー三唱で気勢を上げた。

 奥平一夫(おくひら・かずお)1949(昭和24)年7月20日生まれ。54歳。平良市東仲宗根出身。沖縄大学卒、93年市議会議員に初当選、 3期務める。

 写真説明(上)=奥平氏を当選させ、県政に送り出そうと支持者がガンバロー三唱で気勢を上げた=20日、マティダ市民劇場
 写真説明(下)=県議選勝利に向け支持、支援を訴える奥平一夫氏

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観光研究会が発足/多様化するニーズに対応

 宮古島の観光振興策を調査、研究する宮古観光協会研究会が20日、発足した。沖縄海邦銀行宮古支店会議室で行われた発足会では足利敏夫氏を会長に選任。会員らは多様化する観光ニーズに対応し地域の特色を生かした新たな観光商品の企画など、入域観光客増加に向け活動することを誓い合った。
 同研究会は宮古観光協会(藤村明憲会長)の会員や昨年度、同協会が実施したコーディネーター養成講座の修了者のほか、幅広い意見を反映させるため、観光業以外の産業従事者を中心に構成されている。会員相互が意見を出し合うことで観光業以外の各産業の中から新しい観光メニューや観光素材を発掘することが目的。
 2004年度事業は▽観光ニーズと宮古の観光素材の調査研究▽観光客受け入れ体制のネットワークづくり▽観光商品の企画造成と活用に向けた取り組み―などを柱に活動を行う。
 発足会で足利会長は「会員相互、協力して頑張っていきましょう」とあいさつした。
 同協会の藤村会長は「大きな相乗効果を発揮し、宮古地域全体が大きく発展するために頑張ってください」と激励した。
 昨年の宮古地区の入域観光客数は36万8902人となり、初めて35万人を突破した。同協会では「40万人突破」を今年の目標に掲げており、同研究会の研究成果を圏域の観光業に反映させていきたい考え。
 同研究会員は次の通り。(敬称略)
 ▽会長=足利敏夫▽副会長=大浦康雄▽幹事=西田研、武富暁代、野原優子、川満真理子▽会員=下地一世、吉村望、谷津律子、新垣常美、比屋根安春、砂川喬、宮国エミ子、上地美智代、伊良皆直人、藤原修史、島尻義彦、木村浩之、佐渡山博子、豊見山忠朗、平良勝久、川浦克彦、二木哲、玉元宏一朗、渡久山明、根間春仁、斉藤みのり、下地慶

 写真説明・
観光客のニーズに応えようと発足した宮古観光協会発足会=20日、沖縄海邦銀行会議室

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ツマグロゼミ初鳴き/頭を下に「シー、シー、シー」

 宮古のセミの中では最も美しいツマグロゼミが19日午前、上野村新里のイスノキで頭を下に向けて「シー、シー、シー…」と初鳴きした。同村教育委員会は1987年に天然記念物に指定して保護に取り組んでいる。宮古が日本の分布の北限。
 ツマグロゼミの成虫は、前日の雨で一定の湿度が保たれたことから、土中からはい出しイスノキに登ってふ化した。宮古地方気象台によると、同日早朝の湿度は85%。
 この日の午前10時ごろ、初鳴きを最初に聞いた砂川智男さん=同村教育委員会職員=は「感激しました」と話した。砂川さんは同11時すぎ、イスノキの上で逆さに止まっている 1匹の個体を確認し「あっ!いたいた」と歓声を上げていた。
 ツマグロゼミの体色は、青緑色とだいだい色のほかに中間色の3タイプがある。体長は19―28ミリ。日本で最小のイワサキクサゼミ(体長15ミリ)より少し大きい。ツマグロゼミは同新里のほか城辺町の一部に分布する。限られた地域のみに生息することから、絶滅の危険性が高い。環境庁レッドデータリストでは「地域個体群」に指定されている。

 写真説明・初鳴きで確認されたツマグロゼミ=19日、上野村新里(伊良波彌記者撮影)

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住民投票の停止認める/那覇地裁・多良間村議解職

 【多良間】那覇地裁は20日、市町村合併をめぐり行われる多良間村議会議員の西平幹氏と石原朝英氏の解職請求(リコール)を問う住民投票で、西平、石原の両氏が、リコールに必要な署名集めを村の臨時職員が行ったことが違法であるとして、署名の無効を主張した住民投票の執行停止申し立てを認めた。これにより26日の住民投票は、実施されない可能性が高くなった。村選挙管理委員会の垣花清次委員長は、執行停止への異議申し立てについては「委員会を開き対応していきたい」と話している。6月2日には那覇地裁で第 1回口頭弁論が行われる。
 今回、住民投票の執行停止申し立てが認められたことで村選管は那覇地裁からの通知を受け次第、現在行われている期日前投票を中止しなければならない。この通知を受け、村選管が異議の申し立てをし、それが認められなかった場合は、26日の住民投票は判決が確定するまで実施されない。同村では7日から住民投票の期日前投票が行われており、18日までに541人が投票を済ませていた。
 西平氏と石原氏は、リコールに必要な署名集めをした代表者14人のうち4人が村の一般職員であるとして「公務員は署名運動を企画し、主催すること、積極的に関与することが禁じられている」「署名収集にかかわることは地方自治法により禁じられた違法行為」と署名の無効を主張し4月5日、村選管に異議の申し出を行った。これに対し村選管は「臨時職員であり一般職ではないから違法はない」ことから「署名が無効であるとの主張には理由がない」として、 4月13日に異議申し出を棄却した。
 これを受け西平氏と石原氏は4月26日、住民投票の執行取消申し立てと、「公務員は解職請求代表者となることができない」「申し出を棄却し署名を有効とする判断を維持した選管の決定には致命的な違法がある」との理由で、村選管へ代理人署名決定の取り消しを求める訴訟を併せて那覇地方裁判所平良支部へ行った。
 西平氏は「村選管のやり方には異議があった。我々の主張が認められ、安心している。裁判でもしっかり主張していきたい」と話している。  

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第5回ビーチバレー宮古島大会2004 地元出場チームの話題

 5月22、23の両日、下地町前浜ビーチで開催される第5回ビーチバレー宮古島大会2004へ向けて、宮古から出場する男女混成4人制チームから3チームを紹介します。

  ・チーム「アチャンカイ」
  ・チーム「ようござんす」
  ・チーム「ハルウララ」


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