2004年(平成16年)
5月3日
月曜日
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水源整備率は76%/宮古03年3月末実績
地下ダムが最大の水がめ
宮古支庁農業水産整備課(根間恵勇課長)はこのほど、宮古地区の農業基盤整備実績(2003年3月末現在)をまとめた。それによると、整備率はそれぞれ水源が75・8%(県平均51・6%)、畑地かんがい44・4%(同29・4%)、ほ場整備39・9%(同49・7%)となった。
ほ場整備率が遅れている原因として根間課長は、高齢や後継者がいないことなどを理由に事業に同意しない人がいることや、不在地主が多い、予算の逼迫などを指摘。今後に向けては「2018年の完了を目標に、予算や合意形成など諸々の課題を解決しながら取り組んでいきたい」と話した。ほ場整備と畑地かんがい事業は一体的に進められており、畑の整備がされないと水が引けない仕組み。市町村別のほ場整備率を見ると、上野村が最も高く96・0%。次いで多良間村73・1%、下地町47・5%、平良市34・0%、伊良部町32・2%、城辺町22・6%と続いている。 |
☆ アウトドアで満喫/GW各行楽地にぎわう
ゴーデンウイークが本格化した2日は、好天に恵まれ宮古島の海辺は家族連れや職場ぐるみの行楽客でにぎわった。 下地町の前浜では、友人同士の4家族17人が、キャンプを満喫。子供たちは海水浴を楽しみ、親たちは子らに目配りしながら、木陰でだんらんしていた。昼食の宮古そばを囲んだ子供たちは「泳ぐのが楽しい。いつまでもここにいたい」とキャンプに満足の様子。伊良波彰浩さんは「自然の中で過ごすと、仕事のことを忘れ、心身がリフレッシュできる」と話した。 来間大橋たもとの公園では、宮古島徳洲会病院通所リハビリの職員と子供たちがそろってバーベキューをしていた。材料は肉5キロ、ウインナー1キロ、焼き鳥1キロ、刺し身3キロ、そば6袋とたっぷり用意。炭火料理は格別な味のようで、親子らは「うまい、うまい」と喜んでいた。尾仲綾乃さんは「自然の中では食が進む。ストレスも発散できる。何より子供たちに喜んでもらえるのがいい」と、喜色満面だった。 城辺町の吉野海岸には、家族連れの観光客らが押し寄せ、子供たちは浅瀬で泳ぎ歓声を上げていた。福岡県から母と2人で来た中野ちほりさんは「フグやしましま、青や黄色の魚を見た。宮古島の海は楽しい。一日中ここにいたい」と、にっこりしていた。 ▽写真説明(上から)=4家族17人がキャンプ=2日、下地町前浜 宮古島徳洲会病院通所リハビリ課の職員たちはバーベキューを満喫=2日、来間大橋たもとの公園 家族連れの観光客が訪れ海水浴を楽しんだ =2日、城辺町吉野海岸 |
☆先祖の暮らし懐かしむ/第1回歴史文化ロードめぐり
住屋遺跡など13カ所を散策
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軍艦マーチ鳴らし排除行為/伊良部漁協
GWでダイビング船を監視
伊良部町漁業協同組合(奧原隆治組合長)のダイビング監視船3隻が2日午前、同町白鳥岬の近くでダイビング船に向かって軍艦マーチの曲をスピーカーから大きく鳴らして排除行為を行った。ダイビング船に最接近した監視船3隻の下では、ダイバーら約20人が潜水。平良海上保安署の巡視艇の搭載艇から「ダイバーが危険なので離れてください」と呼び掛けられたが、3隻はそれを無視して行動を続けた。 同署では「今の法律では、監視船がダイバーらに接近しても安全面の指導しかできない。県が取り締まりの条例を制定してほしい」と述べ、今後の県の条例制定に向けた取り組みを期待した。 この日の午前、同組合と海面利用協定を結んでいないダイビング船が現れた。ダイバーらが潜水中、監視船3隻がダイビング船に近づきながらボリュームいっぱいに上げた軍艦マーチを鳴らし始めた。 搭載艇の署員らが「ダイバーが潜水中なので非常に危険。ダイバーの安全のために離れてください」と指導。これに対し、監視船に乗っていた奥原組合長は「あなたたちが危険だから離れてください」とやり返した。 水中で異変に気づいたダイバーらは、次々と浮上しダイビング船に乗り込んだ。ダイバーらは突然の排除行為にぼうぜんの様子。ゴールデンウイークで楽しみにしていたダイビングが台無しになり、がっくりと肩を落としていた。 ダイビング船が沖合の巡視艇に向かって航行中、監視船は追跡の行動を展開。辺りは異様な雰囲気に包まれていた。 写真説明=搭載艇(左から2隻目)の署員が監視船に対し、ダイビング船に接近しないように指導した=2日、伊良部町白鳥岬の海域 |
☆昔の料理方法を体験/城辺社協主催
子供たちがイモだんご作り
城辺町社会福祉センターで2日、豆腐とイモだんごを作る行事が行われた。同町内の親子約80人が参加し、郷土の料理方法を学びながら、その美味に舌鼓を打った。 豆腐、イモだんご作りは同町社会福祉協議会が主催しているもの。世代間および親子の交流を深めるとともに、子供たちが明るく伸び伸びと育つ環境づくりを目指して毎年児童福祉週間の期間中に開催している。 参加親子は水に浸した大豆を石臼でひく作業に懸命。時々、水を入れながら昔ながらの料理方法を体験していた。 一方のイモだんご作りではサツマイモと小豆、はったい粉、砂糖を使用。これらを混ぜ合わせたものを子供たちが手に取り、だんご状に丸めていた。 すべての料理が出来上がると参加者全員で昼食タイム。それぞれの料理を食べながら「おいしいー」などと喜んでいた。 参加した野原久寿君(西城小1年)は「石臼でひくのが面白かった。料理もすごくおいしい」と笑顔。姉のともみさん(同中二年)は「作り方は覚えたので、家でも作ってみたい」と話し、お母さんのトモ子さんは「私の方が楽しんでいました。子供たちと参加できて、いい思い出になりました」と話していた。 写真説明=イモだんごを作る子供たち=2日、城辺町社会福祉センター |
☆平良女子、大健闘の準V/さわやか杯県中学バレー