200平成16  4 18 曜日

「健康都市連合」発足へ/伊志嶺平良市長が国代表で参加

 平良市(伊志嶺亮市長)=写真=などアジア・太平洋諸国の都市が参加して今年10月に発足を予定している「健康都市連合」理事都市の第1回会議が来月15日にフィリピンのマニラで開催されることとなった。理事都市となっている平良市は伊志嶺市長が国を代表して出席し、10月の設立総会に向け加盟条件やWHO(世界保健機関)のアドバイザーとしての役割、健康都市表彰のあり方やロゴなどについての協議が行われる予定となっている。

 アジア太平洋地域で初の組織
 理事都市に選出されているのは平良市のほかにフィリピンのマリキナ市、モンゴルのウランバートル市、中国の蘇洲市、マレーシアのクチン市となっている。
 会議には理事都市の代表のほか、WHOアジア太平洋事務所、WHO健康都市連合暫定事務局(東京医科歯科大学)などの関係機関も参加する予定。
 アジア太平洋地域で初めて立ち上げられるこの組織は、これまでWHOが支援してきた健康都市づくりを各加盟都市が自立しながら発展させていくことを目的としている。
 健康都市連合の発足に向けては、昨年10月にWHOが主催するマニラ会議の中で参加したアジア・太平洋諸国17の都市が参加して連合憲章への署名と理事選出が行われ、平良市が理事都市に選出された。
 理事都市となった平良市は、アジア太平洋諸国の健康都市づくりに向けた中核的な役割を担うこととなった。
 【平良市の健康都市への取り組み】
 
1997年平良市総合計画の中で「健康ふれあいランド構想」を掲げ、健康都市づくりを展開。その中で、「人の健康、まちの健康、自然の健康」の3つをコンセプトに「健康ひらら21」プラン策定をはじめ全庁体制で取り組んでいる。また、WHOの西太平洋地域事務局が行っている健康都市パイロットプロジェクト(試験計画)の予算で国内で唯一認定され、「歴史文化ロード整備」に関連した事業なども展開してきた。

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初当選向け気勢/県議選宮古郡区・新人 西里が事務所開き

 6月6日投開票の県議会議員選挙で、宮古郡区からの立候補を予定している新人西里秀徳氏(61)の後援会事務所開きが17日午後、上野村新里の同事務所で行われた。大勢の支持者らが参集する前で、西里氏は「元気が出てもうかる農水産業の発展のために、県政に送っていただきたい。必ず勝利するものと確信している」と述べ、さらなる支持・支援の拡大を訴えた。全員で「当選」の2文字の獲得に向け気勢を上げた。  
 後援会の砂川功会長は「いよいよ選挙戦に突入した。各地で温かい支援・支持が広がり、『勝利有り』と確信を深めている。西里氏が先頭に立って実行してきた土地改良事業や地下ダムの功績は大きい」と強調し「当選した暁には、この会場で万歳しよう」と、今後のさらなる活動の奮起を促した。
 次いで洌鎌敏一伊良部町議、池間健榮下地町議、友利隆雄城辺町友利部落自治会長らが「勝つ気持ちがあれば必ず勝つ」などと述べ、町村による連帯の結束を訴えた。後援会女性部の渡真利弓子部長と後援会伊良部町支部の女性代表で猪子立子氏が女性パワーによる勝利に向けて決意を表明した。会場では大きな拍手がわき起こり、熱気に包まれた。
 最後は全員でガンバロー三唱を行い、西里氏の初当選に向けて気勢を上げた。

 写真説明(上)・初当選に向けて決意を述べる西里秀徳氏
 写真説明(下)・ガンバロー三唱で気勢を上げた支持者ら=17日、上野村新里の後援会事務所前

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トライムード高まる/大会まで1週間・

各地で清掃、美(か)ぎ島(すま)PRへ

 25日の第20回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古広域圏事務組合など)まであと1週間。選手やその応援で来島する人たちを気持ちよく迎えようと、各地の清掃作業もピークだ。コース沿いには色とりどりに咲いた花が用意されたり、選手を応援する横断幕もあちらこちらで見られるようになるなど、『二十歳』の記念大会となる本番に向け、ムードは高まっている。

【JTA】
 日本トランスオーシャン航空宮古支社(小浜勝弘支社長)、労働組合(根間積執行委員長)、航空連合沖縄(同)は17日、第20回全日本トライアスロン宮古島大会へ向けた清掃「クリーンアップ作戦in宮古島」を宮古空港周辺で行った。沖縄本島からも110人余の応援が駆け付け、総勢約150人が空港周辺のごみ拾いや雑草除去に汗を流した。
 清掃作業は、25日に開催されるトライアスロン大会とこれからの観光シーズンへ向けて実施したもので、今年で4回目。参加者たちは宮古空港駐車場近辺や空港周辺の雑草を刈り取ったり、空き缶などのごみを拾うなどして環境美化に努めた。
 JTA宮古支社の小浜支社長は「これから本格的な観光シーズンに入る。トライアスロンも控えているので、選手や観光で訪れる方々にクリーンな宮古島を見てもらいたい。地域貢献として心を込めてきれいにしていきたい」と話した。

 写真説明・清掃作業に精を出す参加者たち=17日、宮古空港入り口近く

【西里大通り会】
 西里大通り商店街振興組合(濱元岳浩理事長)は17日午前、20日に始まる八重干瀬まつりや25日の全日本トライアスロン宮古島大会に向け、通りの清掃作業に汗を流した。同組合では24日に、通りを歩行者天国にしての「ストロングマン応援フェスタ」も予定している。濱元理事長は「たくさんのお客さんを美しくさわやかな気持ちで迎えたい」と笑顔で話した。
 この日の清掃作業には同組合の会員ら約30人が参加。朝8時から作業を開始し、空き缶やペットボトル、たばこの吸い殻などごみを拾い集めたり、通りに生えた雑草を取り除いたりした。
 同組合は事業計画に毎年3、4回の清掃作業を盛り込むなど、常に通りを美しく保とうと努力している。濱元理事長は「個々の事業主が普段も意識的に美化作業をしている。地域はみんなで守るという気持ちが大切だ」と話していた。

 写真説明・通りの清掃作業に取り組む参加者ら=17日、平良市の西里大通り

【デッカイ会】
 25日に行われる第20回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古広域圏事務組合など)に向けて、昭和23年生まれの軟式野球仲間、デッカイ会(喜久川恵三会長)のメンバーら30人は16日夕、バイクのコースとなっている平良市内の国道390号バイパスの清掃を行った。メンバーらは午後5時半に平良港旧ターミナル前をスタート、プリマート宮古南店前までの約2キロを、ごみ袋を手にしながら、歩道や植え込みの中に捨てられている空き缶やごみを拾い集めた。
 喜久川会長は「今回の20回記念大会に向けて、デッカイ会としても道路の清掃や空き缶拾いなどを行い、選手たちが安全快適なレースができるように協力し、併せて地域の美化意識の高揚を図りたい」と話した。

 写真説明・バイクコースの清掃に汗を流したデッカイ会のメンバー=16日、平良港旧ターミナル前

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招待・優待選手が来島/トライ大会・「全員がライバル」と闘志

 第20回全日本トライアスロン宮古島大会招待選手のピーター・ヴァブロスク選手(30、チェコ共和国)と優待選手のマーグス・タム選手(35、エストニア共和国)が17日、宮古入りした。両選手とも大会初出場。昨年優勝したドイツのマルクス・フォースター選手は21日、大会2位で日本人選手1位の小原工選手は22日に来島する。招待・優待選手の来島は外国人選手が21日、日本人選手が22日にピークを迎える。
 チェコ共和国とエストニア共和国からの大会参加は初。ヴァブロスク選手、タム選手ともに午前10時20分着の東京直行便で宮古入りした。
 プロトライアスリートのヴァブロスク選手は、2002年アイアンマンハワイ19位、03年は32位。03年アイアンマンアメリカアイダホ、アイアンマンマレーシアでそれぞれ4位の実績。「選手全員がライバル。とにかく優勝を目指して頑張る。スイムが苦手なので、バイク、ランで先頭に立っていきたい」と意気込みを見せた。
 タム選手はエストニアロングレースで優勝2回、エストニアデュアスロンレースで優勝4回の実績を持つ。今回のレースへ向け「コンディションはとてもいい。自分のベストを尽くして頑張りたい」と語った。宮古島の印象については「まだ来たばかりなので、数日間でもっと島のことを分かっていきたい」と話した。
 21日はマルクスフォースター選手のほか、ミッチェル・アンダーソン選手、ワーナー・レトナー選手らが午前10時20分着の東京直行便で宮古入り。22日には小原選手のほか、河原勇人選手、谷新吾選手、藤原裕司選手らが午後零時50分着の便で来島する。

 写真説明・優勝へ向け意気込みを見せた初出場のピーター・ヴァブロスク選手(左)、マーグス・タム選手=17日、宮古空港

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プールに子供たちの歓喜/保良川ビーチ開き

 城辺町保良にある保良川ビーチ開きが17日午前行われ、町内の小学生を中心に多数の子供たちが訪れ、本格的な海水浴シーズンの到来を満喫した。体験ダイビング、カヤック体験などのイベントも開かれ、訪れた子供たちが興味津々の表情で挑戦していた。
 同日は、最高気温26・8度(午前11時52分)を記録する夏日となった。照り付ける日差しの下、同町の仲間克町長がビーチ開きを宣言。保良部落子ども会のメンバーが保良ヨンシーを踊ってセレモニーを盛り上げた。また、福嶺小6年の須永千波さんと平良龍希君が「他の人のじゃまをせず、ふざけない」などと安全宣言を行った。
 プールでは、同ビーチのスタッフがダイビングの初歩を指導。参加した子供たちは、ダイビング機材を背負って水に潜り、ダイビング気分を満喫。挑戦した荷川取輝希君(砂川小6年)は「少し緊張したが楽しかった。海でも潜って、魚を見てみたい」と感想を話していた。日ごろスイミングスクールに通っているという真栄平舞子さん(西城小4年)は「プールが大好きなので楽しみにしていた。友達と来たい」と、期待を膨らませていた。また、老朽化のため4年前から使えなくなっていた「渓流下り」にも整備を加え、ゴールデンウイーク前には供用を再開する予定。

 写真説明・晴天の下、プールではしゃぐ子供たち=17日、保良川ビーチ

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