200平成16  4 曜日

青い海、白い砂浜をPR/第26回宮古島の海びらき

 「みんなでつくろう美ぎ島宮古!美しい海、白い砂浜、青い空、すべてがみんなの宝物」をキャッチフレーズに、2004年第26回宮古島の海びらき(主催・宮古観光協会)が4日、下地町与那覇の前浜ビーチで開催され、今年の海びらきが宣言された。会場には地元住民や観光客など約4500人が詰め掛け、初泳ぎや各種イベントを満喫。風が吹く肌寒い1日となったが、訪れた観客たちは歓声を上げて初泳ぎを楽しんだ。

 海びらき開催前にはツカサや観光関係者らが線香や供え物で1年間の海の安全祈願を行い、海に向かって手を合わせ無事故無災害を祈願した。
 ミス宮古3人が海びらきを宣言し、合図とともに子供たちは海へまっしぐら。水しぶきをあげて海に入り「寒い」「冷たい」など歓声を上げながらも、友人同士や家族、親子で互いに水をかけあったりしながら初泳ぎを満喫した。初泳ぎが始まった午後2時ごろの気温は20・5度。風速は北の風6・9メートル。
 砂浜では、宝探しやクルマエビとウナギのつかみ取り、小学生10人11脚レース、ビーチ綱引きなどの各種イベントも行われた。また今回の海びらきでは、初の催しとして自然環境の大切さを訴える寸劇「浦島太郎は環境大臣」やマジックガーデンゴルフなども行われた。
 伊良皆翔君(南小5年)は「寒かったけど、泳ぐのは好きだから楽しい。毎年夏にはパイナガマによく泳ぎに行く。今年もたくさん泳ぎたい」と話し、いとこや家族など15人でバーベキューに来ていた下里ミツエさんは「海びらきになると夏が来たと感じる。子供たちも春休み最後の思い出ができて良かった」と笑顔を見せた。

 写真説明(上)・歓声を上げながら一斉に海へ入る子供たち=4日、下地町与那覇の前浜ビーチ
 写真説明(下)・ミス宮古らが2004年宮古島の海びらきを宣言

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「建設反対」の看板設置/広域葬祭場・

予定地周辺に「地域住民の会」

 宮古広域圏事務組合が進めている広域葬祭場建設計画で、建設場所を平良市鏡原の袖山墓地公園隣の市有地に決定したことを受け、「広域葬祭場建設予定地に反対する地域住民の会」(下地隆義代表)らは4日までに予定地周辺に葬祭場建設に反対する看板を設置した。
 設置された看板には「火葬場を建てないで」「住民の気持ちを理解して」「毎日通る女性、子どものことを考えて」などの反対理由が示されている。
 看板を設置した同住民の会は先月、伊志嶺亮市長に対して「葬祭場の建設で周辺地域の環境が悪化するし、子や孫に負の遺産を残すことになる」などを理由に建設場所の変更を要請している。
 この要請に対して伊志嶺市長は「現在の予定地は法律上の要件を満たしており、法的にはクリアしているがこの要請内容については理事会で話し合いたい」との見解を示していた。しかし先月末の広域圏事務組合議会で「法的にクリアしている」と説明し、建設地を変更するつもりがないとの意向を示している。
 住民要請では反対の理由として、葬祭場建設そのものには賛成とするも▽火葬場建設場所として、あまりにも住宅地が近い▽周辺地域の環境悪化が進み、発展の阻害要因になる▽環境悪化は子や孫に残す負の遺産▽現存する墓地公園も地域の振興発展に悪影響を及ぼしており、これ以上の環境悪化は容認できない―など。
 同事務組合が同地区を建設地に選定した理由としては▽市有地で用地取得が容易▽法規制のかかる半径200メートル以内に学校などがない▽町村部への交通の便が良い▽海岸沿いは津浪などの自然災害の被害を受ける可能性がある―などとなっている。
 建設が予定されている施設は煙突もなくにおいなども出ないという。本年度で実施設計を行い、その後着工し、06年の供用開始を予定している。

 写真説明・葬祭場建設予定地には反対住民による建設反対の看板が設置されている=4日、平良市袖山

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池間、知念両6段が宮古代表/囲碁・祐徳本因坊戦

 第53回祐徳本因坊戦の宮古代表選抜戦が4日、平良市内のこすみ囲碁教室で行われ、池間博美6段=写真左=と知念一将6段=写真右=の2人が勝ち抜いた。県代表決定戦は11日に那覇市内の新城囲碁教室で行われ、2人の県代表を決める。
 宮古代表選抜戦には17人が参加し、2つのブロックに分かれトーナメントで宮古代表の座を懸けて競った。
 Aブロックでは池間6段と池村浩明5段が勝ち上がり、決勝は両者の対戦となった。序盤で黒は地で先行し、これに白番の池村5段は厚みで対抗。白は厚みを生かして中盤以降追い上げたものの追い付けず、黒が大差で逃げ切った。
 Bブロックの決勝は知念6段と野原常彰6段のカードとなった。黒番の知念6段は序盤で大石を取り有利な形勢。白はこれに中央の大模様で対抗したが、黒はうまく荒らし勝負を決めた。
 県大会では池間6段が2002年、03年の2年連続、通算で3回、代表に輝いている。囲碁九州一を決める祐徳本因坊戦の本戦は、5月29、30の両日、佐賀県の祐徳稲荷神社で行われる。

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ビーチでクリーンアップ作戦/ガジュマルンネットワーク

 若者たちの手で地域に貢献し、循環型社会を見直すことなどを目的にした「ガジュマルンネットワーク」(石垣永和代表、会員約80人)がこのほど発足し、4日午前、平良市のパイナガマビーチで初めてクリーンアップ作戦を展開した。大勢の会員が参加し、環境美化に一役買った。
 会員らは軍手をはめ、半透明のビニール袋を片手に空き缶や発泡スチロールなどを回収した。粗大ごみの中には、古タイヤ、廃自転車、ブリキ缶、案内板などが不法に捨てられて散乱し、環境を破壊していた。会員らは、ポイ捨てする人たちの道徳心の欠如にあきれ返っていた。
 石垣代表は「パイナガマビーチを管理する平良市は厳しい財政とは言え、きれいに管理すべきだ」と指摘し、同市の環境行政に疑問を投げ掛けた。
 同ビーチを利用する行楽客に対しては「ごみをきちんと持ち帰るように。ビーチは大勢の郡民や観光客などが使用しており、互いに気持ち良く利用するためには1人ひとりの環境美化に対する意識改革が重要」と語気を強めた。
 この日午前、同ビーチに訪れていた観光客の女性2人は「若者たちが立ち上がって、地域の美化に取り組むことは素晴らしい。環境美化のリーダーとして頑張ってほしい」と話した。
 ガジュマルンネットワークでは、今後音楽イベントやマングローブ植栽などの活動を実施するほか、地域の各種団体とも手を取り合って多彩な活動を展開していく方針。

 写真説明・環境美化に一役買った会員ら=4日、平良市のパイナガマビーチ

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緑の街角賞 受賞者宅紹介D「普通の上等」な お庭・

平良 雅則さん宅

【 緑の街角賞(植裁努力賞) 】
 受賞宅は、BOOK・BOXとファミリーマートの間の道路を、富名腰部落へ約百~程入った道路沿い右側に位置する。正面入り口右側には、年期を感じさせるクロキが形よく剪定され左側には盆栽を思わせるような立派なリュウキュウマツが存在感を発揮して見る人を奥の方へ誘う。
 玄関を右目に見て、奥の方へ細長い長方形をしたお庭である。塀側にはイヌマキやマッコウ等、高低木がバランスよく植栽され日ごろから細やかに手入れしている様子がうかがえる。また、アイデアを凝らして自然の琉球石灰岩を積み上げ立体的に花壇のレイアウトを工夫し、狭い敷地を上手に利用している。他には鉢もののブーゲンビリアを相対的に配置し、樹木と緑と赤やピンクの原色のコントラストをうまく調和させている。全体として、特別に目を見張るような圧倒的な感じはないが、愛情を注いで庭づくりしている努力の跡が感じられる。「普通の上等」なお庭である。
  (市民運動実践協議会グリーン部会)

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