200平成1 6  曜日

きょう住民投票/多良間村・合併の是非、村民が判断

 【多良間】多良間村(兼濱朝徳村長)の市町村合併の是非を問う住民投票がきょう1日、行われる。投票率が50%を上回れば即日開票となり、賛否を二分した合併問題に有権者の判断が下される。兼濱村長は投票の結果を尊重し、合併の賛否を明言する考え。同村に先立ち行われた伊良部町住民投票の「合併反対」の結果とともに、今回の結果に他市町村からも注目が集まっている。投票会場は多良間小学校体育館、時間は午前8時から午後5時まで。開票は同6時から。31日までの不在者投票数は94人(男性51人、女性43人)で、4日間で計227人が投票を行った。同日現在の有権者数は1002人(男性526人、女性476人)。
 
 多良間村では昨年2度実施された住民アンケートで「反対」が半数以上を占めた。議会議員では議長を除く9人のうち5人が「賛成」、4人が「反対」の意思を示している。こうした状態から兼濱村長は合併賛否の明言を避け、住民投票を実施する方針を固めた。
 昨年から合併賛成派の「多良間の未来を考える会」(西平幹会長)と反対派の「多良間村の自治と自立を推進する会」(高江洲常功会長)の各住民グループが発足し、情報の収集・提供を住民に行うなど、活発な活動を展開してきた。宮古圏域でもさらに離島に位置するとあって他市町村に比べ住民の関心は高い。
 兼濱村長は「住民の関心が高く、投票は成立すると思う。最終的には議会議決となるが、投票の結果が出れば合併賛否についてはっきりと明言したい」と述べた。
 「未来を考える会」は「合併しないと多良間村だけでは財政が続かず、財政的な面が厳しい。対等合併しかない」と主張。「投票を棄権しないようやるべきことはやってきた。多くの村民が理解してくれればと思う」と話した。「自治と自立を推進する会」は「自分たちの島は自分たちの手で築き上げていきたい。離島と本島では対等合併はできない。現状を受け継いでいきたいことを訴えてきた。村民が結果を出してくれると思う」と話している。

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オリックス(2軍)宮古入り/V奪回へ始動

 プロ野球パ・リーグのオリックス・ブルーウェーブの選手、スタッフらが31日、春季キャンプのため宮古入りした。来島した2軍選手はきょう1日から平良市民球場でキャンプインする。7日から23日までは城辺町営野球場に場所を移す。1軍は6日に来島し、7日から平良市民球場で25日までキャンプを行う。

 選手らは午後1時25分着のエアーニッポン(ANK)機で到着。宮古島オリックス協力会(中尾英筰会長)の関係者らが横断幕で出迎えた。
 選手会長の三輪隆捕手や県出身の徳元敏投手らが次々にバスへ乗り込んだ。
 中村勝広ゼネラルマネージャー(GM)、加藤英司サーパス神戸(オリックス2軍)監督が姿を見せるとオリックスガールの2人が花束を贈呈した。
 選手らを出迎えた同協力会の平良勝之事務局長は「天気にも恵まれ良い出迎えができた。リーグ優勝、日本一のため一生懸命協力したい。台風14号被害で球団から義援金を頂いた。その気持ちに応えられるようキャンプを盛り上げたい」と事務局としての意気込みを示した。続けて、「子供たちもグラウンドに足を運びプロの技術を見て学んでほしい」とキャンプ見学を呼び掛けた。
 またこの日、オリックス球団はキャンプの安全祈願祭を平良市民球場で行った。同球団運営部の松本正志さん、スポーツメーカーのミズノでオリックスを担当する益田一也さん、オリックス協力会の事務局担当、平良市職員ら関係者が出席。宮古神社の祭式にのっとり、祝詞奏上や玉ぐし奉奠など清め払いの儀が厳かに行われた。
 松本さんは「キャンプの無事を祈願し、シーズンを乗り切り優勝を目指せるよう頑張ります」と抱負を述べた。
 きょう1日は宮古神社で優勝祈願を行った後、平良市民球場でトレーニングを開始する。

 写真説明・春季キャンプのため来島したオリックス・ブルーウェーブの選手ら=31日、宮古空港

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私たちも応援します/オリックスガールに根間・下地さん

 31日に来島したオリックス・ブルーウェーブを側面から支える第12代オリックス・ブルーウェーブガールに根間夏都美さん(19)が決まった。根間さんは上野村の出身で現在は京都府に在住する学生。オリックスキャンプ期間中は春休み期間中であるためガール役を申し出た。根間さんは「オリックスの優勝に貢献できるように一生懸命頑張りたい」と抱負を話した。根間さんのほか、今キャンプでは下地隆子さん(30)ら平良市職員が交代でガール役を務める。
 ブルーウェーブガールの主な仕事は選手の飲料水の準備。そのほか施設の清掃や報道陣の対応に当たる。
 例年は2人以上のガールを決めているが、今年は根間さんのみが1カ月間を通して活動。残りの1人は平良市職員やボランティアなどが1クールごとの交代制で対応する。
 そのうちの1人で平良市教育委員会の下地さんは「飲み物などを切らさないよう、選手のためにいろいろな面で頑張りたい」と抱負を語った。
 宮古島オリックス協力会の事務局長を務める平良勝之さんは「オリックスガールは一軍キャンプが始まる際にもさらに増える予定。より多くの人がかかわり、キャンプを盛り上げてほしい」と期待していた。

 写真説明・第12代オリックス・ブルーウェーブガールに決まった根間さん(右)と下地さん=31日、宮古空港

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春季中体連が開幕/8競技で熱戦スタート

 第23回全宮古中学校春季総合体育大会(主催・宮古中学校体育連盟)は31日開幕し、8競技(交流試合のテニスを含む)で熱戦がスタートした。
 このうち、北中学校体育館ではバスケットボールが行われ、懸命にプレーする選手らに、多くの父母らが声援を送っていた。
 柔道と剣道、テニスは31日で全日程を終了。北中学校武道場で行われた柔道は団体で北A、個人戦では新里拓人(狩俣中)らが、それぞれ優勝した。同会場で午後から行われた剣道は団体を平良が、個人を渡辺康人(北)が、それぞれ制した。
 きょう1日はバレーボール、バスケットボール、サッカー、バドミントン、野球の五競技で決勝までが行われ、各競技の優勝が決まる。

 写真説明・各試合でスピード感あふれるプレーが見られたバスケットボール男子=31日、北中学校体育館

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「今年は優勝狙う」/トライ宮古大会昨年4位・小原工が宮古合宿

 昨年の全日本トライアスロン宮古島大会で4位に入賞している小原工さん(36、兵庫県)=写真=が31日、合宿のため宮古入りした。来月12日まで滞在し、主にバイクのトレーニングに励む。小原さんは「今年は20回記念大会になるが、優勝を狙って頑張りたい」と力強い抱負を話した。
 小原さんは過去、2001年と02年の宮古島大会で5位に入賞。昨年は順位を1つ上げて4位に入る実績を残しており、04年大会にも招待される選手の1人だ。
 小原さんは31日の午後に空路宮古入りして初日からバイクの練習に入った。今回の合宿について小原さんは「今年の兵庫は寒くてバイクの練習がほとんでできていないので宮古島ではバイクを中心に練習したい」と話した。
 その上で小原さんは「私は昨年まで『優勝を狙いたい』という言葉を言えなかったが、今回はぜひ勝ちたい。これまで支えてくれた宮古島の方々の気持ちに応えるためにも、自分の中で(宮古島大会で)勝つことを考えてきた」と話し、初優勝に向けて力強い決意を話していた。
 小原さんは今季、主にロングの大会に出場する予定。宮古島大会は今季第1戦となる。

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上野小などに感謝状/フラワーコン表彰式・花いっぱいの村演出

 沖縄花のカーニバル2004「第2回フラワーフェストinうえの」(主催・上野村、同村観光振興協議会)のフラワーコンテスト表彰式が31日、うえのドイツ文化村で行われ、花の提供に協力した3団体に感謝状、花いっぱいの村づくりに貢献した3個人に賞状を贈った。同フェストは31日で終了となるが、花は2月いっぱいまでは見ごろ。
 表彰は、花いっぱいの上野村を演出し「美しい博愛の上野村」づくりに貢献した作品・活動をたたえ実施した。
 同協議会の我如古三雄専務理事は「多くの協力で心温かい花の咲く冬をPRできた。感謝したい。これを契機に、ふるさとづくりに努めていきたい」と述べた。受賞者1人ひとりに感謝状や賞状を贈り、感謝した。
 同フェストは1月17日から開催。13種類約2万本の花でドイツ村内を彩った。期間中の来場者は延べ約1万人。前半は好天に恵まれたが、後半は雨天続きで来場がにぶった。
 受賞者は次の皆さん。(敬称略)
 ▽上野小学校(根間昌利校長)▽上野中学校(与那覇正博校長)▽上野村婦人会(川満良枝会長)▽川満泰子▽下里博▽根間正三郎

 写真説明・3団体、3個人の取り組みが評価され表彰された=31日、うえのドイツ文化村

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