2000年11月13日 月曜日
☆平良第一FC(高学年)平良第一Jr(低学年)が優勝
第8回宮古毎日新聞杯全宮古少年サッカー大会
第8回宮古毎日新聞杯全宮古少年サッカー大会(主催・宮古毎日新聞社、主管・宮古サッカー協会)は十二日、平良市陸上競技場で決勝トーナメントを行い、低学年は平良第一Jrが二年ぶりの優勝、高学年は平良第一FCが大会二連覇を達成した。最優秀選手には平良第一Jrの洲鎌広一君(低学年)と平良第一FCの下地将史君(高学年)が選ばれた。高学年の優勝、準優勝チームは今月末に開催される県冬季少年サッカー大会に派遣される。 写真説明・(上)低学年の部で2年ぶりの優勝に輝いた平良第一Jrのメンバー=平良市陸上競技場、(下)高学年の部で大会2連覇を達成した平良第一FCのメンバー=平良市陸上競技場 |
☆初の「街なか音楽祭」を開催/西里大通り商店街組合
☆交通事故抑止『50日作戦』始まる/宮古署・地区安全協
年末に向けて飲酒運転などによる交通事故を防ごうと宮古警察署(石垣栄一署長)と宮古地区交通安全協会(黒島正夫会長)は十二日、「交通死亡事故抑止『50日作戦』」の出発式を同署で行った。同作戦は十二月三十一日までの五十日間にわたり、重大事故につながる飲酒運転の取り締まりを強化するとともに、ドライバーが酒を飲んだら運転しないという意識向上を図るため、街頭広報活動を徹底する。宮古地区では初の取り組み。 午前九時半から行われた出発式で石垣署長は「飲酒運転の追放は職場や家庭、学校、地域など郡民ぐるみで取り組む必要がある。交通事故の抑止に向け、飲酒運転の取り締まりや街頭広報活動を徹底する」と同作戦の意義を強調。黒島会長は「これから年末にかけて忘年会シーズンが訪れる。住民が酒を飲んだら車を持たないという意識が大事で、組織を挙げて交通事故の抑止に全力で取り組んでいきたい」と決意を述べた。 宮古管内では、一九九五―九九年までの過去五年間で十一月、十二月の二カ月間に交通事故で亡くなった人は計九人。うち、四人は飲酒がらみの事故で亡くなっている。 写真説明・飲酒運転の徹底取り締まりなどを確認した『50日作戦』の出発式=宮古署 |
☆先人の歩みを体験/歴史ロード散策
市街地周辺にある史跡を訪ね、平良市の歴史と文化を体験しようと十二日、「平良市街地歴史の道を歩く」が行われ、三十人余りの市民が二十カ所以上の史跡を回りながら、先人たちの歩みに触れた。これは開催中の平良市民総合文化祭の郷土歴史部門の行事で、市が構想している歴史・文化ロード整備計画に連動するもの。午前九時に市役所を出発し、宮古郷土史研究会の仲宗根将二さんが各史跡の説明にあたり、午前中いっぱいをかけて約四`におよぶ歴史の道を歩いた。 出発前、仲宗根さんは「昨年から歴史の道を歩くが行われているが、思った以上に参加者が多く、市が進める歴史・文化ロード整備計画が、市民に関心を持たれ始めていることを感じた。古い歴史を勉強するというよりも、街なかにこうゆうものがあるのかといった軽い気持ちで散策してほしい」と呼びかけた。また市の宮川耕次企画室長は「二年前につくった歴史・文化ロード整備計画は、文化財を保護しながら、その文化財を街づくりに生かしていこうというもの。市民や子ども、観光客に歴史に触れてもらいたい」などと説明した。 一行は市役所を出発し、住屋御嶽、貢布座跡、観音堂経塚、漲水石畳道、蔵元跡、仲宗根豊見親の墓など次々と史跡を訪れた。参加者たちは配布された資料を照らし合わせながら、仲宗根さんの説明に聞き入っていた。 |
☆最優秀賞は砂川美佳さん(川満子ども会)
下地町生涯フェス子ども方言お話大会
第一回下地町生涯学習フェスティバル(主催・同町、同フェスティバル実行委員会)の最終日は十二日、同町中央公民館などで各種行事を行った。 このうち、同町農村環境改善センターで行われた子ども方言お話大会には、町内の各子ども会から九組十三人の児童が参加。それぞれの地域なまりを織りまぜながら、おじいちゃんやおばあちゃんの自慢話や地域に伝わる話などを愛敬たっぷりに発表。訪れた大勢の父母や祖父母たちを、方言ならではユーモラスな表現やアクセントで楽しませた。 審査の結果、最優秀賞には「ばんたがおばあ」と題し発表した砂川美佳さん(川満子ども会)が輝いた。優秀賞は「かぬしゃがま」を発表した太田和将君(与那覇子ども会)と、「おじい、おばあの知恵袋」を発表した友利みちる・根間由梨子さん(上地団地)がそれぞれ受賞した。また、審査員特別賞は「上地(ウイズ)ンタガミ」を述べた上地一馬君(上地子ども会)に贈られた。 審査委員長を務めた上地照子さんは講評で「話の内容が幅広く、バラエティーに富み素晴らしかった。家族が協力したことが発表の中からうかがえ、とても良かった」と褒めていた。ただ▽発表が棒読みになっていた▽その地域独特のなまりがあまり表現されていなかった―などを課題として挙げ、来年への奮起材料とした。入賞者以外に発表した児童たちは次の皆さん。(敬称略) 川満琴美(上地団地)「おおきなかぶ」▽砂川優花・川満知香(川満団地)「太陽に流された来間島」▽新田さなえ(来間子ども会)「来間のまつりのはじまり」▽友利奈未・友利有花(川満団地)「チューリップの花とぞうさん▽砂川彩・根間ひかる(同)「酒田川の話」 写真説明・子ども方言お話大会で最優秀賞の砂川美佳さん(中央)と入賞者の皆さん=下地町農村環境改善センター |
☆輪投げ競争に歓声/多良間郷友会が運動会
平良市でもっとも大きい自治会・東川根自治会(仲宗根玄吉自治会長)の二〇〇〇年敬老会が十一日午後、市内のレストランで開かれ、七十歳以上の敬老者二百二十一人の長寿を祝った。今年、敬老者の仲間入りをしたのは親泊玄昭さんら十八人。最高齢は男性で砂川方任さんの九十五歳、女性は砂川カメさんの九十四歳。敬老会には伊志嶺亮市長も駆けつけ、祝福した。同自治会は一区から三区まで合わせて人口が約四千八百人、世帯数でも千六百戸を超えるマンモス自治会。あいさつした仲宗根自治会長は「敬老者の皆さんはこれまでいろいろな場で活躍してこられました。これからも元気で長生きし、私たち後輩の指導もよろしくお願いします。きょうは子ども会から婦人会まで盛りだくさんの余興を用意していますので、敬老祝いをゆっくりと楽しんでください」と話した。伊志嶺市長は「東川根は人口も四千八百人と多く、高齢化率が五%程度と平良市でもっとも若者が多い、活力のある地域。市としても生きがいの街づくりを進めていきたい。敬老者が区民の皆さんに見守られながら、生きがいを持って過ごしていくことを願っている」と話した。 舞台では郷土芸能が披露され、敬老会を盛り上げた。また東小六年の下地未来さんが「おじいにほめられるように」との題の作文を朗読した。 写真説明・221人の長寿を祝った東川根自治会の敬老会=レストランクール |