年頭あいさつ
輝かしい新春にあたり、皆々様のご健勝を寿ぎ年頭のご挨拶を申し上げます。
昨年は、九月に安倍総理が誕生し、国政を掌る内閣も新しい顔ぶれでスタートしました。安倍総理は就任早々、中国や韓国を訪問、積極的な外交を展開する姿勢を示すとともに、国内においては教育再生を最重要課題と捉え新しい国づくり美しい国づくりに向け「教育基本法」の改正に全力を挙げ十二月十五日の参院本会議で可決成立しました。「教育基本法」の改正はおよそ六十年ぶりです。
いまわが国の教育界は、いじめ問題や必修教科未履修問題など問題が山積しており、教育基本法改正を基に、もろもろの教育問題の解決につながることに国民の期待が集まっています。
県内に目を向けると、新しく仲井真弘多氏が激しい選挙戦を勝ち抜き、新しい知事に就任しました。仲井真新知事は、失業率を全国並に引き下げるとともに「沖縄力」を引き出し活気に満ちた県づくりに励むことを公約に掲げています。県民の期待に応える県政の運営にぜひ全力を傾注してほしいものです。
ここ宮古島では、合併後一年を過ぎた現在、財政問題をはじめ多くの課題が山積しています。市長の決断力とリーダーシップのもと、市民が総力をあげて解決に積極的に取り組まなければなりません。
さて、昨年一年を象徴する漢字に「命」が選ばれました。悠仁親王の誕生という嬉しいニュースもあった半面、青少年の自殺という悲しいニュースもありました。今年は「命」の大切さを再認識し幸せな一年にしたいものです。
読者の皆様にとって穏やかで幸せな一年でありますようお祈りします。
2007年元旦
宮古毎日新聞社代表取締役社長
真栄城 宏 |