行雲流水

  土用というのは、通常は立秋の前の、夏の土用をさし、その土用の丑の日が昨日であった。いわゆる「土用ウナギ」の日だから多くの方々がウナギを食されたと思う。土用の丑の日にウナギを食べると夏負けしないといわれるが、今やどの食材もそうだが旬の季節感が薄れてしまった▼ところで先日番組「おもいッきりテレビ」で上野村は脳血管疾患が日本一少ないという紹介があり、ンギャナの効用を説いていた。ンギャナはポリフェノールの含有量が高くビタミン類、ミネラル類が多いという▼またウル(ウル〓)はカリウム、リン、ヨウ素、カラゲナン(食物繊維)などが多く機能性食品の効用が高いようだ。ンギャナと豚内臓の炒め物、ウル〓の味噌和えなどは食欲をそそり夏バテにも効きそうだ▼食欲低下もそうだが、クーラーも体調を崩す要因である。熱帯夜の続く沖縄では、ついつい低温で翌朝までクーラー漬けということになる▼一方日中は太陽の日差しが気になる。今年の五月から気象庁も一時間ごとの紫外線予測を発表している。紫外線(UV)は波長の長いほうからUVA、UVB、UVCに分類される。波長の短いものほど傷害性が高いが、幸いUVCの方はほとんどがオゾン層で吸収される▼日焼けは主にUVBで、光老化はUVA、UVBでおこり、加齢とは関係なく、しみ、しわの原因となるという。「神経質にならないでもよいが、長時間のスポーツなどは日焼け止めを塗るなどの対策を」との専門家の言。ゴルフ大好きな私など熱中症と合わせて気をつけねば。

(2005/07/29掲載)

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