PTAから、卒業生へのメッセージ
宮高PTA母親部
三月は卒業式、入学、就職と、子どもたちの旅立ちの月。特に高校を卒業すると大方の子が島を出る。これまで家庭でぬくぬくと生活していた子らが親元を離れ一人で生活する不安は親も子も同様。中でも、母親の気掛かりは計り知れない。「ちゃんとごはんは作れるだろうか」「洗濯は?」「周りの人にはかわいがってもらえるだろうか」。さまざまな不安がよぎる。そんな中、宮古高校PTA母親部(松岡つや子部長)が、今年の卒業生三百十四人に手作りの料理レシピ集を贈った。一人暮らしや自炊生活を始める子どもたちがよりよい食生活を送るため応援の気持ちを込めて作成された。母親や教師らが「我が家の簡単定番料理」のレシピを持ち寄り、一冊にまとめた料理ブックは、それぞれ手書きでカットを入れたり愛情たっぷりに仕上がった。自慢の手料理四十三品が収められる。松岡部長は「コンビニばかりに頼らず、レシピ集を活用してちゃんとした食事を取ってほしい」と話す。(佐渡山政子) |
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