ママさん元気はつらつ

全力プレーで大張り切り

家庭婦人バレー 「みやこんちゅ」
今月18日に九州大会
 

 宮古地区家庭婦人バレーボール連盟(下地和枝会長)の役員らで結成したママさんバレーチーム「みやこんちゅ」。九月に開催された第三十二回九州ママさんバレーボール優勝大会県予選の三部(四十五歳以上)で優勝し、今月十八日に佐賀県で行われる九州大会に向け張り切っている。とにかくよく声を出し、元気さでは中・高校生のチームでもかなわないのではと思わせるほど。家庭を力強く支えるママさんたちは、コートでも全力でボールを追い掛ける。(砂川拓也)
 




 (前列左から)下地明子さん、與那覇尚子さん、與那嶺則子さん、砂川博美さん、徳嶺町子さん、(後列左から)下地和枝さん、砂川勝美さん、勝連貴子さん、前泊和美さん、下地美智子さん、根間美智子さん、上里由利子さん 

=狩俣中学校体育館
 


粘り強いレシーブから、速攻にオープンにと多彩な攻撃につなぐ


 メンバーは同連盟の役員をはじめ、宮古のママさんバレーチームから、ポジションごとに集まったチーム。八月に結成してまだ約三カ月だが、各チームでの練習に加え、連盟で培った団結力でチームワークは抜群だ。
 チームカラーは、ボールに食らい付き、攻撃につなげること。「落とさないという信念でレシーブ陣がしっかり拾う。攻撃陣は速攻からオープンまでパターンが多彩にできる」(上里由利子監督)という分業で、各選手がそれぞれの役割をこなす。


楽しみながらもボールに向かう表情は真剣そのもの

 県大会での優勝について下地会長は「選手の力が一つになった。結成から二週間での優勝はまさかという感じだったが、九州大会まで行けるのはうれしいこと。これからもしっかり頑張って、後輩たちにつなぎたい」と振り返る。
 練習中、声が途切れることはなく、各選手とも常に表情は真剣。プレーの合間には、バレーをできる喜びが笑顔となる。主将の下地明子さんは「とにかく楽しいので、苦労はない」と声を弾ませる。
 監督を務めながら、自らコートにも立つ上里さんは「それぞれチームに所属しているので、みやこんちゅでプレーするときには新鮮味がある」と新たな発見を喜んでいる様子。「バレーが好きで、同じ趣味の仲間で目標を一つにできる。優勝を目指そうと気持ちが一つになっていることが楽しい」と汗を光らせる。
 各選手とも、家庭に仕事と大忙し。練習は暗くなってからで、下地会長は「家族が応援してくれる中でバレーができることが一番の幸せ」。家庭の支えに感謝を込めながら、「まずは一勝して波になりたい」と、九州大会を見据えている。
 

練習順調 チーム絶好調

 練習は順調でチームは絶好調。連盟の各チームから、ポジションごとに参加しているので、プレーに全然違和感はなく、それぞれのポジションをしっかり守っている。
 九州大会はレベルは高いと思うが、一戦一戦しっかりやるだけ。

上里由利子監督
みんなで一緒に楽しむ

 キャプテンとして引っ張るというより、みんなと一緒になって楽しんでやっている。
 モットーは拾い切れなくても声を出すこと。九州大会では、まずは一回戦突破が目標。あとは県大会のときのように楽しみたい。

下地明子主将


県大会で優勝し、笑顔で帰島した「みやこんちゅ」の選手ら=9月4日、宮古空港
 

【監督】上里由利子
【主将】下地明子
【マネジャー】下地和枝
【選手】
@川平 順子(中衛レフト)
A砂川 勝美(前衛ライト)
B根間美智子(後衛レフト)
C下地美智子(中衛ライト)
D與那覇尚子(後衛センター)
E砂川 博美(セッター)
F徳嶺 町子(後衛ライト)
G與那嶺則子(前衛ライト)
H前泊 和美(前衛レフト)
I勝連 貴子(セッター)
J下地 明子(中衛センター)
K上里由利子(後衛レフト)

(敬称略)



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