旅気分で八重干瀬へ! 


高齢者ヤビジ周遊モニター
 


  五月二十七日、「高齢者ヤビジ周遊モニター事業」(主催・同実行委員会、宮古島市社会福祉協議会平良支所)が、市内に住む高齢者の希望をかなえる形で試験的に実施された。天候や船酔い対策など課題の克服も含め、次回からの充実発展が期待されている。                                       (砂川智江)
 


  同事業は「ぜひ八重干瀬(やびじ)を見てみたい」というお年寄りたちの声を受けて実現。医師の同行、ヘリコプターからの巡視、同行船の追尾など安全を第一に行われた。
 参加した平良ヒデさんゥイは「宮古にこんな素晴らしい風景があったとは。一見の価値はある。友達みんなに勧めたい」と興奮気味。奥平ノブさんェョは「八重干瀬を一度見てみたいと思っていた。感動した」と笑顔。與那原節さんェョは「一生の思い出ができた」と旅行気分で喜んだ。
 一方で、参加者百十二人中、八人が体調不良を訴え、看護師らのケアを受けて体を休めた。砂川明男実行委員長は「船酔いをしていた人たちも、リーフが見えた途端に表情がパーッと明るくなったのが印象的だった」と振り返り「来年の開催に向けてより良い実施の方法を模索したい。募集方法を工夫し、参加者百五十人、ボランティア八十人規模の周遊事業が展開できれば」と話した。
 観光産業への発展も探られているが、宮古観光協会の渡久山明事務局長は「船酔いする人もいるし、船の音が大きいので船内での余興が開きにくい」と課題を挙げた。

 

 

 


 眺 展 

「見えた!」あこがれの八重干瀬に感激
 


 準備体操 

 出港前、ラジオ体操で体をほぐす

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 健康チェック 

医療班のボランティアメンバーがきめ細やかにサポート




 リーフ 

高波、雨天の自然条件だったが「インヌパリ」
とも呼ばれる八重干瀬が見えた




 



 いざ船内へ 

 期待感でドキドキ、ワクワク。でも乗船はゆっくり安全に
 

 


 自然学習 

「サンゴ礁ガイドのなかまたち」のメンバーらが八重干瀬について説明した


 にぎやかに 
 雄大な景色を望みながら楽しくおしゃべり

 











 
 くぎ付け 
 目の前に浮かぶ八重干瀬を胸に刻む
 
     

 


 

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