夏休みに大きく躍進 

下地小学校女子ミニバスケットボール部

 下地町立下地小学校の女子ミニバスケットボール部(下地忠夫監督)が快進撃を続けている。宮古の主要大会で次々に優勝を果たし、八月に鹿児島県で開催された第二十五回九州ブロックスポーツ少年団ミニバスケットボール交流大会(主催・同少年団連絡協議会)では参加十二チームの頂点に。練習に明け暮れた夏休みは、大きな自信を手に入れて終了した。今冬は一気に全国制覇と次の目標は大きい。大好きなバスケットを通して互いを磨き、伸び伸びと躍進する子供たち。今後ますます輝きを増しそうだ。
    (砂川智江記者)



快進撃の下地小女子ミニバスケ部。(前列左から)川満琴美、前里梨沙、新城愛美、新城紗弥加、与那覇彩乃、石嶺樹菜(後列左から)下地監督、平良葵、新城梨子、川満夏希、与那覇可南子、平良可菜恵、川満理菜、砂川千夏(敬称略)

九州交流大会 優勝が自信に

 今年二月の「第三十一回宮古ヒロスポーツ杯ミニバスケ交歓大会」、五月の「第五回ろうきん杯ミニバスケットボール大会」、六月の「第二十六回宮古ミニバスケットボール選手権大会」と、各大会で次々と優勝を勝ち取る下地小女子バスケ部。強さの秘訣(ひけつ)はどこにあるのだろう。
 新城紗弥加キャプテンは「けんかをしても後に引きずらないチームワーク」ときっぱり。続けて「仲直りしないと優勝できないですからね」と笑顔で言葉を足す。
 九州交流大会では、予選リーグの浅川小(福岡県)戦で、第2クオーターラスト一秒で決めた与那覇彩乃さんのシュートで流れを引き寄せ、第3クオーター以降は持ち味の速攻が冴えに冴えた。しかし、登野城小(石垣市)との決勝戦では集中力が散漫になってミスを連発。椛ホで逃げ切ったものの「自分たちのプレーができなかった」(新城キャプテン)と課題も残った。
 「いつも平常心でプレーする強さを身に付け、全国制覇を目指したい」と、今回の経験を踏み台にさらなるステップアップを目指す。
 部員は次の皆さん。(敬称略)
 【六年】▽新城紗弥加(キャプテン)▽新城愛美(副キャプテン)▽与那覇彩乃(同)▽前里梨沙▽川満琴美▽石嶺樹菜
 【五年】▽与那覇可南子▽平良可菜恵▽下里有香▽川満理菜▽砂川千夏▽垣花瑠南▽垣花瑠海
 【四年】▽新城梨子▽川満夏希▽平良葵▽大嶺美和▽渡真利陽奈▽洲鎌奈留美
 【三年】▽砂川ほの▽具志堅望▽川満香織▽下地空良▽村吉梨静▽宮国香鈴
 【二年】▽根間真理萌

写真説明・練習といえども気迫十分
 



九州ブロックスポーツ少年団ミニバスケットボール交流大会で「優勝」を土産に帰島、空港では大勢の家族が詰め掛け祝福した



練習の締めくくりは、下地監督の下で反省点のチェック

チャレンジ精神培って/ 下地忠夫監督

 まだまだ発展途上の選手たち。大会ごとにポジションチェンジを行って各メンバーの成長や発見につなげているが、持ち前のチームワークの良さでコート上の役割分担はスムーズにいっている。
 部活を通して、こつこつと粘り強く努力し続けるチャレンジ精神を培ってほしい。生活や勉強面でも、手を抜かず、あきらめることなく頑張った人が勝利を収めることを知ってほしい。夢をかなえるためには、日ごろの地道な積み重ねが一番の近道なのだから。
強さを後輩たちに/ 新城紗弥加主将


 みんなと一つの目標に向かい、気持ちを一つにして頑張ることができるのが、バスケットの一番楽しいところ。
 チームワークには自信があるが、試合中の声掛けがまだできていない。練習では大きな声が響いているのに、試合になると緊張して声が出なくなるみたいだ。どんな状況にもどんな相手にも動じない精神力をつけたい。
 今後、すべての試合を制覇して、強さを後輩たちに引き継ぎたい。 

top.gif (811 バイト)