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目標は九州制覇

県大会連覇「大輪の花」咲かす

狩俣中学校男子バスケットボール部

 「優勝旗を宮古に持ち帰りたい」。第23回全九州中学生バスケットボール春季選手権大会(3月15・16日、宮崎県)に県代表で出場する平良市立狩俣中学校(本村欣二校長)の男子バスケットボール部は、大会に向け練習に燃えている。同校は足を生かした速攻を得意とするチーム。宮古初の九州制覇なるか、注目が集まっている。
 狩俣中のバスケットボール部は1958年、当時同校の体育教師だった下地昭夫さんの発案でつくられた。学生のころバスケットを覚え、その楽しさを子供たちにも教えたいとの思いからだったという。
 同校はそれから現在までに、宮古地区大会で男子が20回以上、女子が10回以上優勝し伝統を築いた。今回のメンバーもバスケット熱の高い校風の中で育ってきた生徒たち。昨年12月の県新人大会を勝ち、そして今年2月の県選抜大会でも優勝し、九州大会出場を決めるなど、伝統と優れた指導者に育まれ、小さな学校に「大輪の花」を咲かせた。
 練習は、放課後の午後4時ごろから行う。パスやドリブル、速攻パターンの基本的な練習から始まり、最後は実践練習で締めくくる。生徒たちの側にはいつも浜川監督の姿があり、先月26日の練習では「ポジション(位置取り)が甘いぞ」と助言したり、見事なシュートを決めると「いいぞ、その調子」などと、ほめていた。
 選手たちは「優勝旗を宮古に持ち帰りたい」「一戦一戦を大事に戦う」「シュートをいっぱい決めたい」など、力強く抱負を語った。

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九州制覇に意欲を燃やす狩俣中男子バスケットボール部の部員たち


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速攻の練習風景、走りながらパスを連続するチームプレーはスピード感にあふれる



kagi030302-3.tif (75122 バイト)みんな向上心が強い
 監督 浜川 康成

 目標は優勝。全員足が速く速攻を得意とする。個人の攻撃能力が高く、色々な攻撃ができるのが強み。ディフェンス面も、戻りが速いのでしっかりしている。しかし、九州大会に向けてはもっと強化する必要がある。
 昨年12月の県新人大会でも優勝したが、先月の県選抜大会では、その時の反省を踏まえていいプレーを見せた。みんな向上心が強く、これがチーム力の原点になっている。九州大会にも、一回り成長して臨めると思う。応援をよろしくお願いします。


kagi030302-4.tif (75082 バイト)応援をおろしく
 コーチ 宮國 博弥

 みんなバスケットボールが好きで、上手になろうという向上心が強い。失敗をばねに強くなっていくチーム。これが「狩俣」だと思う。チームワークもほとんどのメンバーが、幼なじみなのでがっちりしている。生徒たちはみんな明るく、どの大会でも伸び伸びプレーしてきた。九州でも持ち味を十分出してくれると期待する。技術面は、浜川監督が指導しており、私は楽しくバスケットができる環境づくりの面で、監督を支えるようにしている。子供たちをハッスルさせるためにも、みんなの応援をよろしくお願いします。

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