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わくわくワ〜ク

ティダファームたらま

品質安全にこだわり・地下ダムの水を有効利用

  「夏(台風シーズン)の間、宮古には野菜が少なく、ほとんどが本土から入ってくる。このうちのいくらかでも地元でまかなえれば、地域のためになる」。多良間さんの野菜栽培は、この思いがきっかけとなった。
 水耕栽培を取り入れたのは、ミネラル分豊富な地下ダムの水が使えることや、作業の効率化が図られることなどが理由。施設(21アール)は、1998年度に補助事業を入れ建設した。2001年度には、生産が需要に追いつかないため、土耕ハウス(68アール)も導入した。
 水耕作物は、ネギを中心にミツバやチンゲンサイ、ミズナの4品目。土耕ではゴーヤー、ナス、トマト、ミニトマトなど。ほかに、農家が栽培したカボチャ、トウガン、ピーマンも引き取り販売している。
 7日は、早朝の7時半から収穫が始まり、午前10時ごろには、取りたてのみずみずしい野菜が集出荷室にずらりと並んだ。職員らは、野菜一つひとつを手に取り品質を点検しながら袋詰め。注文の電話にも追われるなど、作業場は活気にあふれていた。
 出荷先は沖縄本島や本土の大手スーパー、宮古のスーパーやホテルなど。地元向けの野菜を積んだ車は、正午前に農場を飛び出した。
 入社間もない池村和磨さんは「害虫を発生させないため(減農薬のため)の徹底したハウス管理にびっくりしている。雨音を聞きながらもできる作業は楽しい」と、職場に満足の様子。
 主婦の砂川悦子さんは「自分たちが作った野菜を多くの方が食してくださっていることをうれしく思う。職場もにぎやかで毎日楽しい」と話した。
 ティダファームは「安全性の高い野菜、有機質な野菜づくり」がモットー。そのために完熟堆肥を多用し、害虫防除には泡盛やトウガラシ、ニンニクなどを混ぜ合わせた液体を散布している。
 多良間さんは「今後は量の確保が課題。量がまだまだ足りない。そのためには、パートナー(契約栽培農家)を増やしていく必要がある」と、抱負を話した。
 ティダファームは、2000年には地下ダムの水を高度利用した経営が評価され、全国土地改良事業団体連合会長賞を受賞した。
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  チームワークバッチリ、働く仲間はいつも笑顔


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   ティダファームたらまのブランド品種


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