トゥリバー埋立地売却に全力

宮古島市地域戦略局長に就任した

与那嶺 大さん(52歳

与那嶺 大さん 企画政策部地域戦略局は、市有地売却に加えて企業誘致に力を入れるため、従来の土地対策局から名称を変え新たにスタートした。土地対策と下地島空港等利活用推進室、エコタウン推進室の三室からなる。
 トゥリバー埋め立て地の売却や下地島空港残地利用など、課題が山積する中での就任となった。
 「トゥリバーの売却が一番の課題。これが財政逼迫(ひっぱく)の最大の要因になっており、何としても解決しなければならない。前局長が交渉してきた企業に当たったり、県とも連携しながら企業を誘致したい。財政を好転させるため、全力を尽くしたい」と抱負を語る。
 トゥリバーの売却予定面積は約十三f、売却予定額が約四十億円。平良港下崎地区が一・五f、約三億円で二カ所合わせた売却予定額は約四十三億円に上る。この土地が売れないため、二〇〇五年度の市の連結決算は大幅な赤字となっている。
 下地島空港の残地利用については、都市計画課のマスタープランや企画調整課の国土利用計画、農政課の農振計画、県が九八年に策定した基本計画と整合性を図りながら進める。「下地島の利活用も今後の大きな課題。県や関係各課と連携しながら、計画策定を急ぎたい」と話す。

 与那嶺 大(よなみね・ひろし)1954(昭和29)年9月12日生まれ。52歳。池間出身。77年琉球大学法文学部法政学科卒業。84年平良市役所(当時)入り。港湾課長、都市計画課長、総務課長などを経て、2007年4月地域戦略局長。趣味は囲碁、ゴルフ、釣り。洋子夫人との間に1男。(新城孝夫)
 

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