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故郷の「青い海」を詠む
「海神祭」著者・第9回平良好児賞受賞者
伊良部喜代子(きよこ)さん(54才)
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34歳の時に短歌講座を受講したのをきっかけに「五、七、五、七、七」の世界に魅了されて以来20年間、数々の作品を生み出してきた。 これまで多くの短歌を詠んできたが、出版に当たり改めて自分の短歌を見直すと、海の歌が多いことに気が付いた。 「父が漁師だったこともあって、小さいころから海で遊んでいた。知らぬ間に自分の意識に深く入っていたのだと思った」。遠く離れた地にいても目に浮かぶ故郷の青い海が無意識のうちに短歌に色濃く表れていた。 題材はその時々で変わるが、多くは空想の世界から生まれるという。「空想の世界は自由自在で限りがない。月や太陽、魚にもなれる。夫も子供も誰にも入ることのできない私が作り上げた自分だけの世界。だからやめられないし一度もやめたいと思ったことはない」と熱く魅力を語った。「まだまだ未熟だが、これからももっと想像を膨らませて短歌を詠んでいきたい」。世界は広がるばかりだ。 伊良部 喜代子(いらぶ・きよこ)1950(昭和25)年11月10日生まれ。平良市西原出身。那覇市在住。98年橄欖賞新人賞受賞、第11回県短歌大会(宮古島大会)平良市長賞受賞、99年合同歌集「きさらぎ」出版、04年歌集「海神祭」出版。 |