孫の手紙が宝

親泊 昌金(しょうきん)さん(84歳)
1922(大正11)年2月15日

(城辺字下里添)

ganzurogo.tif (147800 バイト) 若いころからサトウキビ栽培と野菜作り、畜産業と休む間もなく働いた。その仕事ぶりが高く評価され、本土復帰と同時に地区の農業委員を六期、十八年間務めた昌金さん。
 現在も畜産業に従事しており、「養っている牛が順調に育っていくのが一番の喜び」と笑顔を見せる。
 居間の壁いっぱいに飾られた孫たちからの写真や手紙。『おじい、おばあはわったーの宝』『二人の孫として生まれてきたことを誇りに思います』。日に何度も目をやる、大切な大切な宝物だ。
 料理上手な妻の幸(さち)さん(77)とは今も昔も「けんかする暇もなし」というほど仲良し夫婦。昌金さんの隣には「百歳まで長生きしましょうねー」と幸さんがいつも寄り添う。
 遠く離れて暮らす孫たちへのメッセージ。「何事も一生懸命にやること。おじいとおばあは、みんなの成長を宮古から見守っているからね」。
 子ども五人、孫十四人。
                                  (坂本慧)

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